嘘つきは姫君のはじまり 恋する後宮 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086012690

作品紹介・あらすじ

とうとう後宮にあがった宮子。華やかな殿舎や女たちに戸惑っていたが、次郎の君の優しさを受けて、なんとか慣れない生活に馴染んでいた。ある日、東宮のお妃候補といわれる美しい皇女・鳩子と出会う。すると、あっという間に、二人を囲んだ、宮中全体を巻き込む一大イベントが催されることに!しかし、内裏では不審火が続く事件が起きていて…?平安ロマンティック・ミステリー、急展開。

感想・レビュー・書評

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  • 初作品と比して脅威の伸長
    今回はミステリ控えめ平安舞台の少女小説だが充分に面白い
    目指せ今代のジャパネスク

  • シリーズ三巻目。いよいよ後宮に入ってしまった宮子。またしても馨子のせいで男子禁制のあるイベントが開かれることになってしまって……。文化系イベント、そしてミステリの部分があいかわらずよい出来です。この感じでいってほしい!ロマンスはこの程度でよいので!なんだかすっかり蛍の宮がいいなぁと思えてきました。真幸は、ついうっかり誰かとできちゃったりしてもいいかもー(笑)。

  • 後宮ものが好きなので待ってましたーな話。全然ドロドロしてない後宮。コバルトで稚児ネタがあるとは思わなかったけれど…。競い合い面白かった。もう一度書くけれど、後宮なのに全然ドロドロしていない。

    ネタバレをみたら、あー、そっちに行くのね~残念…となってしまった。実はそっちを応援していた自分に気づく。

  • いつもながら、コバルト文庫一冊分とは思えない濃厚さ。今までの中で一番好きかもしれない。派閥に分かれながらも、後宮の名のもとに団結する女たちの姿に感じ入るものがあった。共犯者になった宮子たちはもう彼女たちの一員なんだろう。嘘もつき続ければ本物になる。いろいろな暗示がされた巻だった。

  • だれか、相関図!とまたも叫びたくなった3巻目。
    名前がややこしくて覚えられない、しかも仇名もあるのでなおさら。

    次郎君が頑張ってくれたので、やっと、ロマンティックが
    出てきた感がある巻でした。

    ところで、宮子の正体というか、馨子の正体皆気づいて
    いるのではないかな?だって、あまりにも血の性格が似ているのだから。

    実際はそうならないだろうけど、何もなく過ぎた場合
    馨子は最終的に1年後どうやって切り抜ける
    つもりだったのか聞いてみたい。

  • 後宮にあがった宮子。目立ちたくないという願いもむなしく、早速、東宮のお妃候補といわれる姫君に目をつけられる。その上、二人を囲んで、宮中全体を巻き込む一大イベントが行われることに。

    平安ものはあまり読まないのですが、このシリーズは好きです。古き良きコバルトっていう感じで。
    今回も安定して蛍の宮がかっこいい。東宮も好きですが、蛍の宮に食われている気が……。東宮のかっこいいところも見たいです!

  • ザ・後宮政治が垣間見える巻。
    にしても、この競技は楽しそう。
    謎解きはイマイチでしたが。
    今回は不審火と消えたかぐや姫の謎。

    そしてコバルトお決まりに、だんだん宮子ハーレムが出来上がってきました。史実に忠実にいくなら真幸は振られてしまう・・んだろうけれども(公職デビューしてるからもう入れ替われないし)、令泉帝は在位2年だし、そんなエンディングなのかしら(2年だけ妻契約)、と思ってみる。

  • 嘘つきは……シリーズ3巻

    「天徳内裏歌合」をモデルにした「美女合わせ」の話。
    貝、歌、香、酒、そして最後に、謎の絵合わせ。

    ミステリとしての評価はシリーズ最高ですね。
    (動機・犯人が解かっている。馨子と黒幕の対決シーンがある。)

  • 玄関
    ほんだらけ袋

  • ヒロインは宮子としても、ヒーローは真幸なんだか次郎君なんだか?そしてタイトルどおりの若者たちのどたばたと、その裏で実は展開されていたタイトルほどにポップでもないシリアス部分の按配がいい感じでした。宮子のワトソンポジションもいい感じだなー。馨子様ほどではないのでしょうが、聡明な女の子ですよね、身の丈にあった感じの。

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