- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062931465
作品紹介・あらすじ
いつのまにか……恐ろしい何かに取り囲まれる。
厳選の三津田信三恐怖譚降臨! ホラー短篇集。表題作ほか6編を収録。
実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。薄気味の悪い男が語る夜毎の恐怖(「夢の家」)、廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と……(「ついてくるもの」)、同居人の部屋から聞こえる無気味な物音の正体は……(「ルームシェアの怪」)。“取り憑かれる”ホラー短編集。
感想・レビュー・書評
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ちょうどよい怖さのホラー短編集!
人形ホラーの表題作が一番怖かったな。三津田さんのホラーは、最初からがつんとくるのではなく、小さな違和感から徐々に破滅へと導かれてゆく怖さがある。
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短編集で7編になってるが、どれも恐る恐る徐々に怖くなっていくようだった。怪談話が苦手な人は読まないほうが良いと思った。なんせ実話のようなリアルさがあり、また、タイトルにもなっている1編の『ついてくるもの』は、最後の締めが怖すぎる。古本屋で見つけたのだけど、表紙もめちゃくちゃ怖そうで、買うのに勇気がいった本でした。でも読んでて怖くて面白かったし、個人的に怪談は好きなので、星5つ!怪談話が好きな人にはこのボリュームは、たまらないかも。
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三津田さんの短編集は初めて読みました。話の冒頭の雑談が大好きなので、それが1冊で7回も読めるなんてそれだけで満足でした。
一番怖いと思ったのは「裏の家の子供」。怖いというよりは不気味な印象で、全編を通していまいち内容が把握できない恐ろしさがありました。 -
表題作『ついてくるもの』、第六作『八幡藪知らず(やわたのやぶしらず)』が特に恐ろしい。些細なことがきっかけで“それ”は迫って来る。
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短編集。7篇。怖さの強弱はあるけど、どの話も真偽が分からない感じでホントの話のように書かれていて、リアリティがあって怖かった。
でも最後の話はいらなかったような。 -
三津田信三本人と思われる作家が収集した実話怪談集のていのホラー短編集
『夢の家』
『ついてくるもの』
『ルームシェアの怪』
『祝儀絵』
『八幡藪知らず』
『裏の家の子供』
『百物語憑け』
収録
どの話もよかったが
特に冥婚の『祝儀絵』志村うしろ~!じゃないけど、読者には原因も対処法もわかるのに当の本人はあえて無視しているのか無視せざるを得ない状況まで追い込まれているのか...
オチが予想外すぎた『裏の家の子供』もこわ気持ち悪く、生理的にぞっとした -
読みやすいホラー?と言った感じでした。
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個人的には「祝儀絵」と「八幡の藪知らず」が好き。昔の田舎の話とか有りそうな気がするとこが面白いのかな?