- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065207659
作品紹介・あらすじ
“空”に穴が空き、大混乱が訪れる「この世」で、“文字”を知る杏は多くの者の心を掴む。そして彼女は世界を繋げるべく、動き出す。捨吉は病に臥(ふ)せるアンのため、急激に“老い”が押し寄せる「あの世」へ。なすすべもなく惑う人ごみの中で出会ったの者とはーー。平治、我次郎は山之内父と出会い、荒唐無稽な夢は現実味をおび始める。小さき者たちが運命に突き動かされる頃、かりそめの世界は、もう崩壊寸前。
感想・レビュー・書評
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最終巻。怒涛の展開ですね。今までのテンポから一気に加速した感じ。これまで同様のペースで進展すれば、あと2〜3巻は続いたのでは?と思ったり(笑)。
天音と和音が作り上げた世界、技術なんだろうけど、あまりにも自分勝手。結果は本作の通りなんだけど…。割とあっさりな最後
この双子の考え・真意がわかるシーンがもう少しあると面白かった。
あと、発展したあの世の設定はわかるのだけど、それを裏付けるような研究開発や技術の進歩について、突っ込んだ説明があるとさらに楽しめた。 -
ランドと呼ばれる古来からの生活を守る世界で生まれた双子の姉妹の数奇な運命物語第11巻にして完結編。二つの世界がなぜ生まれたか、なぜランドに縛りが多くなったのか、なかなか興味深かった。双子が世界を生み出し、双子が世界を変えた話なのだな、これは。前向きに終わって良かった。
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エレベーターで見た虫の死骸と何ら変わりはしない 日本を国ではなく企業として蘇らせる事に僕等はしたんだ 勿論生きている人はいて…彼等の中では「必死に」生きている人が増えた_そして_若者達の間では「老化」を受け入れる人も増えた_私も含めて_皆其々の生き方を探し始めた
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新しい未来を描いたSF。
最後は今を反映しすぎている感じがして、
急にリアルに戻された感覚があった。
それでも、生きること、人間でいることへの
問いかけに私の心は揺らいだ。