- Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065267059
作品紹介・あらすじ
戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは?
一時は城を追われ、流浪の身となりながらも、山陰、山陽11ヵ国の大大名となった尼子経久の生涯を描く大河歴史小説スタート。
「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズが講談社文庫書下ろしで登場!
感想・レビュー・書評
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山中鹿之助が好きなので、尼子家の本を読みました。戦国時代初期の話で、その時代知識は持っていなかったが、十分に楽しめた。
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素牢人となってから、仲間を集めて、城を奪い、わすが一代で、山陰山陽十一ヶ国の太守と呼ばれるまでになった尼子経久の一代記。
尼子経久が、人質として出雲・飛騨・隠岐・近江守護を務める主君・京極政経の京都屋へ送られるところから始まる。
この若き星雲の章では、月山富田城を取られてから、奪還するまでを描く。 -
浪々の身から、ついには十一ヵ国の太守になった男。出雲の英雄の若き日々を描く。
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歴史小説のわりに物語として読みやすかった。尼子経久の人となりの描写に惹かれた。
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尼子氏については、家来の山中鹿之助は有名だけど、殿様のことは、ほとんど知りませんでした。尼子氏の初代(?)が北条早雲に先駆けて戦国大名になった武将だったなんて。この作品には続きがあるので、楽しみです。