嘘つきは姫君のはじまり 寵愛の終焉 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086014373

作品紹介・あらすじ

『一生に一度の、ぼくのただひとりの恋人だ』妃になって欲しいと、次郎君からはっきりと求婚された宮子。藤壷の中宮が倒れるという不慮の事態に後宮中が騒然とする中、宮子は考えていた。次郎君がどれほど真剣に自分を想ってくれているか。そして、重大な秘密を抱える自分の存在が、彼にとってどれほど危険かを。後宮から-彼の側から離れることが、自分にできる唯一の選択ではないかと。

感想・レビュー・書評

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  • よろめきめろめろドラマ部分は良いと思うけれども
    それにつられて今巻では構成がよろしくない
    短編を置く位置がどうこうよりそれを踏まえての筋書きが単調

  • 「嘘」の姫君、宮子はほんとうに好きな人に別れを告げなくてはならなくってしまう。しかし、別れを前に、彼の手を離すことはあまりに辛くて……。
    ぎゅはー!ラブ方面がもももりあがってきたー!中盤までのどきどきがたまらんですのぅ。そこを後押しする女房としての馨子もまたぐー。普通の少女小説なら、宮子だけで話が進むところを、馨子がいるからこの物語、視点がある感じがする。ところでこの短編は先に収録すべきでは(笑)。前振りが無駄ではないかー。しっかりとした平安時代が舞台のラブコメミステリとしておススメシリーズです。

  • シリーズ当初は馨子のキャラクターで読ませるミステリーだったけれど、今となってはすっかり宮子と次郎君のいちゃいちゃっぷりを楽しむ作品になってしまった気がする。馨子の影の薄さときたら。

  • うん、だからかわいそうなのは、次郎君でなくて真幸でしょ(三度目)

    そして何度も言うけど、馨子様あやまってくれ!!!

    最終的に有子姫と真幸の恋を書くのだけはやめてほしい。
    最後に匂わす程度であれば、まだいいけど。。

    やっぱり思うのは、次郎君&宮子カップル自体に文句はないけど、
    そこに真幸も入れてくれれば、さらに文句ないんだけどな。。。

    真幸の方がいいと思った事はないのに、こんなに
    3人がいいと思うのは、本当の恋ではないにしろ、
    初めに二人が両想いだった事が大きいと思う。
    もし、真幸の片思い、もしくは宮子が真幸への気持ちを
    初めから恋なのか、幼馴染としてなのか、悩んでいるような
    設定であれば、次郎君&宮子カップルだけを純粋に応援出来たのに。。。

    ところで、ロマンティックばかりでミステリーどこいった?
    ミステリーないと馨子出てこれないよ。
    ロマンティックに馨子が出てくると正直嫌いになりそう・・・。
    だって本当に謝ってくれて思ってしまうから。

  • ついに、次郎君からはっきりと求婚された宮子。しかし、秘密を抱えた身代わり姫である自分が、東宮である彼の想いを受け入れることはできない。そんな状況に苦しむ宮子は、ある決意をする。

    五節の君と姫子さまが良い主従!
    姫子さま無敵の姫君でしょう。なんかこのまま成長したらと思うと末おそろしいです。
    それにしても有子さまがうわさに違わぬ可愛さでした。

  • これも登録漏れか…orz

  • 前巻終わりで、兄皇子にケンカ負し、好きな姫にはフラレ、母上の容態がわるくなるふんだりけったりな東宮と、
    とうとうかっさらわれちゃった真幸と、
    真幸のことを好きらしいけど、気付いた瞬間に振られ且12だか13だか下の次の東宮に嫁ぐことになってる有子姫。

    主人公は色々盛り上がってますが、この3人がかわいそうでならない・・・。

    蛍の宮の添い臥しの君は、まあ相愛になりそうな天狗姫で何より。

  • タイトルは「寵愛の終焉」ですが、宮子の方が拒否ってます。
    そして、フラれても諦めない次郎君。

    「後朝(きぬぎぬ)」という章があります。ちょっとドキドキ?
    ※恋人同士が、別れの朝に衣服を交換すること

  • サブタイトルが「寵愛の終焉」とあるし、帯にも「さようなら、次郎君」とあるので、とうとう東宮と別れるのかなって思いながら、読んでましたが、いいところで次巻に続いちゃった。。。

    次郎君が、自分を好きだと思うのに、断られる理由を聞き出そうと、いつになく宮子へのラブっぷりを見せますが、挿絵も含めて赤面(^^ゞ夜這いはだめっすよ。。。次郎君。
    気をきかせる馨子様もすごいけど・・。

    途中、蛍の宮の元服の際の副臥の姫の話が出てきますが、その姫の話は後半にあるので、そっちを先に読んだ方が、本編の姫の話が分かりやすいと思います。

    最後は次郎君と宮子、真幸と有子姫っていう感じでまとまるような感じはしますが、「悪魔のような花婿」と、しばらく同時進行するみたいなので、まだ続きを読めるのは先かなぁ。
    早くこっちを終わらせて欲しいです。

  • ついに宮子が次郎君の傍を離れる覚悟を決めてしまいました。
    宮子の葛藤して決めたことだけど、次郎君派の私としては宮子のこの決断はちょっぴり悲しいものでした。
    でも、だからこそ次郎君には宮子のことを追いかけてもらいたいです。
    今回話しの中に左大臣の姫君が出てきますが、宮子と薫子は会ったことがあるという。
    そんな話あったかなと思ったら、この「寵愛の終焉」の後方に短編に収録されていました。
    そっちを先に読んだ方が話が分かりやすいかもしれません。
    早く次の巻が出てほしいです!

    <参考もくじ情報>
    序章
    第一章:惑乱の嵐
    第ニ章:後朝の別れ
    第三章:風立ちぬ
    短編:尼姫さまがやってきた

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