狼の領域 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935258

作品紹介・あらすじ

猟区管理官ピケットが発見した山中に暮らす不穏な雰囲気の兄弟。ピケットを目の敵にし闘いをしかけてくる兄弟に、窮地に追い込まれる

感想・レビュー・書評

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  • 猟区管理官ジョー・ピケットのシリーズ、10作目。
    日本での発行順は「ゼロ以下の死」に続く9作目。

    シエラマドレ山脈を望む僻地に単身赴任していたジョー。
    この猟区というのは、一人が管理して歩くには途方もない広さで人跡未踏の地まで含むような険しい山岳。
    次は地元に戻れるはずなのですが、その最後の巡回で…

    真面目なジョーはパトロール中に、違反を犯している不審な男性を見つけて、違反切符を切るが、逆にその兄弟に襲われてしまう。
    大怪我を負わされ逃げるジョーを、山中に住んでいるらしい女性が助けてくれた。
    人に話してもこの経験が理解されず、改めて見に行ってもそれらしい痕跡がない。
    自宅で静養するが心は晴れず、勇を鼓して山へ戻ることに。

    かって山中で行方不明になった女性長距離ランナーがいた。
    そして、山中で暮らしている人間がほかにもいる…?
    双子の兄弟を狙う謎の人物たちも。
    上司や都会人とやり合うよりはまだ本来のジョー・ピケットらしいストレートさがありますが、命の危機は半端ない。
    そして、盟友ネイトは元特殊部隊工作員、しかもグレーな状況に追い詰められた過去がある。身を潜めて生きていくしかない面を持つため、ジョーとは立場が違うのです。
    その難しさ、対立する切なさ。

    長女のシェリダンは18歳で大学進学が決まっています。
    前作で再会した養女のエイプリルが馴染まないため、妻のメアリーベスは手を焼いていました。
    その母ミッシーには次の夫が…?
    と、家族も少しずつ変化していきます。

    あっという間に引き込まれる迫力に大満足。
    このシリーズはこうでなくちゃ!

  • やはり、ジョー・ピケットは容易に人の入り込めない深い山中にいるのが何よりも似つかわしい。普通の場所では、この男の魅力は引き立たない。今回はワイオミング州南部のシエラマドレ山脈が舞台。その頃、ボウ・ハンターが射止めた獲物のところに駆けつけると、エルクは既に解体され、誰かが肉を持ち去った後だったという奇妙な事件が起きていた。他にも、キャビンが荒らされたり、車の窓ガラスが割られたり、立て続けに変事が起きていた。

    ワイオミング州猟区管理官のジョーは、かつてブッチ・キャシディも姿を見せた山間の僻地バッグズに単身赴任中だったが、トゥエルブスリープ郡に空きができ、やっとのことで家族のもとに帰れることになった。人間のことは保安官に任せてもいいが、エルクのことは自分の仕事だ。ことの起きた現場を確認し、何があったのかを探ろうと、五日間のトレッキングを思い立ち、馬に乗って単身山に分け入った。なに、ひとりで山にいることが好きなのだ。

    二年ほど前、オリンピックに備えて高地トレーニングに励んでいた女性長距離ランナーが行方不明になり、捜索隊の一員としてシエラマドレ山脈に入ったことがある。結局ランナーを見つけることはできなかったが、着衣の一部なりとも見つからないかと目を凝らしていたジョーの目にとまったのは男だった。圏谷(カール)にできた湖で不審な男が魚を釣っていた。決められた数以上釣っていて、許可証も携帯していなかった。

    ジョーは杓子定規な男だ。相手は大男でこの山にも詳しそうだった。相手の言う通り見逃せばよかったのだが、それができない性分だ。男の名はグリム。キャンプには双子の兄がいて、つまりはグリム兄弟。違反切符を切るジョーに、兄の方は議論を吹っ掛け、一歩も退かなかった。まるでジョーの方が不法侵入者だとでも言いたげだった。そして、兄弟はジョーの後を追い、矢を放つ。矢はジョーの太腿を貫通し鞍を突き抜け馬体に刺さった。

    二頭の馬が殺され、ショットガン、カービン銃も相手の手に渡ったとなっては多勢に無勢、逃げるしかない。山の中に灯りを見つけ、キャビンの戸を叩いたところで気を失った。助けてくれたのはテリという女性で兄弟とは旧知の仲。結局、兄弟にキャビンを襲われ、ジョーは窓を突き破って危ういところで難を逃れたが、傷ついた足を引きずりながら山を下り、麓の牧場で助けられ、病院に運ばれるという体たらくだ。

