嘘つきは姫君のはじまり 姫盗賊と黄金の七人(前編) 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086013109

作品紹介・あらすじ

「有子姫が、消えたはずの大姫を市で見かけた-。」そんな思いがけない報せを受けた宮子。神隠しを装い、身分違いの恋人と京を離れたはずの大姫が、なぜ市にいたのか-。真相を探るため、宮子は馨子たちと市に出るが、そこで偶然、美貌の女盗賊・竜田と再会する。大姫の恋人について何か知っている様子の竜田に協力を頼む宮子。しかしそれは、予想もしない大事件への入り口だった…。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は強ミステリ仕立て
    ライトノベル的少女小説としては構成も描写も安定の出来栄え抜群
    安心して読める

  • 主人の馨子と入れ替わり、後宮で御匣殿として働くことになってしまった宮子。今回は、人探しに出向いたらなぜか盗賊たちの揉め事に関わることになってしまう。しかも、宮子一人の力で!ブレーンである馨子と引き離されて、宮子、ひとりでやってみる!の巻です。
    安心して楽しめるなあ。真幸くんは久しぶりにたくさん出てきたと思ったら、なんか有子姫との間にフラグ立ててませんか?(笑)まあ、君はそれでもいいよ、もう……次郎の君はもう、年下なのに年下とは思えんその手練さは……老獪と言ってあげよう!これでぐらっとこんかったらあんただめだろ!ぐらいの!(笑)面白かったです~。後編早くでないなー。

  • 5人の頭領が勢ぞろいした見開きの絵は壮観だった。竜田がこのようにして宮子たちに関わってくるとは思わなかった。謎も多く、舞台もふたつに分かれ、後編への期待が高まる巻だった。

  • 一番うれしかったのは、馨子が宮子を「ひだまり」って
    言ったところ。良かった必要とされてて(笑]

    手相から始まって宮子が活躍し始めて良かったな。

    蛍もどんどん関わってきてほしいけど、
    そこまでしないだろうな~。

    やっちゃだめだけど、馨子が戻った方が
    早く解決できるだろうね。なんなら統領にもなっちゃいそう・・・。

  • 駆け落ちしたはずの大姫が、見つかったとの文を受け取り、真相を探るため市に出かける宮子。そこで美貌の女盗賊・竜田と再会。行動を共にするうち、想像を超えた大事件に巻き込まれて。

    真幸が今巻はけっこう活躍してくれてうれしかったです。彼の存在感が濃くなった感じがします。
    でも次郎君がいるということは………なんですよね。
    宮子がいない屋敷をきちんと手入れしているという話にほろりときましたので、それは切ないです。

    前後編だけあって、おどろおどろしさは今まででダントツでした。
    古き良きコバルトっぽさもありながら、それだけではないのがこの本です。

  • シリーズ物

  • 連続殺人と遺された宝の謎。

    源頼光登場。
    いつか酒呑童子討伐や土蜘蛛退治もエピソードとして出てくるのかな。

  • 初の前後編です。

    盗賊の屋敷に連れてこられた、いつものメンバー。
    (宮子・馨子・真幸・有子)

    謎の死を遂げた頭領。そして、連続殺人事件。
    もう少し平安っぽさがあれば最高ですが、面白かったです。

  • あらすじの事件関係ねぇ(笑)今まで貴族的な展開だったので、盗賊たちに囲まれての日常がちょっと不思議な感じに。そして馨子様はどこでだって馨子様。あと、登場人物が一気に増えたはずなのに、特徴があるから意外と見分けつくのが書き分けすげーと思いました。

  • 嘘つきは姫君のはじまりシリーズ4巻目。今回は前後編の前編です。
    2巻で登場した竜田がまたまた登場します。
    宮子と馨子が離ればなれになり、囚われの馨子を助けるために宮子が頑張ります。
    宮子にアタック中の次郎君ですが、今回は前の方にちょこっと出番があるだけで、あまり出てきてくれませんでした。
    次巻に次郎君の活躍を期待します!

    ~参考目次情報~
    序章
    第一章:嵐のごとく奪うもの
    第二章:百舌殿殺人事件
    第三章:双調・からくり狂想曲(上)
    第四章:双調・からくり狂想曲(下)

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