ふしぎな図書館とアラビアンナイト ストーリーマスターズ2

  • 講談社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065280768

作品紹介・あらすじ

何百年も生き残る世界のみんなの宝物。それは『世界の名作物語』。その物語をひとりじめしたがる魔物があらわれたら、あなたならどう守る?
あなたの知らない世界のどこかで、この世界のすべての物語を守っているのは、ふしぎな世界の図書館司書=ストーリーマスターズたち。
魔王グライモンが、世界の図書館から、どんどん物語の大事なパーツを盗んでる!
物語の世界を救うために、物語から盗まれた「キーパーツ」を探しだそう!
本好きならだれでもあこがれる、名作の世界に飛び込める新シリーズ第2巻。

今度の舞台は『千夜一夜物語』。
アラジンやシンドバッドといっしょに、冒険の旅に出かけるのは、きっとあなた!
読むと本が読みたくなる。そして本の世界が好きになる。

第3回「こどもの本総選挙」第1位『銭天堂シリーズ』の廣島玲子が贈る新シリーズ。
挿絵は、「鬼灯の冷徹」の江口夏実の豪華タッグが、世界の名作を紹介していく最強シリーズです。

感想・レビュー・書評

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  • 「ふしぎな図書館」または「ストーリーマスターズ」シリーズ第2作!

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    魔王グライモンによって物語のキーワードが奪われた!
    今回、グライモンに狙われたのは「アラビアンナイト〜千夜一夜物語」の世界。
    キーワードを取り戻す救世主の“お手伝い”に選ばれたのは、自分は物知りだと勘違いしている小学生の葵だった…!

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    前回のお話はグリム童話がモチーフで、物語を元通りにするキーパーツを集める役目は小学生の宗介くんが担いました。
    今回のお話でも、冒頭に宗介くんは出てきますが、あくまでもそれは葵の同級生としてでした。

    本作の主人公は葵という女の子…なのですが、この子が本当に性格が悪い(苦笑)
    先にこの本を読んでいた小4の娘も、「葵がさ、性格悪くてさ〜、イライラした〜!!」というくらいでした。
    宗介に負けたくないという気持ち、わたしはなんでも知ってるわ!と知識をひけらかす態度…こんなイライラする子を主人公にするだなんて、ものすごい思いきったことをするなあ…とおもいました。

    とはいうものの物語自体はおもしろく、小4娘も聞きかじったことしかなかったアラビアンナイトのお話に興味を持った様子で、後日図書館でアラビアンナイトの児童書を借りてきていました。
    このシリーズは現在3巻まで出版されているようですが、次巻の主人公ははたして誰になるのでしょうか??
    そして魔王グライモンに狙われるのは、どんな物語なのでしょうか…??

  • 前回と同じくとても面白かったです!!

  • ストーリーマスターズシリーズ第二弾。今度の主人公は女の子なんだけど、見かけに似合わず結構性格が悪い…。ちょっとイライラしました笑 第3作は12月に発売予定だそうです!

  • 何十年・何百年も読み継がれている世界の名作の世界に入れたら?そして自分がその世界を救えたら……?色々な夢を感じるお話だった。めちゃくちゃにされた『千夜一夜物語』の世界から盗まれたものは?と考えながらいつのまにか自分が冒険しているように、お話に夢中になった。「こんな話だったっけ!」と思うところがたくさんあり、『千夜一夜物語』をもう一度読んでみようかと思った。

  • 一巻とはまた違う展開で楽しめました。

  • 978-4-06-528076-8 c8093¥990E

    ふしぎ図書館とアラビアンナイト
    ストーリーマスターズ ②

    2022年7月11日 第1刷発行

    作:廣嶋玲子(ひろしま れいこ)
    絵:江口夏美(えぐち なつみ)

    発行所:株式会社講談社

    -------裏表紙より
    3回ミスしたらもう終わり!!
    終わらない本の世界に閉じ込められちゃった!
    謎を解いて、「千夜一夜物語」から脱出せよ!

    学校で一番本を読んでいる自信がある葵。
    ある日、クラスメイトの宗介の小説を読み、自分も物語を書こうとするが1文字も進まない。
    こんな時、ふしぎな猫から、物語を救う冒険に誘われて…?
    「こんなのありえない。」が口グセになっている葵だけど「アラビアンナイト」の世界を救えるの?

    --------
    プロローグ
    1 負けてたまるか!
    2 金目猫のまねき
    3 アリババの屋敷
    4 アラジンの王国
    5 ブックの決まり
    6 シンドバット
    7 計画実行!
    8 終わらない物語
    9 ストーリーマスター
    エピローグ
    天邪鬼のひねくれもの語り紹介
    ----------------------------------------
    とても不思議な気持ちで読み終わった。

    Cコードは8なので児童書である。多分小学校の図書館にあれば、手を出す子どもたちは多いだろう。で、そのお年頃の人たちは千夜一夜物語を知っているのかな?その親の30代~40代の人たちも知らないかもしれない。千夜一夜物語の中の、「アラジンと魔法のランプ」はディズニーで知っているだろうけど。
    なので、この本をきっかけに、他の物語も読んでみるようになるといいなと思った。

    この物語群の背景は複雑で、色々な人がまとめたり、加筆したり、変更したりしている。
    私の手元にあるのがバートン版。あとがきにはもっと大人向けのお話も加えられたとある。

    親や祖父母から昔話を聞く機会もへり、機会があっても、今どきの子どもは塾だったり、スポーツチームだったり、ゲームだったりに忙しいw

    物語が、資料として残るだけでなく、共有のものとして広がるといいな。

    この物語の主人公は誰だったのだろう?

    葵は物語を展開させる役目ではあったけど、物語そのものが主人公ってことはないよねぇ‥‥。

    あめのちゃん 絵面がパタリロの誰だっかに似てたりする気がするw。古い記憶だけどw


    ---------
    ・漁師と魔人の物語
    ・3つのリンゴの物語
    ・黒檀の馬
    ・アリババと40人の盗賊
    ・アラジンの魔法のランプ
    ・・・

  • 気晴らしに行った図書館で、年末近いから借りる予定はなかったが、新着図書コーナーにあって思わず借りてしまった。前作の主人公と同じかと思ったら、オムニバス形式?なのか、今作は主人公は別で、宗介は少し出てくる程度だった。こういう児童書にありがちな、ちょっと嫌な性格でストーリーを通して成長する系の女の子だったが、個人的には最初から最後まで受け付けない性格の子だったなぁ。次はアンデルセンとの事で何の話か楽しみ。次の主人公は出来れば今回みたいな子じゃなくて、宗介タイプか、また別のタイプがいい。

  • 今回の主人公は嫌いなタイプで小学生だからと思えず何度も中断して一息ついて読む。

  • 1巻より面白かったです。
    主人公変わるんですね。主人公の女の子最後以外ずっと感じ悪かったですw
    何も考えないで読んでた+一千一夜物語をほぼ知らないので、一緒にいた男の子が作者?編纂者?だとは気づきませんでした。
    一千一夜物語読んでみたくなりました。

  • いや千夜一夜物語は普通読んどらんやろ……

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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