希望ヶ丘の人びと(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062932585

作品紹介・あらすじ

ガンで亡くなった妻の故郷で再出発する父子三人。だが新しく始める塾には生徒が集まらず、娘は学校に馴染めないなど難問が続出する。

感想・レビュー・書評

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  • まだ上巻だからか希望というよりこれからどうしていくのかと色々始まったばかりで、下巻を読むのが楽しみ。
    息子の亡くなったお母さんの思い出探しは切なくなるけど、その気持ちは分かる。亡くなった人がいた場所や、話が聞けるのは幸せな時間だからね。

  • 私は中学生の娘・美嘉と小学生の息子・亮太とともに、二年前に亡くなった妻のふるさと「希望ヶ丘」に戻ってきた。ここから再出発だ…そう思って開いた塾には生徒が集まらず、亮太は亡き母の思い出を探し続け、美嘉は学校になじめない。昔の妻を知る人びとが住むこのニュータウンに、希望はあるのだろうか?

  • 何読んでも全部面白い。ものすごく泣けるとかはないんだけど、登場人物がいい味出してるし、その表現が素晴らしすぎて、主人公と同化してしまう。毎回ですけど止まりません。ありがとうございます。大好き度❤️❤️❤️ 下巻も楽しみ

  • 死んだ妻の故郷である希望ヶ丘という街に家族で引越すお話。
    どこかステップと同じ匂いがある作品。

    やはり重松清はこの手の作品を書かせたら天下一品だ。

    ステップと比べると、えっと思わせるミラクルな展開が多いが、
    ただそれにケチを付けるのがいかに詰まらない事かと思わせてくれる。
    登場人物たちがみんなしっかりと生きているのだ。

    ニュータウンという独特の空気感を見事に描いている作品。

  • 2.8

  • 平凡な市井の人々を書かせたら、やはり重松清さんは上手いねぇ。
    それぞれのキャラがキチンと立っているのも良い。
    家族愛。
    家族の縁が薄い私には特にしみる。
    後半が楽しみ。

  • 下巻に続く

  • 2018.3.4読了
    ☆3
    ドラマ化された作品ということで手に取ってみた。
    重松清さんらしい読みやすいく温かい文体。
    自分に思春期の子どもがいたらもっと感情移入できたと思う。
    下巻購入はひとまず保留。

  • 苦しいこともあるけれど、辛いこともあるけれど、希望があるって信じたい。希望に向かって、共に歩んでいけたら、と感じる一冊。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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