- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062923149
作品紹介・あらすじ
インドで生まれたカレーが、いまや日本の食卓の王座についている。日本人はなぜカレーが好きなのだろうか。われわれが食べているカレーはインドから輸入されたのか。アジア全土を食べあるき、スパイスのルーツをイギリスにさぐり、明治文明開化以来の洋食史を渉猟した著者が、「カレーとは何か」を丹念に探った名著。刊行後、『美味しんぼ』で詳しく紹介されるなど、日本の食文化論に大きな影響を与えた。著者による補筆を収録。
感想・レビュー・書評
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カレーとはどこから来たのか、
日本人にとってのカレーとは、
何がカレーなのか、
かなり歴史を深く掘り下げ客観的に考察。 -
カレーライスを歌ったのはエンケンだったか。エンケンの歌と存在は、強烈に心に刻印されていますが、この本は、なんかあまり印象に残らなかったです。【2023年4月20日読了】
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カレーを通じて外国との交流の歴史、日本人の社会の変化がわかるとてもユニークな本。読んだのは学生時代、25年以上前になるが、いまだに読んだときの充足感は忘れられない。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/741226 -
日本人にとってもっとも身近な食事であるカレーライスの歴史をめぐる研究の記録。調べるほどに謎が深まる展開はまさに研究。オススメ!
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カレーのルーツを知りたかったので、面白く読めた。
ルーを使ったベーシックなカレーを無性に食べたくなる本。 -
日本にカレーが伝来するまでと、伝来してからいまのルーカレーのようなカレーが一般的になるまで。
最初に日本国内で文字で紹介されたのがカエルカレーだったというのがかなりの衝撃だった…。いまの一般的なカレーになったきっかけが軍のレシピ本というのは知っていたのだけれども。 -
ラーメンと並ぶ国民食、カレーライス。インド発のこの食べ物は如何にして日本に入り定着しジャパナイズされてきたか。インド、イギリス、日本の歴史を紐解く取材で明らかにする。1989年に刊行された原書に加筆された現代版のため今では広まった知識ではあるが、カレー愛に満ちた取材を辿るのはなんとも楽しい。あとがきによれば著者は漫画華麗なる食卓の監修もしていたとか。なるほど。
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カレーライスがいかにして日本の国民食の立場になっていったか、その歴史を、イギリスまで行って確かめた人の本。
他にもカレーのこといろいろ書いているようだけど、特に食指が動かない。
そんな感じの文章と内容でした。