水無月家の許嫁3 天女降臨の地 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065335185

作品紹介・あらすじ

明らかになった水無月家の闇。百年に一度生まれる“不老不死”の神通力を持つ葉は、一族の掟で余呉湖の龍に贄子として喰われる運命にあるという。敵陣に攫われた六花は無力感に苛まれるも、輝夜姫なら龍との盟約を書き換えて葉を救えると知る。「私はもう大切な家族を失いたくない」嵐山で過ごした大切な日々を胸に決意を固めた六花は、ついに輝夜姫としての力を覚醒させる――!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3弾。
    今回色々真実が分かってとてもハラハラドキドキしながら読み進めました。ドキドキもあり、とても良かった。まだ続きがありそうなので、次回作品が楽しみです。

  • 面白さに目が離せず一気読み!輝夜姫の覚醒に、贄子の運命、水無月家の闇が明らかに。この先の展開が楽しみ。

  • シリーズ3作目、第一部完…とは明言されていないけれど、お話的にはそんな感じでした。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    “輝夜姫”の二つ名をもつ本家の血筋の娘・水無月六花。
    そして分家筋から本家当主となった水無月文也。
    二人は複雑な事情を抱えた婚約者同士である。

    文也には、不老不死の神通力をもつ弟の葉と、結界の神通力をもつ妹の卯美がいる。

    弟の葉は、100年に1度生まれる不老不死の子であるが故、20歳になると余呉湖の龍に生贄として喰われる運命にあった。
    本来であれば、その儀式まで数年あるはずだったが、儀式を執り行う分家の長浜の総領・道長のしわざにより、龍を怒らせてしまったため、儀式をすぐ行う必要が出てきてしまった…

    龍との盟約を書き換えられるのは、輝夜姫である六花だけ…
    六花は葉を救いたい一心で、輝夜姫の力を覚醒させる…!

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    異能の力が入り乱れるファンタジー要素もありながら、恋愛話でもあり、そしてこのお話乎ドロドロしたものにしているのは異能ではなく、それを使う人間の闇…というところが、恐ろしいです…
    特に、長浜の総領・道長はゲスですゲス。ちょーゲス。
    いやもう、なんでこんなヤツに、あんな神通力が…(絶望)
    あんな行いをしていても、一族の力でもみ消されるなんて…神通力とかよりも、そういう人間の闇のほうが、よっぽどゲスくてイラッとします…!!!
    こういう人間は、物語の中だけでなく、世の中からも一掃していただきたいものです…!!
    (ちょっと他の怒りが混ざっている模様…)

    文也と信長(道長の息子)の過去も明かされ、2巻までの伏線も回収、最後は第1部完といった雰囲気でした。
    シリーズは続きますが、今後は新キャラも登場?しそうな雰囲気で、新たなフェーズの展開になりそう…!

  • 輝夜姫の末裔の水無月家
    色んな能力を持って生まれる中
    不老不死は生贄にされるしきたりに
    家族が周りが何とかして阻止しようとする
    行動にどうなるんだろうと
    ドキドキしながら読みました
    ひとまず六花と文也
    お互いの本当の気持ちが繋がって良かった

  • 葉の秘密である不老不死が明らかに。
    水無月家の分家・道長によって例年よりも早く龍を目覚めさせ、贄子である葉を差し出す儀式を行おうとして…

    ついに、六花が輝夜姫として覚醒。
    文也は葉を助けるために水無月家の当主となり、六花を許嫁として迎えた。お互いが想いあってはいたけれど、文也はどこか後ろめたさがあったのを今回吹っ切れてようやく両思いになれて良かったです。いがみ合っていた信長との関係も、道長を欺く為に悪く見せていたのが普通に笑い合える関係に戻れてホッとしました。

    両思いになれたけれど、まだ婚姻はされていないので、波乱の予感がしますね。

  • 重かった〜。でも読み終わった後の充足感と次巻への期待が大きくなりました。
    登場人物達のそれぞれの今後の展開も楽しみです。

  • 1、2巻のほのぼのしさはなく
    常にピリピリしてる感じ
    信長と文也の関係はかなり意外だった
    これで照子は起きるのかな
    信長父のあまりのイッちゃってる感に
    琵琶湖が怖くなる…

  • 流石の友麻先生。
    美しいイラストも、美味しい食べ物も、幻想的な景色も相まって、圧倒的なラスト!
    大団円!と思いきや、まだ続くとのこと、嬉しいです。楽しみでしかありません。
    鬼嫁シリーズでも出てきた土御門家とか河童たちもちょろっと出てきて、友麻ファンにはたまりません。 コミカライズもされてるんですね!でも実写化は希望してません。
    人間では無理かなあ…この儚さとか、生々しさがないとこが。

  • 想いが通じ合ってよかった。でもこれからがまた大変らしく…。まだまだ続きを読みたい、楽しみ。

  • 水無月家3冊目。

    六花が力を暴発させたところで終わっていたので、
    とても気になっていた。
    文也の弟、葉を生贄にするのはどうなってしまうのかな、
    と軽い気持ちで読み始めたが、
    まさか分家に文也の父が殺されていて、
    その復讐のために六花を利用するつもりだったとは驚きだった。

    しかも、その犯人の息子である信長とは仲が悪いふりで、
    裏で共謀していたとは、なかなか深い。
    無事、六花は龍と新しい契約を結び、
    葉を生贄とするのを延期してもらうことができる。
    文也との関係も良くなってめでたし、めでたし。

    とはいえ、かぐや姫になぞらえているということは、
    このあとまだ求婚者たちが現れてもめるのか?

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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