掟上今日子の備忘録 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065121634

作品紹介・あらすじ

眠ると記憶を失う名探偵・掟上今日子。彼女のもとに最先端の映像研究所で起きた機密データ盗難事件の依頼がもたらされる。容疑者は4人の研究者と事務員・隠館厄介。身体検査でも見つからず、現場は密室。犯人とデータはどこに消えたのか。ミステリー史上もっとも前向きな忘却探偵、「初めまして」の第1巻。

感想・レビュー・書評

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  • 人気なのに初めて読んだ西尾維新さん。
    とっっても楽しかった。
    寝たら忘れてしまう今日子さんの過去がちょいちょい匂わせられてるので、シリーズの続きが気になるところ。

  • 眠ると記憶を失う名探偵・掟上 今日子。
    最先端の映像研究所で起きた機密データ盗難事件。
    容疑者は4人の研究者と、事務員・隠館 厄介。
    犯人とデータはどこに消えたのか?
    忘却探偵の名推理は?

    ・初めまして、今日子さん
    ・紹介します、今日子さん
    ・お暇ですか、今日子さん
    ・失礼します、今日子さん
    ・さようなら、今日子さん

    『お前は今日から、掟上今日子。
    探偵として生きていく。』
    彼女の部屋の天井に記された謎のメッセージが気になりますね。

  • 今日子さんが可愛すぎてヤバイ、しかも優秀すぎてこれは確実に萌え死。忘却探偵が大活躍するミステリー 面白いっ

    寝てしまうと以前の記憶を忘れてしまうという探偵業には不利な病を持ちながらも、明晰な頭脳で様々な事件を即日解決していくミステリー。

    睡眠をきっかけに忘れてしてしまう制限の中で、日常のミステリーを解いていくような短編モノかなーと思っていましたが、なめてました。
    キャラクターとストーリーが生き生きとするような、多彩な工夫が組み込まれていて、ミステリーとしてなかなかの完成度でした。素晴らしいっ

    そして本シリーズの一番の特徴は、やっぱり今日子さんですよね。頭がいい女性は大好きなのですよ。厄介くんの優しさあふれるワトソンぶりもキュートで、今日子さんとの関係性がほほえましいですね。

    まだまだ続きの作品もいっぱいあるようなので、これは続きが気になるっ
    買いそう! いや買う。

  • 眠ると記憶を失う掟上今日子のもとに隠館厄介を経て数々の依頼が舞い込む。二人の関係性や1日で記憶を失うという設定など異質で面白かった。

  • 四話目まで、ちょっと個性を持たせた探偵に普通に謎解きさせとるくらいに読んでました。が、最終話が途中からすごく良くなりました。また裸出して、ほんと男なんて!なぞ思いながら読んではいましたが。
    シリーズ第二弾も読もうかな!

  • 今日子さんには今日しかない。
    という言葉がとても印象的だった。
    記憶が無くならなくても、今日という日を大事に生きたい

    言葉選びが秀逸で本当に語彙の勉強になった
    日常ではあまり使わない言葉も数多く登場するが、堅苦しくはなくリズミカルかつポップなストーリー展開で続きが気になる。
    聞き馴染みのない言葉も今日子さんのキャラクターに合っていてとても面白かった。
    今日子さんの最速について行けない自分が厄介と同じ立場にいるようで共感できた。厄介ほどの不幸者ではないけれど笑

    新垣結衣さん・岡田将生さんダブル主演でドラマ化もされていて、どちらも大好きな俳優さんなのでドラマもお気に入りです。

  • 掟上今日子の備忘録がドラマ化してたことを思い出して読み始めたシリーズ。掟上今日子が白髪だったという記憶くらいしか残っていなかったので、改めてストーリーを追いたいと思い手に取った。
    事件が解決され、話が進むにつれて今日子さんの謎が深まるばかり、第2弾もすぐに買って読んだくらい続きが気になったシリーズ。
    事件の概要よりも今日子さんの謎がこのシリーズでは重要だと思う。

  • 6年ぶりに読んだ西尾維新作品。独特の言い回し・キレキレな言葉遊びは実はそれほど目立っていなくて、「眠ると記憶が消える」という制約を加えた正統派推理小説だった。

  • ライトな物語を読みたくて、数年前にドラマ化されていたよな~と思いつつ試しに読んでみました。眠るとそれまでの記憶がリセットされてしまうという探偵としてはあるまじき(?)設定ゆえ、その日のうちに事件を解決”しなければならない”という条件のもと、次々と謎を解き明かしてゆくというお話し。その日のうちに解決”できる”設定ゆえか謎を取り巻く事柄が重層的ではなく直線的で深みがない点がやや欠点かもしれません。しかしながら最終話では自殺?した作家の著作を紐解くという設定もあいまってようやく厚みのあるストーリーが展開されています。続編以降を読み進めるかどうか迷っていましたが、ラストの今日子さんのセリフを聞いてしまっては次を読まないわけにはいかないな、と。

  • 以前にドラマ化された時のイメージ映像は頭の中にあったけれど、話の内容はほとんど覚えておらず。
    1話、1話はさわやかにさらりと読めて、面白い。
    なぜに1日で記憶がリセットされてしまうようになってしまったのか?今日子さんが掟上今日子であるのは、なぜなのか?
    このシリーズはもっと読み進めたい。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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