- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065189900
作品紹介・あらすじ
『學藝員9010』と称する人物が、ウェブ上に爆破予告を投稿した。猶予は9時間。火薬探知犬と盲導犬を左右に司どる爆弾処理班のエース『両犬あざな』こと扉井あざなが捜査を進める中、容疑者となった隠館厄介の依頼により、忘却探偵・掟上今日子も参戦するが―ー。
忘却探偵の最速の推理をもってしても、このタイムリミットには間に合わない!?
感想・レビュー・書評
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読了。
ドラマの中の二人が頭の中で動いているかのようで楽しかった。
事件は最後までハラハラ・ドキドキさせられました。
まさかの結末。
学藝9010は最終的にどう考えていたのだろうと疑問に思う。
相棒たちだけ助かればよかったのだろうか…。 -
忘却探偵シリーズ12作目。
毎度おなじみ一日しか記憶が残らない今日子さんが今回対決するのは爆弾魔。
動画サイトのランキングトップにその動画がなったのは、その動画が爆発事件の犯人からの投稿だったからだ。
立体駐車場の満車の車を全て吹き飛ばした爆弾魔は「學藝員9010」と名乗った。
「早く私を止めてくれ」
果たして疑われて任意同行されたのは、隠館厄介である。
もはや様式美の犯人扱い。冤罪体質。
もちろんすぐに探偵を呼ばせてください!と叫び、読んだのは今日子さん。
今日も初対面の対応だ。
爆弾魔は、次の爆弾をとある現代美術館にセットし、午後8時ちょうどに爆発するようセットしたという。
もうあと一日もない。
最速の探偵が急ぐ!
このシリーズの謎は、どんな理由で今日子さんが探偵やってるのかだと思ってるけど、その謎は全く明かされるそぶりがない。
今日子さんの部屋に書かれた「お前の名前は掟上今日子、探偵として生きていく」の文字の謎が提示されて以来、全くその話は進展しない。
てかこの謎、第一巻以来何一つ進んでない。
次巻は「五線譜」、その次は「伝言板」だそうです。
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久しぶりの忘却探偵。立体駐車場の爆破の様子を動画サイトに投稿した「学藝員9010」次に予告された美術館の爆破予告に対して、掟上今日子と隠立厄介が巻き込まれる。
このシリーズは、「動機」が奇想天外で面白いのが特徴。12作もあると正直駄作と感じるものも結構あったが、今回はスリリングな知恵比べが楽しめ、ミステリらしく、捻りの効いたプロットでよいです。
気になった点として、「まるで空々空だ」という文があり、ちょっと検索してみたら、西尾維新さんの別のシリーズの主人公でした。知らないもので例えられても分からんなぁと思ったが、ファンならわかるのでしょうかね。 -
正確に書くと星3.9。
今回は長編で、作中にちょっとした切り替えがあるのだが、そこが上手く使われていて面白かった。 -
掟上今日子シリーズ
読みやすかった。 -
久々〜な感じ。
相変わらず冤罪体質な隠舘さん…(笑)
犯人が誰かは少し意外でした。
結末もハラハラさせられました。
続きが気になってどんどん読めました(*^^*) -
普段からタイムリミットミステリな今日子さんですが、今回のはいつも以上にタイムリミットサスペンス。例のごとく冤罪をかけられてしまった隠館だけど、犯人の狙いは今日子さん!? 爆弾魔の狙いと正体、そして仕掛けられた爆弾を時間までに発見しないといけない極限状況。最速の今日子さんはタイムリミットに間に合うのか……いや、間に合うよねたぶん。
と思っていても、はらはらどきどきは半端ありません。視力を失った爆弾処理のエキスパート、扉井警部補もこれまた凄い。息をつかせぬ展開に一気読みです。そしてやがて明らかになる動機には、ものすごく納得させられてしまいました。だからといってこの犯行を許せるわけではないけれど。理解はできるなあ。
そしてラストの今日子さんの一手が素晴らしい。やはり良心というのは大切にしなければいけませんね。 -
厄介さんと今日子さんで長編ですね、いいですね、好きです!
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学生(らいすた)ミニコメント
ミステリーの十八番爆弾事件に今日子さんは…!
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