風の王国 王太子の花嫁 (風の王国シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 111
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086014656

作品紹介・あらすじ

シャンシュンから帰って一年がたち、翠蘭とソンツェン・ガムポ大王との再婚の日がやってきた。結婚式の夜、大王が血を吐いて倒れ、大王の体調が思わしくないことを知った翠蘭は、ラセルの4人の花嫁候補に会いに、ド氏の治めるツァントゥーに赴く。そこで、翠蘭はアマルカ、ティマルー、ラゲン、プーシェという少女たちとの触れあいのなかで、ある決意をするが…!?人気シリーズ新局面へ。

感想・レビュー・書評

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  • いよいよその日が来た!的な……(;_;)と思ったら、そこまでひどくなくてよかった……。助かりました。ラセルの結婚相手を探すことになった翠蘭。行った先の国ではまた困難な人間関係が……。後編が楽しみです。

  • 約束していた舅との再婚。
    その最中の、思いがけない状態と、花嫁選び、という仕事。
    休まる暇もなく、またしても出かける事に。

    感覚的に、舅と再婚というのは考えもつきませんが
    それはこちらの感覚で、の事。
    所変わらば品変わる、という状態です。
    理由を述べられれば納得はしますが、だからと言って
    従えるか、と言われれば謎ですし。

    しかし嫁候補の父親…すごいです。
    そこまでして娘のアピールをしたら、うんざりする、という事に
    気が付いてない、のでしょう。
    器が小さい、としか思えないのは、周囲の『男』達が
    できてたせい、でしょうか?
    これは想像しなくても、辟易する状態です。

    しかも何かまださらに起こりそうな状態で続く、ですし。
    どう考えても、アピール親父が何かしそうですが。
    それの上も何かしそうですが…どうなる、というより
    どうするのでしょう?
    とりあえず、アピール親父の長女は駄目な感じがします。

  • リジムの服喪明けで、いよいよ正史に戻ってソンツェン・ガムポと結婚。
    そうくるか、とは思ったが、10年若かったらまた違っただろうな、性格的に。でも一人息子で出来もよかったので、そうでもないのか。

    ラセルの結婚問題編。

    久しぶりに読んだけど、設定がきっちりした世界観で安心。出来れば普通の文庫で発刊してほしい・・・(のが手にとりやすい)

  • 奈良、吉野、上山などを舞台とした作品です。

  • 再婚に息子の嫁探しか~、翠蘭の揺れる心がコバルトしていました。

  • まさか、コバルトでヒロインの再婚シーンが出てくるとは思いませんでしたわ(笑)。
    いや、歴史ものである以上、その手のことを無視するわけには行かないと思うんですが、リジムがお亡くなりになった時点で、このお話は終わりかと思っていました。と言うか、史実から考えてどこまでやるんだろう、というのが事前に思っていたことではあるんですが。クンソン・クンツェンが早く亡くなってしまうのは歴史の規定事項であるわけで。コバルトでやる上で、ヒーローに取り残されるヒロインはどうなの……と。
    冒頭、リジムを思って草原で泣くシーンが印象的でした。涙ぐんじゃったよ。

    でも、どこまで続くのかなぁ。
    そして、登場人物の多さと名前の難解さに、段々誰が誰やらわからなくなりつつあります(笑)。

  • 最初 姪に「面白いから」と貸されて 読んでみたら
    子供向けだと思っていたけれど とんでもなく ステキな
    作品でした。
    自分でシリーズを買うようになって この最新刊も 発売と
    同時に買いました。
    巻末に載っている参考資料の数を見るだけでも どれだけ
    たくさん調べて 書いておられるかが分かるし その参考資料の
    ほぅも 読んでみたくなります。
    まだまだ 自分の知らない歴史世界があるんだなぁと実感。

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