オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065287576

作品紹介・あらすじ

「F」の衝撃、再び
孤島に聳えるオメガ城への招待に応じた六人の天才と一人の雑誌記者。
そこには、サイカワ・ソウヘイも含まれていた。彼らが城へやってきた
理由は、ただ一つ。招待状に記された「マガタ・シキ」の名前だった。
島へ渡るには、一日一便の連絡船を使用。帰りは、あらかじめ船を呼ぶ
必要がある閉じた空間。執事すら主催者の顔を知らず、招待の意図は
誰にもわからない。謎が多い中の晩餐をしかし七人は大いに楽しんだ。
そして、深夜。高い叫び声のような音が響き、城は惨劇の場と化した。

感想・レビュー・書評

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  • すっかり騙された。
    まさかそう来るとは思わなかった。「Soheis」ってタイトルにも書いてあるのに。SMじゃないんだ。

    犯人も全く分からず、意表を突かれた楽しい本でした。

  • やっと読めた!でも読みながらS&Mシリーズの時ほどのワクワクさはあんま感じなかったなぁ。「F」の衝撃、再び!っていう謳い文句は言い過ぎだったかなぁ、と個人的には。私は犀川先生より西之園さんの方が好きだったのかなぁ、とか、犀川先生も歳をとってなんか雰囲気変わっちゃったのかなぁ、とか考えながら読み進めてたら、最後の最後で、え、ソウヘイさんじゃなかったの?ってか瀬在丸紅子は犀川先生の母親だったんや!って今更ながら知ることになり、Vシリーズもやっぱ読んどくべきだったか。。。と。で結局代理の5文字の人は誰なんや?!
    S&Mシリーズ→四季シリーズ→今作、と読んできた私は、次は森博嗣先生の何を読むべきですか?誰か教えて〜(>人<;)

  • 主人公のミヤチ・ノエミの元に孤島にあるオメガ城への招待状が届いた。
    その招待主はマガタ・シキと書かれており、科学雑誌記者のミヤチは記事になると思い、オメガ城へ向かう。
    招待されたのは他に6人いて、その中にサイカワ・ソウヘイもいた。
    集められた人たちは性別、国籍、職業もバラバラ。

    何故この7人が集められたのか?何故殺人を犯すのか?本当の招待主は誰なのか?

    前半はオメガ城がある孤島で、後半はフランスで物語が展開する。



    マガタ・シキはあの後どこへ行ったの?作中に書いてあったっけ?本当に潜水艦で……???


    森博嗣さんの作品は「すべてがFになる」しか読んだことがなく……。
    セザイマル・ベニコさんは他のシリーズの作品に出ている方なのね。
    ソウヘイさんのフリをしていたあの方はお父様かしら?

    他の方のレビューを見ると他のシリーズを読んでいた方が謎がハッキリするそうなので、他の作品も気になりました!

  • 保管用としてハードカバーの単行本、持ち歩いて読む用としてノベルス版を購入。
    過去作品と比べ事件としてはそこまで楽しめたわけではないが、森博嗣ファンとして今までシリーズを通して読み続けてきてよかったと思える作品でした。

  • S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズあたりを読んでいるファンは、楽しめる内容になっています。
    この辺りの作品を読んでいないと、面白さが半減してしまうので、是非、森先生の世界観を存分に味わいたい人はシリーズ作品を読むことをオススメします。
    私は久しぶりの森先生の小説を読んだということもあり、気持ちよく騙されました。

  • やられた、となる。
    最初は久々の犀川先生と真賀田四季に嬉しくなって、徐々に違和感はあるけど久々だからかと思ってたら、ラストで怒涛に回収される違和感の理由。
    シリーズ外だけど、どのシリーズにも通ずるものがあって長年の森博嗣好きには堪らない。

  • 表紙買いで購入し、しばらく置いて読み始めた。前作があるようだが、予備知識なしでページを開く。殺人事件の展開の割に淡々とした話の運びに感じる。キャラクターの論理的な思考、会話の運びとそれを際立たせる外来語表記の仕方、主人公のミヤチの視点からだけ描かれた一人称視点がそうさせているのだと思う。淡々とした話の運びの割には、止まることなく読み終えれたのは不思議。ただ期待していただけに残念さもある。前作も機会があれば読んでみたい。

  • サブタイからもう騙されてる。
    瀬在丸紅子のは黒猫の三角しか読んでないから、他のも読まないといけない……。
    事件の真相自体は、毎度の事ながら二の次というかw
    最後の最後の犀川先生の所ですよね結局。

    現場がそもそも海外かと思いきや……。
    オメガ城があるのがあの島だとしたら、南知多町で『オメガ城』って言われてるという事ですよね。その感じ面白い。

  • もう何も言えません。
    ただただ楽しませてもらいました。
    流石の森博嗣先生です。

  • 孤島にそびえるオメガ城へ招待された6人の天才と一人の雑誌記者。そこにはサイカワ・ソウヘイも含まれていた。彼らの目的は招待状に書かれている「マガタ・シキ」の名前だった…

    久しく森シリーズ読んでなくて、相関図を思い出しながら読み進めましたが、見事に騙された!の一言に尽きます。
    途中、何か引っ掛かる部分はありましたが、まさかあの人だったとは…

    時系列が未来なのかと思ってましたが、どうやらS&Mシリーズからさほど経ってないのかなって気がしました。

    又犀川と萌絵に会いたいです。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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