自分思考 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 214
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062816540

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『裸でも生きる』
著者の初エッセイ。

やりたいことを見つけ、一歩踏み出し、続ける。
その行動の裏側にあった思考。

夢が見つかる一冊。

○「自分思考」とは……
自分を見つめ、見つけ出し、
あくまで自分の価値基準=主観を持って道を切り拓くこと。

○著者からのメッセージ
この本は、背伸びをしたり、見栄を張ったりせず、素直に、そして正直に、夢を見つけ、一歩踏み出し継続する過程で、自分自身と対話してきた私の心の変化を書きました。読んでくださる方にとって、一つの文章だけでも、明日からまたはじまる、人生のプラスになったらいいな……、と思っています。

感想・レビュー・書評

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  • 本の内容の濃さでいうと「裸でも生きる」の方がエピソードが詰まっているけど、こちらは「自分の主観を形作り、それを信じて一歩踏み出して、継続する」にはどうしたらいいかメタに振り返ってまとめられたエッセイでした。

    個人的には一番最後の章が刺さりました。
    まさに今こういう状況だから、こういう本を手に取ったんだな、と。

    「夢は雲だった」
    掴んだら、消えていってしまったんだ。そして、また空を見たら、新しい空と、新しい雲が浮かんでいた。

  • 山口さんの言葉と文章は、いつも自然体で等身大。そこがすごくかっこいいなと思うし、すっと心に入ってくる。

    ・笑顔は自分を守る唯一の魔法
    ・失敗のない成功はただのラッキー
    ・夢を達成することが幸せなんじゃなくて、夢までのプロセスに、すごく楽しいこと、苦しいこと、幸せな瞬間がたくさん詰まっている。その夢が大きければ大きいほど、そのプロセスでの醍醐味は大きくなる。

  • 最近、挑戦していることがあって、なかなかうまくいっていないので今読むのにぴったりの本だった。
    失敗に落ち込み、人と比べて落ち込んでいる私に勇気をくれた。「失敗がないストレートな成功は成功じゃなくてただのラッキー」というのが印象的だった。
    やりたいことは諦めずに挑戦していきたい!

  • 耳読で読了。

    自分の言葉で話す、自分の言葉と思考で自分の道を作り歩んでいく、そんな女性たちは、皆、自分の言葉を文字にして書き留めているように思う。

    最近、自分の意識が書くことに向いているからか、私の気になる人が皆、それぞれ書き続け、書きため、自分を振り返り、自分の経験と経験からの学び、自分自身の考えを確立して少しずつ歩んでいる事実に気付く。

    筆者、山口理恵子もその1人。

    自分の原体験を振り返る。そこから自分の原動力を探すこと。

    もっと高く、ジャンプするために沈んでいる。失敗したり、転んだりまた起き上がったり、そんな過程の中で人は魅力を増していく。

    彼女は行動の人。(賢い相当な多動型なんだな)
    けれど、行動の人の中でも夢を実現させている人は、自分の行動と経験を振り返り、そして行動を変え、また行動し続ける人なんだろう。

    以下、抜粋。————

    「私にとって「笑顔」は、笑っている表情とはちょっと違う意味がある。それは自分自身を守る唯一の魔法の道具だ」

    「笑顔はお金がかからない最高のおもてなしだし、最高の環境づくりだと思う。自分が笑顔じゃなくて他の人に笑顔になってもらおうなんて、不可能に決まっている。」

    —『自分思考 (講談社+α文庫)』山口絵理子著
    https://a.co/5x1Sgf7

  • 自分自身の原体験を振り返り、今の自分を形成する心の源や自分の素直なこころを知る。
    自分自身をよく知ることの大切さ。

    山口さんは、きっと途上国でいろんな経験をする中で
    自分自身と向き合い続けてきたんだろう。

    悩んだり、苦しいときにきっと自分自身に立ち返るということを繰り返してきたように感じた。

    本能的、直感的、自然体、自分を信じる。
    決して変わることを恐れずに、ほんのわずかなプラスでも前に進み続けようとしてきたんだろう。

    「最後進むかどうかを決めるのは正しさではなく自分の心」
    だからこそ、自分自身をよく知り、考え続け、成長し続けることが大切。


  • しょうもない自己啓発本やビジネス本を読むくらいなら間違いなくこちらを読むべし。

    YouTubeの情熱大陸と合わせて読むと、イメージがよりわかりやすいと思います。

  • - 動くことって、夢を見つけるためのチケット代みたいなもの
    - 悩み続けて出した自分なりの答え が大きな支えとなる
    - 夢のスケッチブックを描いてみる
    - 失敗が悔しいほどここで止めてしまったら完敗
    - 一番大事なのは続けること
    - 夢を追うそのプロセスが素敵なんじゃないか

  • マザーハウスの創業者のエッセイ。

    1番印象に残ったのは退路を断つということだった。退路を絶って、その道しかない人はそうでない人と顔つきが違うというのだ。
    私は常に逃げ道を用意しておきたいタイプなので、素直にすごいなと思う。
    私がやりたいことを貫くためには退路を断つべきかと思う。

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著者プロフィール

やまぐち・えりこ1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、当時アジア最貧国バングラデシュに渡り日本人初の大学院生になる。「必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動」という考えで23歳で起業を決意。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げ、株式会社マザーハウスを設立。バングラデシュ、ネパール、インドネシアの自社工場・工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリーなどのデザイン・生産を行っている。2016年現在、日本、台湾、香港などで28店舗を展開している。Young Global Leaders(YGL) 2008選出。ハーバード・ビジネス・スクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。毎日放送「情熱大陸」などに出演。著書に『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』『裸でも生きる2 Keep walking 私は歩き続ける』『自分思考』(いずれも講談社+α文庫)。

「2016年 『輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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