君にまどろむ風の花 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990974

作品紹介・あらすじ

「深山木薬店」を訪れた「潤」と名乗る依頼人は、七年ぶりに再会した従姉の音乎をめぐる奇妙な相談を薬屋探偵に持ちかける。二度と彼女に会えないと思っていた潤は喜びながらも戸惑いを隠せなかったという。音乎はこの世にはもういないはず。目の前の人物は誰なのか!? 記憶がリセットされたように同じ思い出話を語る「一日を繰り返す死者」の謎に迫るたび、封じられた過去が明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 薬屋探偵怪奇譚シリーズ第8弾
    「灰色の木を金色に戻す薬をください」
    あぁ~正当な薬屋への依頼!
    しかし、その内容は不可解なものだった。
    座木は依頼者と共に、彼女のマンションへ。
    秋はリベと共に向かった先には・・・ヽ(゚Д゚;)ノ!!
    あぁ~懐かしの・・・!そして夢の競演。
    夢の様でした。今回はミステリというか探偵してました。
    次はもっと早く続きを読みたいです。
    2年も待たせないでくださいねぇ~(*>人<*)お願い!

  • 久しぶりに4人の子供達も出て来て、
    不器用なヤマキが可愛かったです。

    『能ある鷹は爪を隠す』のザギの説明が目からウロコでした。
    いつも読み終わると私もリベザルと一緒に成長してる気になれるシリーズで本当に大好きです。

  • 家庭菜園に精を出すリべザルがかわいい。

  • ホラー要素強め。久しぶりで良かったです。
    秋が「可愛い子ども」発言したのは意外でしたが流れる月日を考えるとジンときました。
    四季たちがリベザルを受け止めたことが(反対も然り)今回のメインなのかな??と。
    薬屋に出てくる妖怪はいいヤツが多くてほっこりする。
    結局人間ね。っていう。そしてそこまで悪人ではなく、なにかしら『狂い』が犯罪を引き起こしてしまう。

    座木の「凡庸」発言に固まる2人が面白い。

    今ふと思ったけど、秋が病院ダメってわかって名乗りを上げたんじゃ……というリベと夏林のやりとりはなんだったんだ??あれ?回収された??大したことない??見逃してたかな???もっかい見てみます。(メモ)

    『死んだあとに残るもので数える』話でほほうと思いました。人間は死んで名を残す、んですね。

    ヤマキだけカタカナ表記だったのが気になったけど深山木秋と山秋が読者混乱しないようにかな???

    シリーズとして大きく動いてないけれど、それが逆に安心した今巻でした。動いちゃうと終わってしまうのが怖いからね……こういう話まだやっていて欲しい……

  • シリーズ最新作。
    普段はミステリ+ファンタジーであることが多いが、本作はミステリ+ホラーで、全体的におどろおどろしい雰囲気だった(とはいえガチのホラーではないので、あくまでも〝風味〟〝雰囲気〟に留まってはいるが)。

  • 事件の展開が面白かった。薬屋シリーズの事件はファンタジー要素が強いけど今回はかなりホラー寄り。リベザルが一人前に調査できるようになっただけでなく後輩指導まで……!と成長に胸熱。

  • 秋の子供たち4人集合。
    死んだはずの従妹が毎日やってくる。毎日同じセリフを話す。実体もある。そりゃ神経やられるわ。
    秋の子供たちと協力して捜査を進める。
    死んだはずの従妹は、病院の幽霊が化けたもの。従妹は事故でなく、心ない警察官に殺されていた。
    めちゃネタバレやん。だって備忘録だもん。

  • 登場人物紹介に人間が1人しかいない件。
    というか、メインのゲストがいないのはなぜ。

    そういえばこれ、ミステリだったなぁ、と改めて思いました。
    あとなんかなんとも微妙な西暦が見えた気がするんですが気のせいかしら。あれ、7年前の年ですよね。とすると作中の現代は。

    現代モノって、メディアとか情報機器の描写が大変だったりしますよね。
    例えば少し昔の話だと、そもそも携帯電話がなくて、警察への連絡に公衆電話探してたり。
    逆に未来だと、現実にあるもの使ってしまうと、未来である意味があんまりないですよな。

    空中に電子モニタ投影する装置とか、そろそろ出てきてもいいのではないかしらと思うんですが。

    とまあ、作品に全然関係ないことをだらだらと書きました。
    今作ではあまり食欲をくすぐる描写なかったですな。

  • 生き方について。
    君が当たり前だと思っていることは、他人にはそうでない場合も多いよ、というお話でした。

    2023!

  • 秋が本当に愛され過ぎちゃってる。
    秋の周りの人達が、同じ事件を追って動いているのが嬉しい。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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