    いつも間の悪い所に立ち会ってしまうのがジョーという男だが、今度ばかりは最悪だった。おまけに悪いことに、ジョーの供述を聞いて山に出動した保安官の一隊は、馬やエルクの死骸も、焼け落ちたキャビンの跡も何一つ発見できなかった。ジョーは大嘘つきだと皆に思われたのだ。州知事はジョーを休職させ自宅待機を命じた。一番まずいのは、兄弟に一矢報いることもできず、逃げ帰ったことで、ジョーは山の中に自分の大切なものをおいてきてしまった。勇気と自信である。

    そんな夫に異変を感じた妻は、山に戻り、やるべきことをするよう夫を励ます。もちろん、頼りになる元特殊部隊員のネイトを連れて。つまり、これは徹底的に打ちのめされ、自信喪失した男がもう一度チャンスを与えられ、リヴェンジを果たせるかどうか、という物語である。もっとも、そこには例によって、政治家と実業家の仕組んだ陰謀が隠されていて、グリム兄弟と女性ランナーはそれと深いかかわりを持っていた。

    本編が他のシリーズ作品と異なるのは、ジョーが対決するのが巨悪ではないということだ。事件の経緯を知るにつけ、兄弟の境遇には多分に同情の余地がある。自然の中で誰ともかかわらずに生きているという点で、兄弟はむしろジョーやネイトと共通する志向を持っている。一つ違うのは、ジョーは州政府によって雇われた、彼等のいう「政府側の人間」であることだ。やむなく連邦政府との関係を断ち、人目を忍ぶ生活を選んだネイトや、やむを得ず山に籠った兄弟は、ジョーが属する政府側にとって目障りな存在だった。

    このねじれた関係がことをややこしくする。これまでネイトはいつ如何なる時でもジョーの側に立っていたが、ここで初めて、無条件でジョーの側に立つのをやめ、第三者的な立場をとる。これは今までにない展開である。長谷川伸の股旅物はウェスタン小説の翻案だという説を読んだことがある。敵対する相手に親近感を抱きながら、一宿一飯の恩義のために戦わざるを得なくなる、という話は『沓掛時次郎』をはじめ、他にいくらでもある。

    これまで、このシリーズは、悪漢と善玉ははっきりしており、ジョーはゆるぎのない正義の執行者という立場に立っていた。ところが、この巻においては、あのネイトでさえ、ジョーを支持しない。無論ネイトはアウトローだ。初めから猟区管理官と行動を共にするのがおかしいのだが、今までは恩義のためにジョーに従ってきた。しかし、今回を境に二人は別の道を歩くことになるのだろうか。新機軸を開いたことで、今までにない憂愁を漂わせることになった『狼の領域』は、シリーズ中特別な意味を持つ一篇になったと言えよう。

  • ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第九弾。

    いよいよ家族の元へ帰れることになったジョー・ピケットは、
    最後のパトロールにでかけたが、
    森に住まう兄弟に出会いかつてないほどの危険な状態に陥る。
    馬を失い、銃を失い、大怪我を負って、でも無事に生還できて、
    ほっと胸をなでおろした。

    だが、さらに危険な状態に陥った男がいた。
    兄弟たちを狙う一団に巻き込まれ森に連れていかれ、
    どう考えても生きて帰れる可能性ない。
    主人公のジョーの命を心配するのは当然として、
    なぜかこの積極的ななまけものというか、
    人生の困難なことをすりぬけることで生きてきた男を、
    心配してしまう自分がいた。

    トリックスターを心待ちにする心理はこういうことなのか。
    人の心の不思議さなのか、
    それとも筆の妙なのか。

    森で見かけた行方不明の少女を探しに、
    またはジョー自身を取り戻すために、
    ジョーはネイトと森に戻ったが
    兄弟に対峙して価値観のすれ違いが明らかになる。
    ネイトとの絆はどうなるのか。
    養女エイプリルは落ち着くのか、
    次なる義母ミッシーの野望は。

    我らがトリックスターは
    最後に独占スクープを売って美味しい思いをしようとしていた。
    幸あれ。

  • 従来の作品に比べてかなりシンプルな構成。

    不法に国有林に住み着いた密猟者との戦い?で、彼らの正体や仲間など、話に枝葉を付けてはいるが、ストーリー自体は一本調子。

    しかし、このシリーズが好きな読者にとってはお馴染みの、家族の成長と変遷のドラマ、そして父や夫としての立場からの微妙なすれ違い、もはや憎むより楽しませてくれる義母のミッシーとの確執、そして何より超然的なスタンスで主人公のジョーと家族を見守るネイト、と毎度ながらも脇の部分がしっかりと描かれているので十分に楽しめる。

    特に、時としてはジョー以上に共感を呼ぶネイトととの微妙なスタンスが対峙した今作は、今後の二人の立ち位置の変化を予感させる。

    シリーズが進んでも少しもレベルが落ちないのが嬉しい!

