親の介護をする前に読む本 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062884037

作品紹介・あらすじ

親の介護は切実な問題だが、深刻な問題だけに、どうしても目を背けがち。その結果、突然、年老いた親が介護が必要になる局面になってから、家族は否応なく怒濤の介護生活に突入する。事前に十分な準備をしておけば、質の高いケアを実施している施設に入所させることもできるが、何も準備がなければ、選択の余地なく、入所可能な施設に入れざるを得ない。しかし一見きれいな施設であっても、劣悪なケアしかできない施設も多い。介護施設に入所後、短期間で状態が悪化し、病院に転院、そのまま寝たきり生活という悲惨なケースも少なくない。こうした悲劇を避けるには、介護家族が必ず訪れる「その日」の前に、準備をしていく以外に方法はない。本書は介護業界に精通した介護ライターが書き下ろした、介護家族のための「超」入門書だ。ありそうでなかった、家族のための「介護の教科書」。必読の一冊だ。

感想・レビュー・書評

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  • 親の介護に直面した人が最初に読む入門本。
    制度やしくみ、問題点や気をつけるとこなど、一通り網羅しながらコンパクトにまとめられている。ケーススタディ的に、複数の異なるモデルケースを紹介しながらの説明なので、読みやすい。

    ・制度はバンバン変わっていること
    この本は2016年初版なので、その後も変わっていると思われる。これの最新版が欲しい!

    ・問題点も挙げられているが、それを指摘し改善しようと努力しているサービス提供者(医療従事者含む)の話がたくさん出てくるので、むしろ希望をもらえる。

    ぼんやり流されてはいかん!勉強せねば!と思わせてくれる良書。

  • 本当に介護するときには読めないと思い、勉強したくて手に取った一冊。図解もあって非常にわかりやすい!
    本当に良い施設の選び方や、介護サービスの細かい違い、実際の費用なども書いてくれていてわかりやすく面白い。
    とにかくわからないけど介護について学びたいという方はぜひ!

  • 介護ってみんなどうやっているのだろうと疑問に思い購入しました。
    細かい所まで丁寧に書かれているのと同時に、自分の親はどうして欲しいのだろうかと考えました。

  •  コンパクトによくまとまっている一冊だ。
     施設選びやサービスの受け方、費用などの留意すべき点がわかりやすく解説され、介護のイメージを学ぶにはちょうどよい。
     「認知症医療の「真実」」では、著者は怒りを顕にして適当な医療のあり方に対して警鐘を鳴らしている。これだけでも一読する価値は十分ある。

  •  親と自分の介護疲れの心を守ることができるかもしれません。

  • 東2法経図・6F開架:B1/2/2403/K

  •  「親の介護が必要になってから勉強したのでは間に合わない!」という本。
     第6章まで読んだところで期限が来たので返却。再読予定。

  • 本当に介護する前に読むのをオススメしたい。現在の介護制度から、介護施設、看取りの話にもすこし触れており、介護に臨むにあたり知っておきたい知識が充実している。施設選びや、制度の活用などの際のポイントも分かりやすくまとまっている。

  • この手の本は新しいもので更新しておかないと。最期の話はなかなかきついかな。

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著者プロフィール

1952年生まれ。医療・福祉・介護分野の取材や執筆多数。著書に『認知症をつくっているのは誰なのか 「よりあい」に学ぶ認知症を病気にしない暮らし』(村瀬孝生との共著、SBクリエイティブ)、『認知症の「真実」』『親の介護をする前に読む本』(以上、講談社)、などがある。

「2022年 『完全図解 介護に必要な 医療と薬の全知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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