血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null? (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940993

作品紹介・あらすじ

イマン。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれる軍事用AI。
電子空間でデボラらの対立勢力と通信の形跡があったイマンの
解析に協力するため、ハギリはエジプトに赴く。だが遺跡の地下
深くに設置されたイマンには、外部との通信手段はなかった。
 一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が行方不明に。意識
が戻らない「彼」を誘拐する理由とは。知性が抽出する輪環の物語。

感想・レビュー・書評

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  • イマン。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれる軍事用AI。電子空間でデボラらの対立勢力と通信の形跡があったイマンの解析に協力するため、ハギリはエジプトに赴く。だが遺跡の地下深くに設置されたイマンには、外部との通信手段はなかった。一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が行方不明に。意識が戻らない「彼」を誘拐する理由とは。知性が抽出する輪環の物語。
    「講談社BOOK倶楽部」より

    いろんなところにつながる話.やっぱりこれまでの作品を読んでおくと2倍も3倍も楽しめる.早く続きが読みたくなる.

  • 軍事用AIの解析に協力するべくエジプトに向かうハギリたち。一方で、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が行方不明になる事件が発生する。Wシリーズ8作目。

    本作は百年シリーズと密接にリンクしており、百年シリーズを未読の方は本書よりも先に読むと物語をより楽しめます。

  • 人工知能、ウォーカロン、トランスファーと出てきて、誰が誰だか、何が何だか混乱気味。

    そもそもウォーカロンは人間とほとんど区別つかないものとして登場していたはずなのに、いまではウォーカロンがロボット寄りの設定になってしまって、ハギリ先生の研究はどうなっているのやら。

    100年シリーズを読んでから、もう一度このシリーズも読み返したほうがいいんだろうけど、内容がミステリーというわけでもなく、その時間をとるべきか微妙なところです。

  • 『そんなに難しい問題?』
    シリーズ通してそうだけど。感情が無いと言い張る人工知能が、時おり見せる気づかいとか奥ゆかしさが可愛い。もう錯覚でもいい。今回は章題が最高にクールだ。

  • まさかの百年シリーズを、ここで読み返した方が良さそうだ。。このシリーズにハマりだしてから、面白すぎて夜更かしが止まらない。

  • そんな形でリンクするなんて。
    怒涛の疾走感で進んで行く。

    wシリーズ、後2冊で纏まるのだろうか?

  • 2020.11.02

    途中から心がざわざわした。
    確実に。丁寧に。
    ようやくここまできたか。

  • 僕と君は二人だろうか
    僕とあなたは二人だろうか

    君とあなたは一人だろうか

    二度と離れない方法を
    ずっとずっと探してる

  • CY18-06
    色々繋がり出してワクワクが止まらない。
    確かに、100年シリーズとGシリーズは読んでおいた方が良いな。

  • ウォーカロンシリーズ

    エジプトや南極でみつかった人工知能
    人工知能たちの覇権争い。

    結局最後は「マガタ・シキ」
    どこまで遡ればすべてがわかるのだろう。
    ややこしすぎて頭混乱中(笑)

    ウグイの再登場が嬉しい

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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