大中小探偵クラブ -神の目をもつ名探偵、誕生!- (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 219
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062855105

作品紹介・あらすじ

ぼくの名前は佐々井彩矢。背は低い。6年生だけど、よく3年生とまちがえられる。
背が低いことをのぞけば、たいした特徴のない小学生だ。でも、まわりからは「彩矢は、ものすごく変わってる」と言われる。
その原因は、ぼくが人よりも神経質な性格をしているからだ。自分でもイヤになるんだけど、細かいことが気になって仕方ない--。
そんな主人公の彩矢が、クラスメイトで大ざっぱな性格の大山昇と、常識的でしっかり者の真中杏奈とともに難事件にいどむ、本格ジュブナイル・ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 病院に行くのであわてて選んだ一冊。
    表紙の絵が気に入らなくて、しぶしぶ手にとったS。
    だけど、数行でウヒウヒ笑いながら熱中。
    はやみね、おそるべし。

    最後のとこ読んだら、バイバイなんたらにもこの先生出てるんだって。
    最後こうなるなんて思わなかった。昇、けっこうやるな。
    すげえ面白いのがさ、先生のかっこいい車見てさ、タイヤ四つついてるって言うとこ。
    でもさ、これ見てよ。致死率百パーセントのウィルス。ほんと、みんな死ぬっての。
    母ちゃんも読んだ方がいいよ。読んでみな。
    これさ、学校でも読んでたらさ、机の横を通る人がみんな、え?本読んでんの?って言っていくんだよ。
    シツレーじゃね?S11

    チビくんの学校でのイメージっていったい…。と思いつつ。
    「神の目を持つ名探偵」と言われる大山昇。
    でも実は観察力に優れているのは、細かい事が気になって仕方がない、彼の幼なじみの彩矢だった。
    二人の幼なじみの杏奈と風街先生を巻き込んで、第二次世界大戦時からの学校の謎に挑む。

    戦争とは、なんていうかなり重いテーマを学校の謎に絡めてテンポよく読ませる。
    小学校六年生にもなると恋バナなんかもあったり。
    学校の謎って大好き。
    学校が第二次世界大戦時は研究所だったとか、かつては塔があったとか。
    チビくんも続編読みたい!と大騒ぎ。まもなく出るそうなので楽しみ。

  • 神経質で些細なことが気になる小学生彩矢と大雑把な昇、しっかり者の杏奈という組み合わせが楽しい。
    大胆な仕掛けと緻密な謎解きのバランスが、キャラクターの性格とかけ合わせて読者を引っ張る面白さ。ミステリの魅力が詰まっています。

  • 私の大好きなはやみねかおる先生
    今回は途中でこの方いないのでは?と思いながら読んだ
    でも自分で物語を書くとしたら、いない事にできないから凄いなと思いながら読んだ

  • 3人が個性的で面白い。彩矢の神経質すぎるキャラクターがツボ。

  • はやみね先生新作。
    図書館で借りてわりと早いうちに読めたのは嬉しかった。

    はやみね先生の話は高頻度で(特に女性キャラ)イラッとすることが多いのだけどこれはなんとかまだ大丈夫そう。
    謎は割とあっけなかった感じもするけど、シリーズなので次も楽しみ。

  • "「彩矢は神経質なくせに、ちっとも、わたしの気持ちに気づいてくれないのね。」
    その横では、昇がふてくされる。
    「杏奈だって、おれの気持ちに気づいてくれないじゃないか。」
    「べつにいいじゃない。ノボゥは、クラスの女子からモテモテなんだから。」
    「まぁな。」
    うれしそうに微笑む昇。
    最近、昇は"神の目をもつ名探偵"と呼ばれている。"[p.21]

    表紙絵出る前はタイトルから学年が違う子たちかと思ってたけど同級生同士だった。
    椎名ちゃんにも秘密がありそうと思ったり。
    昇の行動は面白いなぁ。

  • 新しい感じで面白かったー!

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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