怪盗クイーン ニースの休日 アナミナティの祝祭・前編 (講談社青い鳥文庫)
- 講談社 (2019年7月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065165232
作品紹介・あらすじ
大人気シリーズ「怪盗クイーン」、今回の舞台は地中海のリゾート地ニース&モナコ!
世界じゅうのセレブが集まる、地中海のリゾート地ニース、モナコ。その一帯では『ポルタが開くから、穴を掘ってはいけない。』という言い伝えが残っている。ラテン語で「門」を意味するポルタが天変地異によって開く時、厄災が地上にあふれるという--。
そしてニースで地震が発生! 悪いことが起こる前触れなのか……? ヴァカンスを楽しむはずだったクイーンの前に、史上最強の探偵卿があらわれ「クイーン逮捕」を賭けた勝負がはじまる!
<小学上級から すべての漢字にふりがなつき>
感想・レビュー・書評
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怪盗クイーンシリーズは全部最高❗️中でもこれは1番と呼んでも良いくらい面白い‼️
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『ポルタが開くから、穴を掘ってはいけない。』
フランス南部のニース、そこに隣接する小国のモナコ公国、その間にあるエズ村では、そう言い伝えられていました。
ニースの中心部に位置するマセナ広場にある地下駐車場の壁が、地震で崩れ、妙なものが見つかります。これは、ポルタなのでしょうか。
そこに休暇で訪れたクイーン。
クイーン逮捕と、ポルタが本物かどうかの調査、危険への対策を命じられた探偵卿ネア。
クイーンとネアは性格が似ている、と思いました。後編でも、二人の対決が楽しみです。 -
楽しかった。
門が開いたあとの謎。
ジョーカーわりと個人行動。
いろんな伏線が回収され始めたので、クイーンシリーズおわっちゃうのかな。 -
世界じゅうのセレブが集まる、地中海のリゾート地ニース、モナコ。その一帯では『ポルタが開くから、穴を掘ってはいけない。』という言い伝えが残っている。ラテン語で「門」を意味するポルタが天変地異によって開く時、厄災が地上にあふれるという――。そしてニースで地震が発生!悪いことが起こる前触れなのか・・・?ヴァカンスを楽しむはずだったクイーンの前に、史上最強の探偵卿があらわれ「クイーン逮捕」を賭けた勝負がはじまる!
毎度のように前編後編と、分厚くなっていく本の厚みがいいですね!(笑)読み応えがあります。いきなり初っ端からやる気ゼロの怪盗に苦情のお手紙が殺到していますが、WHUと聞いて突然元気になるクイーンはさすがです・・・しかもお師匠様と同じ言動を取るあたりさすが師弟関係w1位と3位の関係ってことにお互い気が付いていないのがまた笑えますが。本題のポルタは以前クイーンが封印したものだからそれ以来モナコに来ていなかったんですね。これはかなり手強そうだなあ。そしてまさかのジョーカーの訓練所時代の友人が・・・!弱点をつかれそうだけど、きっと彼は強さを手に入れてるから大丈夫なはず。はらはらしつつ後編へ。 -
このお約束な感じが面白い。
後編が楽しみ。 -
クイーンのすごいところは、やるとなったら目的に向かってきちんと段取りをしておくところ
難しい獲物でもきちんと準備をして、自分の美学で手に入れます。
byまなちゃん -
クイーンもネアも子ども。
ギャグみたいで面白かった。
クイーンが前に封印している…。
ジョーカーと会う前のクイーンが気になる。
前にはやみねかおる作品を読んだときは、そろそろ卒業かなぁ…と思っていたけれど、最近ファンタジックな話ばかり読んでいるせいか、現実離れしたキャラクターたちになんの違和感もなかった。
そのときの気持ちとか、自分の立ち位置って好みに影響するなぁ…と。
まだ最初の方を読んでいる最中、執事のシドの顔が暗くなってて、描かれていないのは気になっていたころ。
先に後半の表紙を見てしまって、探偵卿より大きく描かれているたぶんシド、更に意味深に光るピアス…そばかす…でシドの正体に気づいてしまった。
ネタバレ…。 -
地中海のリゾート地ニースからモナコにかけてには
「ポルタ(門)が開くから、穴を掘ってはいけない」
という言い伝えがある
地震があればポルタが開き大虐殺が起きる……
そのニースで地震が発生
地下駐車場の崩れた壁からはダイヤの原石が見つかり、休暇を楽しむクイーンには最強の探偵卿が三本勝負を挑む
キートンのスーツから温泉卓球、マッハGoGoGoまで小ネタも満載の怪盗クイーン
《いや、怪盗は生きている。
夜の闇に浪漫を感じ、赤い夢の中で遊ぶ子どもがいるかぎり、怪盗が死ぬことはない。》
2002年のシリーズ開始からかぞえて第12作「アナミナティの祝祭」前後編、2か月連続で刊行