悲終伝 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 340
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062991193

作品紹介・あらすじ

人口の三分の一が失われた地球で、感情を持たないがゆえ、突如ヒーローに選ばれてしまった少年。生きるために逃げていたはずなのに、戦い続けるうちに死に損なっていた。彼の名は空々空。この少年の名前を、どうか忘れないでほしい。

感想・レビュー・書評

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  • 伝説シリーズ最終巻。地球との直接対決では遅れを取り惑星達は復活しないまま。更に宇宙船が月面に突き刺さってしまって身動き取れなくなる。問題山積みの中果たして地球との戦いの決着は?後半に入っても方針決まらず提案と却下の繰り返しで流して読んでいたら一気に無理矢理だけど纏まってしまった。長きに渡った地球との戦いの締めとしてはあっさりに感じたけど良く考えるととんでもないし魔法の力万能過ぎだ。色々拾われないままの人物とかエピソードとか転がっているけど空々少年が感情というものを獲得する過程を見ていくある意味成長物語なので放りっぱなしでも仕方ないか。

  •  ――そして、少年は『伝説』となる。シリーズついに完結!

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     もう何度「ちのー!!!」と叫んでしまったか。西尾さん地濃好きすぎる。

     ついに始まる人類絶滅の事態。
     過去に死んだ人たちとの会話。
     ラスボスとの最終決戦。

     続け様に起きる最後の展開は意外とヒーロー物の王道展開だったのでは。そしてその結末は……。

     私は感動しました。

  • 面白かった。
    回収していない伏線や、ちょっと辻褄が合わないところはあった。しかし想像でどうにかなる範囲だしまぁいいかと思った。最後まで読み終わった時の寂しさというか、もう終わってしまうのかという感じが久しぶりで、いい本だったんだと終わってみて感じた。
    内容に関しては戦争ってこういうものだよなぁと思い、スッキリとはしなかったものの大団円という感じだった。
    番外編というか、その後の物語がみたいなぁと思う。空々空以外を主人公にした奴。

  • 何度目かの再読(3回目か4回目かな?)。やーっと伝説シリーズ一通り読み終わったーーー。
    以下、シリーズ通しての感想。
    空々と地濃が好きなので、それ以外のキャラが主軸になっている章は読むのに時間がかかる。かんづめちゃんも好きだけど、主軸になることはなかったな〜。
    宇宙行くあたりからわやくちゃで最後は無理やり風呂敷畳んだみたいな終わり方なんだけど、このシリーズが西尾維新作品の中で一番好き。悲鳴伝〜四国ゲームくらいが特に好き。悲鳴伝を初めて読んだ時の、ドキドキワクワクして、こんな設定ありなんだ!!て興奮して、この一冊永遠に読み終わらなければいいのにって思った感覚が忘れられません。終わり方はわやくちゃでも、物語の締め方は良かったと思うし、本当に好きなシリーズ。

  • 背ラベル:913.6-ニ-10

  • 物語完結
    一章読むごとに、最後の展開にうわぁ!うわぁ!と思いながら次の章に向かいました
    最後の最後まで、空々くんは空々くんと言った感じ
    素直に謝るシーンはなんかぐっときました
    終わっちゃったなぁ

  • 『娯楽』★★☆☆☆ 4
    【詩情】★★★★★ 15
    【整合】★★☆☆☆ 6
    『意外』★★★★★ 10
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★☆☆☆ 2
    「作家」★★★★★ 5
    【尖鋭】★★★★★ 15
    『奥行』★★★★★ 10
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》79 B+

  • 読み終わった(むりやりがんばって惰性で)という達成感!
    面白く読めたのは1冊目だけでした。
    他の方のレビューがわりと良いので驚きました。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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