- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086011723
作品紹介・あらすじ
親友リコの「孵化」を私の歌が助けた…?次々に明かされる衝撃の事実に戸惑う陽菜。能力の検査と訓練のために軍の施設に通い始めるが、そのメニューは苛烈を極めていた。新しい仲間、有紗もなぜか酷く冷たい。何度もくじけかける陽菜だが、世界は彼女を待ってくれなかった。アンゲルゼの「大活動期」が目前に迫っている…。重すぎる使命と折れそうな心を抱えた陽菜の、凄絶な夏が始まる。
感想・レビュー・書評
-
覚野君が思った以上に中2だったので驚いた。デレないツンだ。
いやむしろ再読すると中里さんに萌える。彼女はツンデレです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
えげつない だが そこがいい……(※調教済み)
軍事訓練の書き込み方に思わずレーベル名を二度見したくなった。基地での訓練の日々が身体的にも精神的にも辛ければ辛いほど、試合観戦やその帰りのウィンドウショッピング、バーベキューに花火といった何気ない日常が本当にきらきら輝いて見えた。儚くて切なくて眩しくて、でもそれがほんとうは日常だった、と。それを陽菜が自覚している分、そしてもう戻らないと分かっている分、痛々しくてどうしようもなくなる。
人は、欲しいときに欲しいものをくれた人に恋に落ちる。真理かもしれない。
あと、歌で世界を救う! みたいなはいはいファンタジーヒロインの標準装備乙といった能力がきちんと現実的な重みを持った理由+苦しみを伴っているのが非常に良かった。そこが陳腐になってしまったら骨が抜かれた作品になるだろうから。これをコバルトで書いた須賀さん格好良いほんと格好良い。打ち切ったという噂が本当だったらコバルトに未来は無いと思う……。
陽菜はマリアとくっついたら良いよ。 -
第2巻。アンゲルゼと戦う力を持つと分かった陽菜は、毎日軍から指示された訓練にあけくれつつ、残された日常をかみしめるが――。
まだ14歳の主人公が容赦なく現実を突きつけられていて、1巻とは違った意味でしんどいです。こんな現実大人でも耐えられるかどうか…これ本当にコバルト文庫でしょうか(笑)サブタイトルの切なさが沁みます。
そして少しですが、覚野の本心が分かってよかった。 -
2011年10月3日〜10月4日
-
貴重な戦力として夏休みの間基地で訓練を積むことになった陽菜。そこで知らされたのは容赦ない厳しい現実だった。これでもかというほど陽菜がかわいそうな目にあっています。この手加減のなさ、今までの少女小説にはなくてよかったです。
-
おもしろかったです!
続き物だから、なんとなく☆×4にしてみましたが…
シビアな展開のなかで、青春らしいシーンが輝いています。 -
シリーズ2作目。
-
あとがきのマリアとくっつけばいいんじゃね?に納得してしまった笑
-
最後にして過酷すぎる夏。
もうちょっとラブ要素があっていいよ!っというじれったさがいいのかなー。