ホワイトカメリア (アーティストシリーズM)

著者 :
  • 講談社
4.07
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本棚登録 : 1422
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065263983

作品紹介・あらすじ

SNSで話題のWEB小説家・MIYAMUが2022年2月ついに初の小説を出版決定!

「寝息を感じられる距離にいられた、束の間の朝を

揺れる日々の中、震える指先で求めてくれた夜を

冷たい朝露に濡れて、麗しく咲いていたあなたを

愛しています。心から。

あなたが私の最後の人」――――『ホワイト・カメリア』

SNSにて話題を集めるWEB小説家のMIYAMU×人気イラストレーターyasunaが共作で贈る
2022年最初のラブストーリー。

6人の男女のもどかしく、やるせない恋模様。

私たちは、それぞれに傷を負っている。
その傷を見せないよう、隠しながらもがいている。

誰かを本気で愛した途端、誰かの物語では悪者になる。
正論はときに暴力になる。

恋愛に、正しいも正しくないもないのだ。

これが、複雑すぎる現代を懸命に生きる若者たちのリアルな恋愛のカタチ。

感想・レビュー・書評

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  • 多分、絶対に面白いであろう小説(みんなの評価もいいし!!!)
    ただ、私には登場人物が多すぎて『これ誰だっけ!?』ってなる作品だった、、、(登場人物多ければよくあるんです。。。)
    きちんと、理解して記憶できる人であれば楽しく読める作品だと思う。作風も若者向けだし。。。
    細切れではなく、ぶっ通しで読むことが出来れば、楽しめた作品なのかもしれない。。。

  • オシャレで、でも痛烈なまでにリアルな大人の恋愛模様。
    共感したり、ずるいと思ったり、納得したり。
    単純にはいかない”大人の恋愛”のお勉強になるお話。

  • 6人の男女の恋愛を描いた物語です。
    ストーリーは前半やや単調に進みますが、中盤に突然それぞれの関係性が進展していたり、破綻していたりと様相が変わります。そして、ラストのいきなり感…。ある程度伏線はありましたが、いきなり感が否めない。
    登場人物の心情描写が素晴らしく、心に刺さる文章も多々あったため、ストーリーのグラデーションがもう少し自然だったらなぁと感じました。
    とはいえ、20代で読めていたらもっと物語に入り込んでいただろうと思える作品でした。

  • 登場人物それぞれに物語があって
    誰かに必ず共感するはず
    なんとなくあーあの人みたいだなって思いながら読んでいました

  • 「思い出す暇もないくらいまだずっと頭の片隅にいますよ。寝返り打つときも、コップに水を注ぐときも、ドライヤーで髪乾かすときも。きっときちんと過去にできた人だけが、思い出として触れるんだとおもいます。」
    本ってどうしてこうも心の底にあった言葉にできない感情をうまく表現してくれるのだろうか、と感じたフレーズ。思い出す暇もないくらいずっとまだいる。

    いろんな恋があって、
    どんな形でも誰かを想うことが
    素敵だと思えた。すごく、おすすめです

  • 会話も情景も兎に角オシャレな小説でした。
    読んでいるだけで楽しい気分になります。しかし登場人物達が皆、美男美女でモテる人の話でやや現実離れ感があるのと、物語の続きが気になる所でコロコロ場面が変わってしまうのが少し残念でした。

    でもそれらを打ち消すぐらいラストの言葉、結末が素敵。途中で絶対やめず最後まで読んでよかったと今までの中で1番思えた本でした。

    特に良いなと思ったのは、その人の前でおならできるという男を選びなさいという言葉
    一見ふざけているようで、心打たれました。自分の最悪な所、ありのままの姿を見せることができて幸せを掴んだ1人のヒロインの結末が凄く微笑ましかった

  • 読み終わった後に、もう一度読み直したいと思えた小説でした。
    登場人物がコロコロ変わり話が進んでいくので、前半は紙に関係図を書いて読んでいました。(私の記憶力が悪い)

    30代女の私には、共感出来る事が多く、読んでいて楽しかったです。

    “私たちは、刺激が多い人をわすれられずにあいるけど、不安がない人を最後には選ぶんだと思うよ。”
    本当にその通りただと思う。

  • 映画化してほしい、それくらいよかったです!
    Web小説に何となく苦手意識がありましたが、こんなにいい小説が読めるなんて思わなかったです。

    登場人物が多くて最初の方混乱してしまったので、紙に書いて整理しながら読むのがオススメです。

  • 衝撃の最後でした。

    きっかけはカツセマサヒコさんの書評。
    登場人物が多く、場面が数ページ毎に切り替わるのでメモしながら読みました。笑

    6人の恋愛模様が、やるせなくて、愛おしくて、私自身の恋愛と重ねながら読むことができました。
    きっと皆様の恋愛にも思い当たる節があると思います。

    十二月一日 吉倉紫葵
    『諦めるとか逃げるとかじゃなくて、ただそこにいて思い続けてもいいやって思えたときに、失恋にはちゃんと終わりが来る。ちゃんと終わるの。』

    私自身言語化できない言葉がこの本でもいくつも見つかったのでそのうちの一つをシェアしますね。

    皆さんにも素敵な言葉の出会いがありますように。

  • インスタのリールで流れてきてお洒落そうな本だったので中古で買って読んでみた。
    全体的に面白かった。こういう恋愛小説もっと読みたいなと思えた。
    登場人物の名前がところどころ男なのか女なのか、読み方がわからず混乱する場面もあったが面白かった。
    個人的には高校時代の先輩後輩ペアの2人の結末をもっと具体的に知りたかった。想像ではそうなのかな…?と。

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