あらしのよるにスペシャル ひとりぼっちの ガブ (あらしのよるにシリーズ)

  • 講談社
3.65
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本棚登録 : 200
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062785051

作品紹介・あらすじ

「あらしのよるに」の主人公、オオカミのガブが小さかったころのおはなしです。シリーズ300万部突破!「あらしのよるに」の世界からうまれた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • あらしのよるにシリーズの外伝。
    メイと出会う前、まだ小さいガブの話。
    ガブのお父さんは立派なオオカミだったけれど、群れを守って死んでしまった。
    そんなお父さんを誇りに思って真似しようとしていたガブだけれど、仲間と争って順位を決めることに疑問を持つ。
    バリーに言われ仲良しだったグルリと順位を決める戦いをしたとき、ガブはわざと負ける。
    そこからガブは群れで一番の下っ端になってしまい、誰も相手にしてくれなくなる。
    あるとき、群れが食料難で困っているときに、ガブが鹿の群れを見つける。
    急いで帰る途中で怪我をしてしまうけれど、みんなに伝えれば見直してもらえるかと思う一心で群れへ急ぐ。
    でも、もはやだれもガブの話を聞こうとするものはいなかったが、グルリだけがガブの話を聞いてくれた。
    やっぱり友達だ、と思うのもつかの間、ガブが見つけたということは知らされずグルリの手柄になっていた。
    それでもお母さんだけはガブのことを分ってくれ、お父さんも見ている、と言ってくれるのだった。
    崖の上にうずくまる2匹を月が照らしだす。

    ガブの小さいころ。
    メイと出会って変わったのではなく、元から争いを好まない性質だったのか。
    意外にもいい話。

    本編にも出てきたバリーも登場してちょっと懐かしい。

  • 刊行シリーズを読み進めるほど切なくなる…。
    ガブがこんな生い立ちとは…。
    もはや韓国ドラマ並。

  • ボランティアの方の読み聞かせ
    *********
    ★2023.7(1-1)

  • 子どもが泣きました(>_<)
    それくらいせつない、でも心優しくなる作品。

    あべ弘士先生の作品大好きです!

  • ガブ…優しすぎるんや…狼向いてない

  • カブが子供の頃のお話です。心のやさしいカブ。

  • あらしのよるにを読んでないのになぜかこっちを借りてしまうふみちゃん…
    ガブをそもそも知らないふみちゃんにはひたすらつらすぎる話だったようで、ショックを受けてしまい、もう絵本はいいや…と、読み聞かせた日は一日中、一切絵本を開かなかった。

  • 【あらすじ】
    ロングセラー「あらしのよるに」の世界からうまれた絵本
    ほんとうに しんじられる ともだちがほしい。
    たたかわなくても いい ともだちが。
    「あらしのよるに」の主人公、オオカミのガブの生い立ちを描いた、感動の絵本!


    【感想】

  • 「あらしのよるに」のガブの生い立ち.やっぱりガブはもともと優しい狼だったんだ.

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著者プロフィール

東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。

「2022年 『おでかけ版ごあいさつあそび+ピイちゃんパペットギフトセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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