海と月の迷路 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 44
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990578

作品紹介・あらすじ

世界遺産「軍艦島」に潜む殺人者?

昭和34年、満月の晩に溺死した少女。
若き警官の「禁断の捜査」が島に軋轢を――

吉川英治文学賞受賞作

わずかな土地に五千人以上が暮らす炭鉱の島、通称「軍艦島」。
昭和34年の初夏、少女の遺体が見つかった。
島に赴任したばかりの警察官・荒巻は、不審な人物の存在などから、
事故と判断されたその死に疑問を感じ、独自の捜査をおこなう。
だがそれは「全島一家族」を標榜し、
警察すらも管理下におく島の組織と掟に波紋をよぶ。
少女は殺されたのか? 正体を隠した罪人が島に? 
吉川英治文学賞を受賞したエンターテインメントの金字塔!

感想・レビュー・書評

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  • 実際にある小さな島を舞台にした、殺人事件の話です。本に出て来る、狭い島にひしめく5千人の住人。それにリンクするように、内容もぎゅっと詰まってました。私までこの島の住人になって、主人公を見守ってる感覚に襲われました。長谷川や犯人がなぜこの島に来たのか。東京でのエピソードなど、番外編が読みたいです。

  • 突っ込みどころは多かれど、最後まで楽しめました

  • 世界遺産「軍艦島」で変死した少女。若き警官の“許されざる捜査”は島に波紋を広げていく――。吉川英治文学賞受賞作をノベルス化!

  • すごい小説だ。文庫でもなく新書でもない。
    恐ろしく長いが内容が濃い。だから、一気に読める。

  • なかなかの読み応え。軍艦島という閉鎖的な社会を舞台にしたのが面白かった。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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