探偵チームKZ事件ノート クリスマスは知っている (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062853187

作品紹介・あらすじ

「こんなんじゃKZは解散だ!」いろんな事件を解決しても、新聞にもテレビにも出られず、リサーチ料も入らない状況に、すっかりクサってしまった目立ちたがりやのリーダー若武がついに「KZ解散」を発表!大ショックの彩ですが、「あの人」と再会したことにより、事態は思わぬ方向に…。「クリスマス」は何を知っているのか!?小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  •  砂原君推し確定よ。大きい人だ、そして素直。アーヤにはなんだか軽くフラれているけど、それはそれとして、砂原君に幸あれ…。
     っていう話とは別に、青い鳥文庫さんえ〜嘘でしょ、『クリスマスは知っている』でそれ言っちゃう?!と思ったくだりも…。そしてまたいつもながら扱う事件もヘヴィである。子どもがこんなもの読んで大丈夫か?!などとつい思ってしまうが、こういうところが面白いのかもしれない。

  • 砂原ーーーー!!!

  • ▼シリーズは続く。今回は以前に登場した砂原君が、いろいろ不幸があった末に「養子縁組」で優しいエリート弁護士男性の子供になって幸せ・・・と、思いきや。

    ▼なかなか人間のダークな側面が最後のカギになる。主人公の中一女子アーヤが、KZ探偵事務所のイケメンたちにも心揺れながら、砂原君のことも好きな心情がオモシロイ。

  • 子供に
    こんな運命を背負わせる物語
    すごいな
    重いな
    彼は
    どうなってしまうんだろうか
    こんなことがあった後で
    気になる展開です

  • 子どもにこんな負荷、可哀想…と思いながらも引き込まれて一気に読了。

  • それだけKZのメンバーであることに自らの存在意義を感じているなら、塾でも堂々としていたらいいのに。
    誰が彼女をこんなコンプレックスの塊にしてしまったんだ。
    身内相手じゃないと言いたいことも言えないなんて…辛いです。
    もっと辛い人いるけどね…。
    それにしても若武くんの性格はきつい…。

  • イヤイヤイヤ、望月と砂原のクリスマスイブのシーンは、もっとページ数を割いてもよくないか!?
    ここ、そんな数ページでアッサリ片付けていいの!?

    しかも砂原の境遇はヘビーすぎて大丈夫かな!?

    ちゅうか、アーヤ、もう、砂原にしとけ!!! カレカノ


    ああ・・・、そういえば砂原クンはヤンキーでしたネ・・・
    と、途中に思い出した・・・。全然ヤンキーっぽくないな・・・。
    だって言葉遣いでいうたら、若武のほうがよほどヤンキーぽいよ。だって、砂原のことを
    「すなーら」
    って・・・(しかも、「砂原」と書いてわざわざそんなルビを振ってくれてる)。

    昭和か! 昭和だよね、そういう呼び方!!

    エッじゃあ平成やったらどうなるかって・・・・・・・・・・・。

    スナッチ? ならんわ

    (所詮昭和生まれ)


    ああ、でも、砂原も「大丈夫」のことを「でー丈夫」っていうてるな。
    うんうん、昭和昭和。


    イヤでも、前回も登場したけど、スタバね。そこはマクドにしといてくれよ中学生。さらに
    「ググる」
    ちゅう動詞も出てきたわ。

    ググるという動詞は、アーヤは理解できず、黒木クンが解説してくれてるんやけど、そのときに
    「ああ・・・。これ、児童書やったね・・・」
    と、ボンヤリ思った。
    ググるは解説するのに、スタバはしないのか・・・。そんなもん??

    ちゅうか、スタバは解説のしようもない?

    「スタバって?」
    思わず口に出してしまって、私は、しまった、と、唇を抑えた。
    きっとまた、知らないの? なんてバカにされるって思ったから。
    けれど黒木クンは、あのドキッとするような眼差しで私を見て、丁寧に教えてくれたんだ。
    「全国チェーンのカフェだよ。自分でいろいろカスタマイズできるから、きっとアーヤの好きなカフェオレもあるよ」
    今度、一緒に行こうかって言われて、私はますますドキドキして返事ができなくなった。

    くらい、やったらええんかな。何書いてんねやろ私



    さて砂原ですけれども、私はこの子はあんまり嫌いじゃない。
    ちゅうのも、小塚クンに次いでわかりやすい子なので、好感が持てるよー。
    素直が一番。

    ほんまは、藤本氏特有の「何か、ある」のかもしれへんけど、境遇のわりには淡々としてるよね。
    このくらいでいいよ・・・。

    今回は最後の大事な場面で
    「好きな子の前ではがんばれるから、見てて」
    などと一生一代の告白をしたと思うのに、アーヤときたら
    「ここで見捨てたら友だちじゃない」
    って・・・。

    あれっ、秒殺でフラれてる・・・。

    なんでアーヤにしたら砂原は眼中にないんやろう・・・。この子、恋愛方面にはほんま興味ないよね・・・。
    「12歳。」を読んでるだけに、なんやろうこのギャップ・・・(笑)。


    とはいえ・・・。
    今回も砂原はアーヤにどさくさ告白を3回もやってるんやけど(そしてすべてスルー)、二度目の告白のときに居合わせた上杉クンが
    「コクるんじゃねー、バァカ」
    と、いうのに、なんやろうもうキュンキュンした・・・!