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    不可解な出来事が続くシエラマドレ山脈で、猟区管理官ジョー・ピケットは不審な双子の兄弟に出会う。二人に襲われて重傷を負ったジョーを救った、キャビンに住む謎の女。彼らの正体は―?一連の事件の“真実”が、心を激しく揺さぶる。正義は権力に勝てるのか!?シリーズ最高潮、一気読み必至のサスペンス!

    本当にジョーは殺されるんじゃないかって最初からハラハラ、ドキドキ。
    もういい加減やめてほしいと思うけれど、そこがジョー・ピヶットたるゆえんの信念だから、貫いてほしいとも思うこちら側の矛盾も抱えたまま作品が進む。
    ネイトとジョーの信念も違うけれど、そこでぶつかっても今後の関係を心配しなくていいのは男2人のぶつかり合いだからでしょう。
    この双子の不気味さは形容しがたいものがある。
    後追いで、この作品を読んでいるから、ジョーは大丈夫、死なない!って思って読めたけど、リアルタイムならもっと心臓痛かっただろう。
    シェリダン、次はもう大学生だね。
    子供も大きくなり、メアリー・ベスもミッシーも健在。
    次の作品も楽しみです。

    Nowhere to run by C.J.Box

  •  不覚にも、本作を読み逃していた。『冷酷な丘』『鷹の王』を先に読んでしまった。興趣を削がれるとまでは言わないだが、その後の運命を知らぬ人物が何一つ知らされず登場しているところに差し掛かると、さすがに複雑な気持ちに駆られてしまう。シリーズはやはり十分に気をつけて読まねば!

     さて、本書は、シリーズの一つの分水嶺である。ワイオミング州サドルスプリングの猟区管理官であるジョー・ピケットは一家で山から町に住まいを変えたり、ジョーのみが単身赴任で、イエローストーンやシェラマドレの猟区に追いやられてしまったりと、そもそもの愛しき我家に戻れない日々を余儀なくされていたのだが、本書で待ちに待った帰還命令が出る。

     しかし故郷に帰る前の一仕事を完了させぬわけにはゆかない。ジョーは、予想を遥かに上回る奇怪な事件に巻き込まれ、心身ともに深手を負い、命からがら苦境を脱する。故郷に帰る前にやるべきことをやらねばならない。決着をつけねばならない。ジョーが常にこだわってきた己れの生き様と、死や暴力のもたらす運命への恐怖の狭間で彼は苦悶し、本書では、さらにぎりぎりのポイントまで追い込まれることになるのだ。

     ディック・フランシスのファンであれば、きっと『大穴』『利腕』の主人公であるシッド・ハーレーを久々に想い起こすことだろう。自分の腕を拷問で失ってもなお、自らの名誉を守り切ったあの探偵の記憶は、ミステリの一つのエポックを生き抜いた忘れられぬ主人公の一人として、記憶から削除しようとしない読者も少なくないだろう。荒野のディック・フランシス、と呼ばれる本シリーズも、ついに本来の場所に戻ってきた。そう実感できるのは、シッド・ハーレー同様に、極限の選択を迫られつつも、決して自分を売ることなく、命を張ってでも我が生き様を貫こうとするジョーの魂の強さなのである。

     さて、本書ではのっけから、ただならぬ気配に満ちた100%の自然を、ジョーは二頭の馬とともに進む。最近奇妙なことばかりが起こる山上の世界にジョーは疑念を感じていたのだ。やがて双子の自然生活者との出会いをきっかけに、ジョーは非情な暴力に曝されることになる。

     内輪話だが、このストーリーの起点になったのは、作者ボックスが取材してきた実在の猟区管理官が実際に出くわした野生生活者の双子との奇妙な出会いというエピソードであったらしい。社会に一切の痕跡を残さず、誰にも関わらず、完璧なウィルダネスのさなかで、人生を送る者が全米に相当数いると実際には見込まれているらしい。日本でもかつて山窩と呼ばれ、戸籍を持たない浮浪漂泊者の存在が多数確認されている。

     ジェイムズ・ディッキー作『救い出される』は、暴力的な野生生活者に出会って命の危険に晒された若者たちの悲劇的な物語であり、『脱出』というタイトルで、ジョン・ボイト、バート・レイノルズらの役者を揃えて映画化されており、本作の背景には、小説も映画もとても重なる部分をぼくは感じてしまった。

