アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2008年9月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086012072
作品紹介・あらすじ
迫り来る対アンゲルゼ戦に向け、陽菜たちの厳しい訓練は休むことなく続けられていた。能力が驚異的なスピードで覚醒していく陽菜の身体には、天使病患者特有のある変化が現れ始める。軍の施設で何が起こっているのか訝る覚野は、楓や西原とともにアンゲルゼの研究会を立ち上げる。さぐりを入れる覚野に対し意外にも敷島は協力的で。衝撃のサバイバル青春小説、息もつかせぬ怒涛の展開へ。
感想・レビュー・書評
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ヒロインは恋をしなければならないんだろうか、とそんな違和感を若干感じる。
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巻を追う毎に主人公を取り巻く状況は絶望的になって行くが、比例して面白くなってくる。
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第3巻。対アンゲルゼ戦に向けての訓練が続く中、陽菜の体に異変が現れはじめていた。一方覚野は、陽菜の様子がおかしいことに疑いを持ち、軍にさぐりを入れようとするが――。
現実が迫ってくる中、それを受け入れようとする陽菜の姿が痛ましかった。まだ14歳なのに…。分かっていることですが、戦争ってほんといかんなと思いました。
そしてツンが多すぎる覚野のツンデレは許してあげようと思いました(笑) -
須賀しのぶは最近書店でよく見かける作家で何となく気になっていた。
しかし、単行本を買うまではいかず、様子見をしていた状態。
偶然古本屋でこのシリーズを見つけたのでためらわず購入。
コバルト文庫でしかもSFだけれど面白い。
全4巻なので残りを買いに出かけたけれど売っていない。
ようやく丸善=ジュンク堂で1冊だけ見つけた。
2008年の出版なのにライトノベル業界は回転が速すぎる。新しいものが次々出版されてロングセラーというものが存在しないのだろう。
書店の棚の占有率でも老舗のコバルト文庫は片隅に追いやられている。何だか知らない間に多くのライトノベル専門の文庫が出版されている。ここにはまり込んだら大変そう…
そういえば最近の作家はライトノベルで修行して、本格的にデビューするパターンが多いので、この人も伸びてゆく人なんだろうな… -
対アンゲルゼ戦に向けて、苛烈な訓練を耐える陽菜。そんな中、陽菜の体にはある兆候が現れ始める。お、重かったです。この巻ではさらに軍事色が強く。おもしろいけれど、読むのがつらくなる一冊です。
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相変わらずおもしろかったです!
しかし、少女小説なのに作品紹介で「サバイバル青春小説」って…
ラストは不覚にもニヤニヤしてしまいました。ああいうの大好き。 -
シリーズ3作目。
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過酷を極めていく中でふとした幸せがどうしようもなく大切になる。
もーちゃんが切ない。 -
最後の最後に少年よくやった。