    ヤンキー口調といえばヤンキー口調のハズやのに、「バァカ」とか、上杉クンに言われてみたい・・・っ! @40才

    ひつこいけど、大人版KZには上杉クンと黒木クンと小塚クンが出るのよね?
    ・・・ううん・・・。大人が求めるキャラを、わかってらっしゃる・・・(笑)。

    まあその場合、アーヤは「砂原彩」になってれば、いいよ・・・。


    (若武ちゃうんか!!) うんもうこの子は渡米


    せやけど、「数の上杉」は、心理方面にも興味があるのか・・・。
    心理学にも興味があって、自身は倒れん程度に儚くて・・・、って、だから藤本キャラの王道いってるから!!!

    儚い人、好きやなー。
    儚い人というか、「何か、あるな」ってタイプが好きなんやろうな、きっと。

    いやいや、それよりも、わかりやすくまっすぐな若武先生にも愛を。

    (小塚クンはわりといい線いってるのになあ)

    愛がないといえば、奈子ちゃんの扱いもひどいよね。(;^ω^)
    サンタさんへ「いつももらってばっかりやから」と、いう理由で折り紙で作った作品をプレゼントしようという考えは、すごい素敵やと思うよ・・・。


    内容は今回も面白かった。
    ネタバレになるけれど、




    望月孝太郎と名乗る彼はじつは一つ上の兄なのかと思った。
    24年前のイブの事件で、兄弟が入れ替わったのかと思ったのよ。だって、あの事件後孝太郎は学力を落として、みたいなことも書かれてたから・・・。

    でもそんなことはなかったみたい。(;^ω^)
    そこまでしたら、ややこしいのか。

    それにしても次男なのに「孝太郎」やったり、お兄ちゃんの名前が出てこなかったり、望月家についてもかなり暗い。
    なんで砂原がそこまで望月に心酔したのかがちょっとわかりにくいので、望月に同情はできひんかってんけど・・・。

    面白いだけに、
    「ああっ、もう少しボリュームがほしいっ」
    って思ってしまうよね。いやいや、児童書、児童書・・・。


    あとはもう、黒木調査員スゴイ・・・。
    KZはこの子がいれば充分な気がするけど(せいぜい小塚)、大丈夫かな、そこらへん・・・。

    色々な能力はあっても、人間としての大事な部分がきっとかけてるんやろう、黒木クンは(たぶん)。
    そんな黒木クンからしたら、若武なんてポジティブのカタマリやし、陰な自分に対して陽なところが自分と真逆すぎてある意味尊敬する・・・、みたいな関係性なのかと思ってるんやけど、

    相変わらず若武の扱いがひどい・・・。


    藤本氏原作より(住滝氏作は)アーヤが可愛くなってるぶん、若武がどうでもいい扱いになってる気がするよー。
    もうちょっと、若武にしかできない何かをフューチャーしてほしいな。
    そうでもないと、この子がなんだかんだいうてリーダーとして一目置かれている理由が、わからん。


    ■■■■

    ■熱りたつ 

    いきり‐た・つ【▽熱り立つ】

    [動タ五(四)]激しく怒って興奮する。「審判の判定に観衆が―・つ」


    ■パーゴラ【pergola】

    軒先・庭などに作る格子状の日陰棚。フジ・バラなどを絡ませる。緑廊 (りょくろう) 。


    ■チューダー様式【Tudor style】

    イギリスのヘンリー7世からエリザベス1世にわたるチューダー王朝時代 (1485~1603) に興った美術,建築とその装飾様式。伝統的なゴシック様式にイタリア・ルネサンスの装飾的要素を加えた後期ゴシックの様式で,垂直的効果を特色とする。

    (2016.08.07)

  • す、砂原。。。幸せになって。。。

  • 夏ですがクリスマスのお話です。
    今回は、関わる人間が全くの他人だった前回と違い、
    仲間のためのお話だったのが良かったです。

    ・・・が、それゆえに最後がすっぱり切れすぎ!
    もちょっと補完のエピローグが欲しい!
    目の離せなさなども良かったのに、最後でぶちっと切られた感じ。

    ま、この次の本はまだ読めてないのでなんともですが;

    そもそも、所持しているのにこの本でのキーパーソンでもある、
    砂原君登場の「卵ハンバーグは知っている」を
    まだ読めてませんorz

  • いつもドキドキワクワクどんどん読みたくなっちゃうKZ!    今回はKZ解散?そんな中で大事件を解決しちゃう!?    とっても面白かったよ~

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著者プロフィール

千葉県生まれ。大学では心理学を専攻。ゲームとまんがを愛する東京都在住の小説家。性格はポジティブで楽天的。趣味は、日本中の神社や寺の「御朱印集め」。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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