講義ライブ だから仏教は面白い! (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 321
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062816311

作品紹介・あらすじ

仏教は、こんなにヤバくて面白い!
仏教の核心とは何か? ゴータマ・ブッダという人は、何を考え、どう語ったのか? そして、仏教を「実践する」とはどんなことで、その結果いったい何が起こるのか?  「悟り」は実現できるのか? ――素朴な疑問に答え、仏教のいちばん大切な核心に、やさしく誘う対話篇。
『仏教思想のゼロポイント』で華々しくデビューし、かねてよりネットでは「ニー仏」として注目を集めてきた著者による、誰でもスルスルわかる基本講座へようこそ!

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!輪廻転生のところのイメージがすっかり変わった。そして、それに基づく涅槃のイメージも変わった。そして、マインドフルネスと仏教の関連もなんとなくわかった。反社会ではなく脱社会。ここらあたりをきちんと言わないとポストオウムの時代ではよくないんだよねえ。

  • 仏教を勘違いしていた。 学ぶものでも信じるものでもなく、見るもので、その見方を説法する

  • お釈迦様の悟りというものはどういったものだったのか、上座部仏教を修業した著者が迫っていく。

    「わかりやすく難しい事を説く」と評した宮崎哲弥さんの解説もよい。

  • ゴータマ・ブッダが始めた最初の仏教とはどういうものだったのか。大乗仏教(日本の仏教)との違い、本来の「輪廻」の考え方などが、今の人にもわかりやすい例えを使って語られる。講義ライブの書籍化とあって会話形式で書かれており、読みやすい。

    仏教やマインドフルネスに興味はある人はもちろんだが、そうでない人にも、見識を広げるきっかけとしておすすめめしたい。

  • 『仏教思想のゼロポイント』からの流れで本書を読みましたが、逆の順序のほうが良かったかも知れません。ニー仏さんの人となりもよくわかる良書です。

  • これはかなりすっきりした。聞き手がいる講義形式で開祖たるゴーダマ・シッダールタが説いていた仏教について少しずつ学べます。ブッダが説いていた仏教がいかなるものなのか、輪廻と言うのはどういう考え方なのか、解脱とか悟るとは何を目指しているのか、解脱したり悟るためには何をすべきなのか、凡人に関するオッパイの喩えがよく出てくるのが面白くでも分かりやすくてとても腑に落ちる。本書の説明だと、例えば輪廻で我々が長年積み重ねてきた業だとか、産まれながら条件付けられていることなんかは、現代的なは遺伝だとか物理法則なんかで解釈しても良いのかもしれないと思った。
    さらに、成仏だとか縁起だとか日常使われる仏教用語の意味が分かったり、日本での仏教、大乗仏教なんかについても本書でその雰囲気は理解できます。

  • 仏教の難しいところを易しく描こうとしている魚川さん、新しい風ですね

  • 魚川祐司は思ったより、表現が上手くない。

  • 再度

  • 大乗仏教の数ある経典を「同人誌」のようなもの、と例えているのは凄い。また、煩悩の例えとして繰り返し「おっぱい」を持ち出すのには笑ってしまったが、確かに本質をついている。おっぱいを「脂肪の塊に皮を張りつけてあるだけのもの」と頭の中で何度唱えてみたところで、目の前のおっぱいに欲情してしまうこの性癖はいかんともし難い。悟り=解脱は、このような煩悩から解放されること。定=集中力を高める修習を行うことが、解脱するための方法、とのこと。

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著者プロフィール

1979年、千葉県生まれ。著述・翻訳家。東京大学文学部思想文化学科卒業(哲学専攻)、同大学院人文社会系研究科博士課程満期退学(インド哲学・仏教学専攻)。2010年以降はミャンマーやタイに居住し、現地にてテーラワーダ(上座部)仏教の教理と実践を学ぶ。著書に『仏教思想のゼロポイント』(新潮社)、『講義ライブ だから仏教は面白い!』(講談社+α文庫)、訳書にウ・ジョーティカ『自由への旅』(新潮社)などがある。

「2018年 『感じて、ゆるす仏教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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