地獄堂霊界通信(1) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 384
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062932080

作品紹介・あらすじ

三人悪のてつし、椎名、リョーチンといえば上院町で知らぬ者はないワルガキども。三人が唯一恐れるのは通称「地獄堂」のおやじだ。ある日彼らは、幽霊が出ると噂の池の傍で人骨を発見してしまう。おやじから授かった不思議な呪札と呪文で、三人悪は異世界の扉を開くことに。「妖アパ」「大江戸妖怪かわら版」に続く、香月日輪伝説のシリーズ、ついに文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 香月作品は数作品読んでいるのですが、
    小学生が主人公なのに読もうと思ったのは、やはり
    香月作品だったからです。
    子供向け作品だったのを、リニュした作品なら大丈夫と
    思った通り、面白かったです。

    ひょんな事から、地獄堂に出入りするようになった三人悪は
    おやじから教えられる本格的な「呪」によって
    三人それぞれが心に持つ勇気や優しさや知恵を活かした
    呪札と呪文で、怪異に立ち向かっていく。

  • アニメになってる?元は児童書?? う~~ん知らんかった!! 主人公が悪ガキ三人組だからと言えばそうだけど、それぞれの話は充分大人向けだと思う。三人組のワクワク感に浸りきることは出来なかったのは私がおばさんだからか?児童と呼ばれる年齢の時に出会ってみたかった。

  • 子供向け、と読み出したのに背筋の寒くなること!ヒタリと怖い、解決しない謎の薄気味悪さがスパイスとなっていてよかったです。子供はどんな所でも明るくて良い。

  • 小さい頃読んだけどこんなにワルガキ三人組が大活躍してるとは思わなかった。楽しい。
    必死に真似した記憶がある
    地獄堂には怖くて行けない。

  • この人の話は初めて読んだけど、ほんとに児童書なんだな…と思う文章。その割に中身が子供向けじゃないのとかあって、子供がこんなの読んでるんだ…となっていた。
    子供の時に読んでいたら夢中になっていただろうな。

  • シリーズ最初の本はチェック必須です

  • 現役(小学生)で読んでた頃とは違う視点で楽しめた。児童書なのに取り扱っているテーマはこんなに重たいものだったのか!という発見があって面白かったです。
    自分らしく心身ともに健やかに活躍する三人悪がとてもかっこよかった。
    そしてそんな3人を見守る周囲の大人も素敵だな、と思った。特に竜也兄すごい。「幽霊なんか」って馬鹿にすることも否定することもなく、受入れ、一歩引いて見守る姿に自分もこうありたいなと思いました(アラサーです)。

  • ああ、面白かった!
    やっぱっり、香月さんの作品ははずれがない。
    少年3人が、個性豊かで、とてもいい子。
    やんちゃなガキ大将タイプのてつしに、可愛い系おちびさんのリョーチン、美形で頭脳明晰な椎名。
    地獄堂の店主とふとしたことからかかわりをもち、不思議な出来事に遭遇する。
    そういう出来事への対応が、子どもながらあっぱれ。
    お巡りさんであるミッタンや、てつしたちの親など、周囲の大人も好き。
    シリーズの続きを読むのが楽しみでたまらない。

  • 小学生3人組が、おばけや幽霊の事件を解決していく話。児童書らしく、清々しい主人公たちの活躍に続きが気になる。
    しかし、解決する事件の背景が男女間の裏切りだったり、大人の汚い部分も誤魔化すことなく書かれており、児童書か?と思うデビュー作から隠すことなく、良いことも悪いことも書いてたんだなあ。
    こういうところが大好きです。

  • 表紙からもう怖い・・・・しかも霊界とか・・・
    私怖いのダメなんだけどね貰った本だったの
    でも香月さんって有名な人だし、読んだ事ないから
    読んでみるかと、怖い話なんだけど、全然大丈夫だった!
    あとがき読んだら児童書だそうで・・・それにしては
    内容が大人っぽい内容やグロイ感じもあるけど
    だから大人も楽しめるのかな~って
    そして児童書だからこそ、後を引っ張る怖さではないのかなって思った。
    トイレとか行けなくなったら困るからね~

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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