- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062868600
作品紹介・あらすじ
苦難を乗り越え愛を育んできた常盤(ときわ)と薔(しょう)に、新たな試練が訪れる。教祖が突然下した異動命令により、竜虎隊(りゅうこたい)隊長の常盤は、椿とともに学園を離れることに。代わって赴任することになる常盤の叔父・蘇芳(すほう)は、学生時代の椿を弄んだ卑劣な男だった。過去の因縁から常盤を憎む蘇芳は、降龍(こうりゅう)の儀にかこつけて、常盤が愛し育てた薔を抱き、遺恨を晴らそうとする……!
感想・レビュー・書評
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シリーズ3作目です。
なに…なんでこんな毎回毎回
息つく暇もない怒涛の展開なのか…
1作目のレビューで「萌えポイント特盛り」と書きましたが、それ以前にこういう痛々しくもあるめちゃめちゃシリアスな展開って大好きなんですよね♪
誰もがいろんな思惑を抱えながら、
愛する者の苦難に傷つき耐えて幸せを祈る…。
もう薔だけじゃなく、みんな幸せになって欲しい!!と思ってしまう。
そんな中の病室エチですよ!
本作中、唯一の甘々激ラブシーンなのではないでしょうか?いや〜ん(≧∀≦)ってニマニマしながら読んだ直後に一転して急転直下な殺伐展開で、幸せなドキドキから不安なドキドキで、心臓が保たない(^_^;)
でもページをめくる手が止められないのよねぇ〜。
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シリーズ3作目。常盤と椿が学園を離れる事になり…。薔の嫉妬からの暴走に蘇芳の登場、薔の発声障害とずっとハラハラドキドキで。少しづつ真実が明らかになってるようでいて、それぞれのキャラ視点で書かれてるからどこまでが真実でどこまでみんなが知っているのか…。うーん。やっぱりまだまだ謎が多い(^^;; それにしても椿の真意は?狙いはどこにある? 益々続きが気になるし楽しみです。
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世間から隔絶された男子だけの学園で育った薔の禁断の恋。教祖からの屈辱的なテストをなんとかクリアした薔と常盤にさらなる危機が!
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『ブライト・プリズン』3作目です。
閉ざされた学園の中での陰謀と愛欲が、怒涛の展開を迎えています。めちゃ分厚い一冊なんですが、読み始めたら止まらなくなりました…
密かに愛を育んできた常盤と薔が離れ離れになってしまうことに。
薔にとって常盤と一緒に椿も本部に移動するという事実は苛酷ですよね。
今回は複雑な人間関係にスポットが当たっていました。特に真意がどこにあるのか読み辛いことこの上ない椿姫。椿が過去に負った傷がどんなに大きなものであったか、ひしひしと伝わってきました。愛する人には他に大事な人がいて、立場上手駒扱い状態ですからね。菩薩のような微笑を湛えたその胸の中にかかえた闇は計り知れないものがあります…
薔に対して時折ちくちくと恐ろしい仕打ちをするのは、抱えてるものがたまに堪えきれずに爆発しているんでしょうか?
怖いけどなぜか同情してしまう人です。
でも、常盤もブラコンで薔一筋なのかと思ったら、いまだに椿のことは引きずっているように見えて納得いきませんでしたね~
手駒として扱っていても、何だかすごく大切にしてるかんじ。
一方、椿にとっては楓雅や剣蘭ごときではたとえ独占できない常盤の代わりであっても、小物相手じゃ満たされないということなんですかね。
学園内の恋愛(身体の関係?)相関図がどんどん複雑になっていて脳内で絡まりました。贔屓生だけじゃなく、教団内の勢力図もプラスされましたね。教団本部や教祖さまの登場で893の内紛様相になってきてぐっと面白くなりました。
それから、実のところは楓雅と薔、常盤と剣蘭なんですね…薔だけが現在事実を知らないようです。
そういうことが少しずつ解明。時期教祖争いは、有力候補は楓雅の兄で常盤は年齢が若いこともあり劣勢です。
そういう全体図が理解できると楽しめます。
薔は後半893キャラそのものだった蘇芳のせいでひどい目に遭ったけど間一髪で一応安堵しました。でも薔が今後まだまだ襲い来る災難をどう乗り切っていくのか、目が離せません。 -
読み終わるのが勿体無くって、しばらく温めておこうと思ったけど、やっぱり読んじゃった。いいよね、次巻が出るの異常に早いし。風雅さんホントいい人だな~。椿さんは得体が知れないヒールっぽいけれど、私としては憎めないんだよねー。椿さんは風雅さんに癒されて欲しいなあ。ところでやっぱりいつもギモンなのは、神卸しの儀式は男性専用なんだと思うけど、女性信者の需要はどうしてんだろな?男性専用の宗教なのかしら?