博覧会の政治学 まなざしの近代 (講談社学術文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062919937

作品紹介・あらすじ

18世紀末にフランスに誕生した資本主義の祭典=展示会は、19〜20世紀、各国の万国博覧会へと発展する。国家は「帝国」と「商品」をディスプレイし、博物学的まなざしは、日常生活領域へと浸透すると同時に、大衆の欲望=娯楽・見世物性を満足させる。博覧会という場が孕む微視的な権力の作用を明らかにし、スペクタクルの社会理論を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 12
    14 15 植民地主義
    18 博物学
    21 サイード オリエンタリズム
    22
    26 博覧会
    28 本書の目的
    30 本書の軸
    32 ☆
    33 博覧会という語
    1
    36
    39 40
    48
    52
    64
    69
    70
    2
    108
    3
    115、116、117
    118、120 オールコック
    121、122 まなざしの主体
    123、124 徳川幕府のパリ万博、明治政府のウィーン万国博、ワグネル
    125 ウィーン万博の目的、博覧会の捉え方


    〜127まで読んだ


  • 1924年の大英帝国博では、イギリス人がインドにもたらした恩恵が称揚され、シカゴ万博ではアフリカの黒人とアメリカの黒人の「文明化」の程度が示された。イギリス、アメリカに限らず他の列強諸国も植民地住人の展示に熱心であった。

  • 新書文庫

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著者プロフィール

吉見 俊哉(よしみ・しゅんや):1957年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。同大学副学長、大学総合教育研究センター長などを歴任。社会学、都市論、メディア論などを主な専門としつつ、日本におけるカルチュラル・スタディーズの発展で中心的な役割を果たす。著書に『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)、『大学とは何か』(岩波新書)、『知的創造の条件』(筑摩選書)、『五輪と戦後』(河出書房新社)、『東京裏返し』(集英社新書)、『東京復興ならず』(中公新書)ほか多数。

「2023年 『敗者としての東京』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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