オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス)
- 講談社 (2022年10月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065287576
作品紹介・あらすじ
「F」の衝撃、再び
孤島に聳えるオメガ城への招待に応じた六人の天才と一人の雑誌記者。
そこには、サイカワ・ソウヘイも含まれていた。彼らが城へやってきた
理由は、ただ一つ。招待状に記された「マガタ・シキ」の名前だった。
島へ渡るには、一日一便の連絡船を使用。帰りは、あらかじめ船を呼ぶ
必要がある閉じた空間。執事すら主催者の顔を知らず、招待の意図は
誰にもわからない。謎が多い中の晩餐をしかし七人は大いに楽しんだ。
そして、深夜。高い叫び声のような音が響き、城は惨劇の場と化した。
感想・レビュー・書評
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すっかり騙された。
まさかそう来るとは思わなかった。「Soheis」ってタイトルにも書いてあるのに。SMじゃないんだ。
犯人も全く分からず、意表を突かれた楽しい本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
保管用としてハードカバーの単行本、持ち歩いて読む用としてノベルス版を購入。
過去作品と比べ事件としてはそこまで楽しめたわけではないが、森博嗣ファンとして今までシリーズを通して読み続けてきてよかったと思える作品でした。 -
S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズあたりを読んでいるファンは、楽しめる内容になっています。
この辺りの作品を読んでいないと、面白さが半減してしまうので、是非、森先生の世界観を存分に味わいたい人はシリーズ作品を読むことをオススメします。
私は久しぶりの森先生の小説を読んだということもあり、気持ちよく騙されました。 -
表紙買いで購入し、しばらく置いて読み始めた。前作があるようだが、予備知識なしでページを開く。殺人事件の展開の割に淡々とした話の運びに感じる。キャラクターの論理的な思考、会話の運びとそれを際立たせる外来語表記の仕方、主人公のミヤチの視点からだけ描かれた一人称視点がそうさせているのだと思う。淡々とした話の運びの割には、止まることなく読み終えれたのは不思議。ただ期待していただけに残念さもある。前作も機会があれば読んでみたい。
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もう何も言えません。
ただただ楽しませてもらいました。
流石の森博嗣先生です。