     今回、ジョーが巻き込まれるのは、法や社会という概念が通じない兄弟との闘いである。しかし死地を潜り抜けたジョーが、やがて知らされてゆくのは、兄弟の逃亡の原因となった、より強大な悪の存在であった。ネイトとの再会は、本書の折り目ともなっているが、前述のシリーズの分水嶺と評したまさにその瞬間でもあると思う。ネイトの哲学と、ジョーの誇りという矛盾が大自然を背景にどう折り合いをつけてゆくのかも見どころであり、シリーズ全体を通しても重要なポイントだ。

     巻置く能わず、緊張とスリルが続く傑作冒険小説であるとともに、心の在りようを問われる男たちの極限の選択が、恐ろしいほどの劇的展開を生み出している。作中のほとんどのシーンが、自然、野生を背景にした男たちのサバイバルであると同時に、作品全体が真の悪の罪深さを暴き出す展開でもあるという、非常にアクロバティックなプロットを持ち、シリーズの頂点的作品と言われるのも頷ける。高密度小説。シリーズ読者であれば、読み逃しなど絶対に許されない一冊なのである。再三の自戒とともに!

  • ジョー・ピケットの物語も、そろそろ安定期…ぶっちゃけマンネリ期に入ろうかという雰囲気が出てきたところで、この問題作を出せるところがこのシリーズの凄いところ。

    主人公ジョー・ピケットが完膚なきまでにメッタクタにヤラれてしまう敗北シーンから始まるという不穏な予感。ピケットは今までも決して無敵のツヨツヨヒーロータイプではなく、大権力や経済力をもつ敵役に苦戦したり、大人数の前に孤高の戦いを挑んだりしてたが、今回はそういうんじゃなく、ガチにやってガチに負ける敗北。死にそうな大けがを負い、武装含め装備は全て奪い取られ、愛馬二頭を屠られおまけにその肉を食われてしまう。
    ルフィ一味が解散し雌伏の修業期間を過ごした時のような、大敗北、ピケットは身体だけでなく心もボロボロになってしまう。

    そのボロボロにされた敵ってのが、今までのような社会悪とか腐った大組織とか経済マフィアとかではなく、社会的弱者。むしろ権力に虐げられた結果、自衛として戦わざるを得なくなり、世捨て人となった双子の兄弟。

    相棒ネイトの助力を得て戦ったリベンジマッチには勝利するものの、ネイトはそもそもアウトロー、敵の立場にとことん近い。一方ジョーは役人のはしくれ、真面目で善人とはいえ、権力の側で仕事をする立場、しかも融通が利かない頑固者ときている。
    今までは少々の誤差に目を瞑ってきた2人も、ついに価値観の相違から行く道を分かち(お互い連絡をとれるようにしてるとはいえ)エンディングを迎える。

    この手の展開があると、物語は大きく動き出す。
    これって、ウルトロンで不穏になって、シビルウォーで袂を分かちあった両雄(アイアンマンとキャプテンアメリカ)という状況の間隙を縫って、サノスがやってきた、マーベルアベンジャーズのような展開になるんじゃないか?

    まだクソバアアはおるし、エイプリルはスネきったままやし、州知事はますますアブラギッシュやし…、ピケットの立場を考えると可哀そうになるけども…読者としてはますます目が離せなくなってきたぞ!

  • 猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ
    深くて、辛くて、ワイルドで、考えさせられて、辛い気持ちになって、それでも生きていく力強い姿に、強く共感させられた。
    市民として、読んだ方がいい作品だと思う。

  • いやあ、ゾクゾクするぞ。不気味な双子に出会う初っ端から物語に没入。メアリーベスの一言に涙が溢れる。確かにシリーズ最高傑作だ。クルーガーの新作が出ない最近はボックスのピケットシリーズしか満足できる冒険物がない。悲しいことだ(もうグリーニーは読まない。世評は高いのに、私は全く面白いと思わない)。

  • ワイオミング山中、ハンターが仕留めたエルクの肉を抜き取られる事件。狩猟管理人のジョーがパトロールしていると謎の二人組に攻撃される。ずっと山の中で暮らしていて、ジョーは重症。しかし謎の女性に助けられる。数年前にオリンピック代表候補のランナーが山中で消えた。大金持ちの父親が必死になって探している。

    すごく面白かった。ネタも好みだし、表にいる奴らも影に隠れている悪い奴らの造形も良かった。

    ※ネタバレ

    二人組はミシガンで広い土地を所有する一家の息子。上院議員が無理矢理この土地を接収して、行方不明になってる女性の父親に開発させた。二人組は政府と銃撃戦になり、他の家族は殺された。そして山中に逃亡。ランナーの女性も父親から逃げていた。

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