アンゲルゼ 永遠の君に誓う (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 165
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086012393

作品紹介・あらすじ

実戦を重ねるごとに「女王蜂」としての才能を開花させていく陽菜は、捕虜になったアンゲルゼたちを配下に従えるまでに成長する。覚野は学校に全く来なくなった陽菜を心配して湊に会いに行くのだが…。その一方、有紗の具合もどんどん悪くなっていく。残酷な決別は、陽菜を孤独に追いやるとともに、彼女の使命の重たさを浮き彫りにしていく。遂に、運命の時が来る…。陽菜が選んだ道とは。

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻。体の変調が治まり、実戦にも慣れはじめた陽菜。しかし、その先にはさらなる過酷な現実が待っていた。決断を迫られる中、現在、過去、未来、すべてと向き合えるのだろうか――。
    読み始めたら止められない怒涛の360ページでした。陽菜の決断と行動がすごかった。1巻であんなぐずぐず言ってた子が(それが普通だと思います)、ここまで成長するとは!みんな幸せになれるんですよね?なれるんですよね!?
    おそらく大人の事情で全四巻に収めることになったんだろう影響で、未回収の伏線や疑問が残っていたりしますが、それでも十分に面白かったです。素晴らしい作品でした。

  • 何故打ち切った。

    無理してまとめた感があるけど、クオリティは高いと思います。
    もっと余裕持って展開して欲しかった。

    軍隊ものは人気ないんですか?いいのに…すごく…
    もの足りなかった方は「AAST」の同人誌を是非。

  • 人間との戦いを続ける異形、アンゲルゼ。一人でただのこどもでいた陽菜は、その争いに巻き込まれるだけではなく、中心人物となっていく。セカイ系の世界観にものすごい勢いでとりこまれていった一人の少女が、異形に変貌していく様を見届けることができました。
    はー、すごい……濃密だったー。この時期に読んでよかった。この世界大好き!ではないけれど、これはすごい。四巻完結なので、手を出しやすいかと思います。1巻はちょっとこの主人公どうよ、と思いましたが、巻が進んでくるとどんどん面白くなってきます。いやーすごかった。そんじょそこらのなまぬるいどろんこなんておいてけぼりです。ごっつぁんでした!大人がかっこいい物語としてもおすすめ。

  •  やっぱり駆け足だなぁ……いろんなエピソードが怒涛のようにやってきて駆け抜けられた感。これがきちんとえがかれていたらどうなっていたんだろうと思う。
     セカイ系なのかしら。これも。

  • 表紙が本当にいいですねえ。
    皆さんの感想をみると何度も読まれてる理由がわかりました…。
    なんてこと…マドマギ以来の衝撃波。

    無力なもーちゃんがもう、愛しいです。
    そしてなんと、皆さんの感想で、これが当初書かれる巻数を減らされたこと、そして補完本なる存在??
    もう手に入らない??なんてこと〜〜〜!
    感想サイトみて断片的に情報入って悶え中…一般文庫にて完璧版を〜!(そして覚野中尉、10年たっても知らないことだらけで涙)

  • うん、好きだ。

    これを少女小説と分類して良いものか、ちょっと悩みました。
    重いお話。

    ちゃんと完結してしまっているけど、未だに続きを読みたいと感じる時があります(笑)

    もーちゃんのデレが、
    もっと見たかった気もする。
    でも、程よい気もする←

  • 一冊にまとめるためにかなり詰め込み感があったが、それでも良くまとまっていたと思う。

  • 絵柄が好きじゃなかったけど、大好きな作家さんだから読んでみたら引き込まれました!全巻一気に読破です。

  • 女王蜂としてめざましい働きをする陽菜。けれどその分普通の人間らしい生活は失われていく。そして陽菜に明かされた真実とは。怒濤の最終巻でした。私は湊くん派だったのですが、彼が有紗に向ける想いが切なかったです。

  • 今まで読んだコバルト文庫の中で、ダントツで面白かった本。もっともっと読みたかった

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著者プロフィール

『惑星童話』にて94年コバルト読者大賞を受賞しデビュー。『流血女神伝』など数々のヒットシリーズを持ち、魅力的な人物造詣とリアルで血の通った歴史観で、近年一般小説ジャンルでも熱い支持を集めている。2016年『革命前夜』で大藪春彦賞、17年『また、桜の国で』で直木賞候補。その他の著書に『芙蓉千里』『神の棘』『夏空白花』など。

「2022年 『荒城に白百合ありて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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