聖キプリアヌスの秘宝 欧州妖異譚3 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062866927

作品紹介・あらすじ

英国のパブリックスクール、セント・ラファエロの最上級生、セイヤーズは従兄弟の遺品の「杖」が届いてから悪夢を見るようになる。憔悴する彼を心配した親友のオスカーは、卒業生のユウリに助けを求めた。「杖」にまつわる財宝伝説と魔法書。ユウリ、アシュレイはスペインのガリシアへ向かう。欲にかられた人々の野望をくぐりぬけ、ユウリは悪魔と契約してしまった魂を救おうとするのだが。

感想・レビュー・書評

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  • かっての寮生活の雰囲気がとても懐かしい今回.アシュレイとの関係に嫉妬するシモンが本当にかわいそう.シモンは何もかも恵まれているが,それゆえにユーリとのことは制約がかかる.お気の毒としか言いようがない.

  • 読了。

  • ドナルド・セイヤーズの従兄弟アンソニー・セイヤーズ、オスカー、ユウリは日本で潔斎中、ロバート・ベイカーの杖、

  • 普通に面白かった。久々に隆聖も一瞬wでしたが登場して嬉しい巻ですね。セイヤーズやオスカー、ダルトンまでサービス満点の一冊。しかしシモンの従姉弟はだんだんアホっぽくなっていくような気がしてしょうがない。初登場時はそんなこともなかったのに。それにしてもアシュレイは相変わらず素敵ですwアシュレイとユウリが登場していれば満足っす。

  • 漂うBL臭に、何だか微妙な気分に……。ラストのイラストとか、完全に狙っているとしか思えないんですが(笑)。
    まあ、話は面白いけど。

  • あーもう!!
    やっぱユウリとシモンの関係は難しい。
    シモンには立場があって、それは曲げられるものでも棄てられるものでもなくて。
    ユウリはそれをわかっているから、何よりもシモンが大事だから巻き込みたくない。
    でもシモンはユウリがものっすごく大事だから何からも守りたくて、アシュレイには負けたくなくて。
    番外編から欧州を読むとシモンの独占欲がよりわかりやすくなっているね。
    シモンのユウリにたいする感情のがより素直に描かれているのかもしれないね。
    逆にユウリはシモンが一番大事だから少し遠ざかったりもする。
    私としてはくっついてほしい願望強いからシモンに頑張ってほしいけど、立場が邪魔をするんだよなぁ。

  • 養子問題根深いな。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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