小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ (講談社キャラクター文庫)

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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063148763

作品紹介・あらすじ

ロイミュードとの戦いを終えたのち、泊進ノ介たちと別れ、アメリカ大陸の美しい大自然の写真をとりながら、放浪していた詩島剛が日本に帰ってくる。
そんなおり、12月24日クリスマスイブの夜、再び悪が目を覚ます。
過去にロイミュードに操られ、犯罪を犯したものたちが次々と刑務所から脱獄。
剛は、元特状課のメンバーたちに合流し、事件解決に協力する。
捜査を進めるなかで、明らかになる驚愕の真実。
そして、剛が仮面ライダーマッハに変身することになったきっかけとは!?

感想・レビュー・書評

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  • がっつり本編とリンクしていて、記憶がハッキリしている時に読めば良かったと少し後悔。Vシネ「マッハ/ハート」を見る前に読んでおこうと思ったからこのタイミングだったんだけど…。一応キャラクター紹介や本文中で軽く説明はしてくれているけど、細かいところまでは何とも。あと、特典でのエピソードは見れていないから、話の主軸となる西堀についてよく分かってなかった。たぶん、それがストーリーを十分に楽しめなかった最大の要因だと思う。剛の成長は追えたけど、事件の根っこを知らないってのは厳しい。
    プロデューサーが書いているから文章がいまひとつなのは仕方ないとして。ドライブのその後として、ちゃんと繋がっているストーリーが読めたのは良かった。剛の過去を知ってから本編をもう一度見ると、また印象が違ってくるかもしれない。

  • 詩島剛というキャラクターを深掘りするという意味では最高の作品。本編では語られなかった剛の心情や過去を補完する形で、ドライブの世界をより楽しめた。

    初読の際は詩島剛への気持ちが最高潮に高まってたこともあり、めちゃくちゃに感動した記憶があるけれど……。

    小説としては少し読みにくい印象。でも、剛が笑って終わったのでOKです!!!

  • ドライブはおうち時間が長かった時、2週間程度で1年分を見終わりました。登場人物の中でも私はチェイスが大好きで、剛との最後にダチになった時は涙涙でした。
    それから日が経過し過ぎていたので、記憶が定かな時に早く読めばよかったなと少し後悔しています。でも剛目線でいろんなシーンの振り返りができ、もう一度本編を見返してみようと思いました。

  • 本編後の話ですか、これを読んだ後にドライブを見返すと剛及びマッハの変身ポーズの見方が変わるでしょう。小説版ライダーのフェイバリットの一つです。

  • いつか“ダチ”のチェイスと再会するべく旅を続ける、仮面ライダーマッハこと詩島剛。二年ぶりに戻った日本で、突如として大規模な停電に襲われる。そして次々に起こる、かつてのロイミュード犯罪を模倣した事件――まさかロイミュードが? いや、ロイミュードは全て撲滅したはず。事件を解明するため、特状課再び結成! 年の瀬押し迫る緊迫した街を、姉と甥を守るべく剛は駆け巡る。見えてきた真犯人を前に、剛は再びマッハに変身出来るのか? 大好評を博した仮面ライダードライブ・マッハを主役に据えた外伝ここに登場。

    最近全然本読めなくてちんたらと読んでおりました。ドライブの小説というかマッハの小説だからでしょうか。いやマッハも好きですが。単純に本を読む気が衰退しているだけでござい。同時発売のチェイス主役の外伝Vシネ・仮面ライダーチェイサーも合わせて見ておくと話が繋がってるのでいいかもしれないです。私はこれから見ます。
    意外と硬派な内容と言えばいいのでしょうか。監修が長谷川さんだからかな。そのままドラマ化したら普通の警察ものや推理ものにも引けを取らないくらいシリアスな内容だなあと思いました。書いたようにドライブの小説と銘打ってありますがマッハサーガとあるようにマッハの物語。進ノ介と霧子はどっちかっていうと蚊帳の外というかファミリー。でも進ノ介は変身しないながらもカッコイイところがあります。まさに刑事で仮面ライダー。霧子はさすがに前線引いてる感じがちょっと残念ですかね。でもいいお母さんになるでしょう。
    チェイスのコピー元である狩野が登場して主要人物になってくれたのは嬉しかった。チェイス復活の可能性も見えたし、これが今度のVシネに繋がるのかな~と思うとわくわく。でもファイナルステージの設定はホントにあの日限りなんだなーと切なくなったよ…(全史を読んで)

  • 個人的にゲンさんファンなので買ったが、ゲンさんの活躍はもちろんのこと、剛の秘められた過去やチェイスとの関係など、本編を補完する内容で満足だった。
    あと、ゲンさんとセンセーの恋の行方もこれから気になるところ(笑)

  • 仮面ライダードライブの小説版ですが、ドライブは回想でしか登場せず、マッハこと詩島剛が主人公です。
    詩島剛がいつマッハになったのか、どのような経緯で父の招待を知り、なぜロイミュードを憎むようになったのか、事件を解き明かしながら、その過去について触れる内容になっています。

    平成1期の小説版は、原作を破壊したオリジナリティ色の強い作品ばかりでしたが、平成2期の小説版は本放送を踏まえたうえでの内容になっていて、本作も本放送ありきな内容になっています。
    小説版から入る人なんてそうそういないと思うので、原作クラッシャーしてファンを悲しませるよりはそのほうが良いと思うのですが、前作鎧武の小説版と、本作ではVシネマやヒーローショーも踏まえた内容になっているため、本放送を見ただけではついていけない、マニア向けの内容となっています。

    特に本作は、本放送時のロイミュード、それも結託した犯罪者の方が次から次へと現れ、しかも苗字で呼ばれるので、頻繁に“これ誰だっけ”となります。もう丸一年以上前に2話分だけ登場したロイミュードのしかも犯罪者側なんて覚えてないので、ドライブをちょっと見ていた程度で本書を手に取ると、本編全部見返すハメになるので、注意が必要ですね。
    仮面ライダーも終盤にならないと出てこず、完全に詩島剛にスポットの当たった内容になっているので、クリムと泊進之介のペアが好きだった人には肩すかしな内容となってしまうかもしれません。

  • 剛くんがどうしてあんな振る舞いをしてたのがやっとわかったお話でした…頼むからしあわせになってくれ… 文は大森Pなので、ちょっと思うとこあったけど先が読めない展開だし伏線はってたりで楽しかった!!狩野さんも出てきて嬉しかったしチェイスくんの話も出てファンとしては嬉しい1冊でした…!

  • シリーズ本編では、衝撃的なまでにド派手な初登場から
    思わせぶりな台詞を口にしたり深い意味はなかったり
    自信過剰と自信喪失を慌ただしく行き来しまくったり
    思い詰めて闇雲に暴走し始めたり、急に能天気だったり
    …何かと情緒不安定だった剛くんだったけれど、やっと
    彼の内面(設定)が補完して貰えました。

    霧子の影はやや薄かったものの、現八など特状課だけでなく
    その他関係者たちの後日談も一通り語られていて満足。

  • 本編を補完する形で詩島剛という人間の物語の隙間を埋めていくような感覚。ド派手な初登場から鬱々として理性が死んでいくまでの心の機微を想像しながら読み進めると、いい具合の精神的疲労を感じられます。これは詩島剛救済の物語です(モンペの感想)

    詩島剛がマッハになるための物語。

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