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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065142608
作品紹介・あらすじ
ヘルメス文書、グノーシス、カバラー、タロット、黒ミサ、フリーメーソンやイリュミニズムなどの秘密結社、そしてナチ・オカルティズムとユダヤ陰謀論……古代から現代まで、オカルトは人間の歴史と共にある。一方、「魔女狩り」の終焉とともに近代が始まり、その意味合いは大きく変貌する――。理性の時代を貫く非理性の系譜とは何か。世界観の変遷を闇の側からたどる、濃密なオカルティズム思想史!
感想・レビュー・書評
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資料的価値あり
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一言で纏めると『オカルトの歴史』なのだろうが、現代日本のサブカルチャー(アニメ、漫画、ライトノベルといった類の)まで包括しているものは珍しいのではないか。
論が進むにつれ妙に『ムー』的になって行くのが色んな意味で面白くてつい一気に読んでしまった。
以下は本書の内容とは全く無関係のツッコミ。
終盤、本文中に『由貴香緒理』『天使禁漁区』というタイトルが出て来るが、正しくは『由貴香〝織里〟』の『天使禁〝猟〟区』である。同じ講談社の『ARIA』で描いている漫画家の名前と代表作のタイトルに盛大な誤植があるというのはちょっと恥ずかしいぞ。
終盤のサブカル絡みの論は面白かったので、誤植で現実に引き戻されるというのは残念である。
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