ソラチルサクハナ<薬屋探偵怪奇譚> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 223
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774864

作品紹介・あらすじ

桜の樹の下で盗んだのは、一枚の呪いのお札だった。それ以来、掏摸を働いた桐の周囲で、気味の悪い出来事が頻発。悩んだ桐は、妖怪雑事相談所「深山木薬店改」を訪ねるのだが…。果たして、師匠も兄貴もいなくなってしまった"薬店"で、ひとり頑張るリベザルは真相に辿り着けるのか?新シリーズ開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 空やザギがいなくなった薬屋。店長にはリベザルがなっていて十数年。引っ越しもした。
    ピザ屋でーす、で秋登場。妖奇譚の後、すぐ読んでるけど、なんか懐かしい秋。
    ザギは原型のママが多い。
    店長リベザルが秋を雇うことにw

  • 新シリーズ始動と聞いて楽しみにしていました。成長したリベザルに驚きましたが、変わらない秋や座木の様子に、ああ薬屋が帰ってきた…!としんみり。個人的には久しぶりに読むミステリーでわくわくしています。

  • 前シリーズの1巻(銀の檻を溶かして)を思い出す雰囲気の、出だしの巻。
    前シリーズの最終巻でバラバラになった薬屋の面々だけど、やっぱり3人には一緒にいて欲しいね。

    前回のキャラクターも何人か出てきて、中でも悠竒は存在感が増して、かつ上手く作品にも馴染んでいたと思う。

    1番驚いたのは、謎解きよりも歌の正体。
    前シリーズの謎も一緒に明かされたけど、少しショックな内容だった。
    今後、リベザルと歌がどうなるか楽しみ。

  • これもシリーズだったんですね!
    でもここからでも全然読めたのですが、やっぱり独特な世界観があるので、最初から読んだ方が分かりやすいのかもしれませんね
    物語は・・・・呪いの正体はっっみたいな感じだと思ったのですが現実的で分かりやすくて良かった

  • 講談社の薬屋シリーズ続編第一弾。
    前シリーズ『薬屋探偵妖綺談』から7年後の薬屋。
    一人になったリザベルが店主となり持ち込まれた呪いのお札に挑む。

    いやホントに久しぶりで懐かしさの方が大きかった。7年の時の流れでリザベルが変わってしまったことに少し寂しさを覚えつつも、『パチン』でキタコレ感が凄かった。あと感情が溢れ、必死に隠していた仮面の裏が見えたときはあー我慢してたんだと。ただミステリーとは呼ぶには少し遠い気がするがする。

    あと高里さんの相変わらずの風景描写をお読みできて感激でした。

  • 妖綺談の最後から7年後のお話。リベザルでは最終的な謎解きは無理だなぁと思っていたら、ピザ屋か。
    懐かしい子が大きくなっていたりして、7年経つと、秋は見た目は子ども、戸籍は32歳のおっさんかぁと。

    個人的には7年後の眠そうな高遠さんを見てみたい氣もするのですけどね。
    桐はすれてるけど、純粋な子だと思った。ああいう子は繊細。

    怪奇譚の序章みたいなお話。

  • 薬屋探偵妖綺談シリーズから7年後。深山木薬店改の新店長・リベザルの元に、呪いのお札が持ち込まれる。
    リベザル1人で依頼を解決することが出来るのか・・・

    妖綺談シリーズを読み始めてから時間が立ち過ぎた・・。もう一回、さらっと、彼が登場した巻を読み直そうかな?

  • 前シリーズの最後でバラバラになった薬屋
    リベザルは自分で店を継ぐことにして「深山木薬店改」の店長になった
    それから7年

    手探りで捜査を始めるリベザルだが次々と事件は起きていくのを止められない…

    來多川と悠竒が御嘘感知装置で容疑者特定を図る
    そこへやって来たピザ屋秋!

    リベザルが長いと感じていた、7年振りの再会も果たしてみれば時間はすぐに埋まっていく

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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