少年H(上巻) (新装版) (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062853606

作品紹介・あらすじ

昭和初期の神戸。好奇心が人一倍旺盛な「少年H」こと妹尾肇は、毎日遊ぶことに大いそがし。洋服仕立て職人のお父さん、クリスチャンのお母さん、やさしい妹、ゆかいな友だちに囲まれて、幸せな毎日を過ごしていたが--。
ヨーロッパで第二次世界大戦がはじまり、近所の兄ちゃんがスパイ容疑で逮捕されるなど、Hのまわりでも不穏なできごとが起こりはじめる。
軍事統制が厳しくなり、おかしいことを「おかしい」と言えない日々の中、Hは世の中に疑問を抱きながらも現実を見つめ、神戸二中に入学する。

感想・レビュー・書評

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  • 戦時中、まわりでおきたできごと、かんがえたこと。作者の少年時代のあだながH。神戸でキリシタン。

    C8293

  • Hがどうしても好きになれないんだけど、まあ男の子っていつの時代もああいう感じかな。

  • 父が外国人と仕事をすることが多く、他の子供と違い軍国少年ではなかったHは様々な人物と接することでさらに戦争に対して疑問を抱く。
    そんなHを通して戦争の悲惨さを書いた作品だった。

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著者プロフィール

妹尾河童
1930年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーを経て、1954年、独学で舞台美術家としてデビュー。以来、演劇、オペラ、ミュージカルと幅広く活躍し、「紀伊國屋演劇賞」「サントリー音楽賞」など多数受賞する。また、エッセイストとしても、『河童が覗いたヨーロッパ』『河童が覗いたインド』などの大人気シリーズで知られている。著書多数。『少年H』は、著者初の自伝的小説で、毎日出版文化賞特別賞受賞作である。

「2013年 『少年H(下巻) (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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