新装増補版 花咲舞が黙ってない (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065219430

作品紹介・あらすじ

東京第一銀行の花咲舞は、支店を調査する臨店グループの“狂咲”。
上司の相馬と問題が起きた支店を調査していく内に見つけたのは情報漏洩、裏金問題、行内政治などいくつもの不正。
ライバル行との合併問題も浮上する中、花咲の前に現れたのはあの男!?
たとえ同じ銀行で働く仲間だとしても、不正は絶対に許せない!

さらに、ドラマ「半沢直樹」後半で語られた、東京第一銀行と産業中央銀行の合併騒ぎの真っただ中にいた、東京第一銀行の花咲舞と、産業中央銀行の半沢直樹の真っ向勝負も始まる!

乱歩賞作家が描く、痛快連作短編集。

☆特別収録 「犬に聞いてみろ」

感想・レビュー・書評

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  • 本書のドラマが2024年4月から放映されるということで興味をもち本書を購入した。
    主人公の花咲舞は、バンカーとして銀行をもっと良くしたいという熱意のもと、数々のトラブルを解決していく。その熱意をもつ花咲舞の言動に対して、周囲は煙たがる者もいるが、良い影響を及ぼしている方が多いと感じた。また、半沢直樹がところどころ登場する点にも注目したい。半沢ロスに陥ってる方にこそ是非本書を読んでいただきたい。
    読了後に思ったことは、花咲舞という人物像について、作者は、誰かをモデルにしたのか、空想の人物像を描いたのかは不明ではあるが、誰かをモデルにしたのなら、花咲舞のように強い信念を持っていて、かつ、役員を目の前に、あんなに威風堂々とできる人物が実在するとしたら、是非その人物に会って話してみたいと思ったことである。

  • めちゃくちゃ読みやすくて面白い。
    半沢の登場の仕方がシビれる。是非続編をっ!!

  • 帯に「半沢直樹」の表記があれば、思わず買い。相変わらず痛快な池井戸作品ですね。ドラマ化されてるとは気づかず苦笑。花咲舞シリーズも読んでみたくなりました。

  • 実在する話な感じのするリアルな描写が見えてくる作品でした。 銀行員のプライドって余計なものな感じもしますが、それが彼らの原動力となって世の中にお金が回っていると思うとなんとも言えません。 楽しかった。

  • 前作に続き、花咲舞の真っ直ぐな行動が爽快。犬にきいてみろも面白かった。花咲以外の人物も結構活躍していて面白かった。お気に入りは神保町奇譚。半沢直樹シリーズにも繋がる内容なので半沢ファンにおすすめ。

  • 花咲舞シリーズははじめて読みました。先にドラマを見てしまったのでなかなか手が出ませんでした。
    今回は新装増補版という事で購入しました。臨店に行った先で起こるトラブルや不祥事を片付けるところはスカッとする。二人はいざこざはあるけど信頼しあってる、そこが温かくて好きです。銀行の合併、銀行内の不祥事、巨大企業の不正とそれぞれの伏線が繋がった時、そうくるかっと思いました。そこに半沢直樹も絡み楽しかった。女性版半沢を彷彿とさせる昇仙峡玲子も見物。

  • 『花咲舞が黙ってない』
    日本テレビ/毎週土曜放送
    2024年4月13日から

  • 犬にきいてみろ、2024.3.17

  • 半沢直樹も登場する本作。
    半沢ほど熾烈な争いや、やられたらやり返すというシーンはないものの、銀行という組織の闇、裏で行われた不正に真っ向から挑んでいく主人公"花咲 舞"にはスカッとさせられる。
    短編だかそれぞれが繋がりを持っているので、読みやすいのも良かった。
    ドラマも見たくなった。

  • ちょっと強引。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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