嘘つきは姫君のはじまり ひみつの乳姉妹 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2008年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086011662
作品紹介・あらすじ
時は平安-。没落貴族の乳姉妹、宮子と馨子。美しく聡明で破天荒な姫君・馨子に振り回されながらも、宮子は幸せに暮らしていた。ところがある日、馨子は超名門貴族・九条家の隠し子であることが発覚!「ある事情」から、宮子は馨子の身代わりになるはめに!その上、九条家には神隠しで消えた姫君の謎と、貴族の陰謀が渦巻いているようで…!?ロマンティック・ミステリー、ここに開幕。
感想・レビュー・書評
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成年してから初めてコバルトに触れた(少女にあるまじき)者としては、多分、こういうノリが本来少女小説の王道と分類されるものなんだろうと感じた。物語としてはそれなりに整っていると考えられるけど、はまれない……つまりヒロインがあまり好きになれないのであった。で、でもこういうヒロインが多分、王道なんだと思う。まだコバルトは須賀しのぶか榎木洋子にしか触れてないため耐性がついておらず、ヒロインとヒーローたちのあまあい語らいのシーンなどにさしかかるたびいたたまれなくなった。それよか剣戟の場面に興奮する程度の女子力。
続巻読むかは微妙なところ。事件の真相も黒幕的人物のアタリもすぐ分かっちゃったし、次郎君の正体なんてキャラ絵見ただけで気付いてしまったし……しかしそこに主眼をおかないであくまでコバルト文庫として読む楽しみ方をするのがいいのかな。
正ヒーロー(だろう)真幸より断然、次郎君が好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公が自主的に行動する事がほぼないのに話が進んでいきはちゃめちゃなノリやテンポのいい進み方など読んでいて面白かった。
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時代背景は平安だけど、かなり自由な感じでお姫様動いてました。あっさり読めて楽しかった。
続き、たくさんあるのね。読めば楽しいだろうけど、悩ましいな。女の子がハーレムになるお話は楽しいけど、二股みたいになって欲しくない。 -
平安時代密室ミステリ
というだけで相当凄いがキャラ配置と展開も驚き
ヴィクトリアン伯爵のようにぬるくない
以降どう回すのか楽しみ -
軽く読めて面白かった。
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平安ロマンティックミステリー!
謎解きも平安模様も、
楽しめる! -
主人公が秘密を抱えているという設定はどきどきするので大好き。時代の雰囲気も出ていたし、キャラクターは魅力的でおもしろかった。なにより一冊がとことん濃い!でもミステリーの部分は???となってしまった。密室から消える必要性はあったんだろうか。楽器って、踏んだらだめじゃないかな。
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悪魔のような花婿が良かったので こちらも読んでみようとおもいましたが
物語に入っていけず 途中で断念しました。
もっと読めていれば面白い作品なのかもしれませんが
挿絵も苦手で読む気が・・・^^; -
宮子の乳姉妹である没落貴族の馨子は超名門貴族・九条家の隠し子であることが発覚。ある事情から、宮子は馨子の身代わりになるはめに。
めずらしく最初から主人公に恋人がいる設定でした。
これはこの後、素直に真幸・宮子とはいかないのだろうなぁ……と楽しみです。
もう少しシリアスで固い方が好みなので、これからに期待大です!