福沢諭吉 国を支えて国を頼らず(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765718

作品紹介・あらすじ

日本を代表する偉人・福沢諭吉。しかし、一万円札の人、慶応の創始者、『学問のすゝめ』の著者以外、あまり知られていないのではないだろうか…。武士の家に生まれたにもかかわらず門閥制度を否定し、いち早く英語を身につけ外国へと渡る。自由を尊んだ彼は、日本を近代国家へと導いた立て役者であった。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻は中津の下級武士から慶應義塾創設までの成り上がりの人生を描く。結構インチキくさい事して危ない橋を渡っているのだが、基本的にはヨイショ本なのでその辺はオブラートに包んで美化されている印象。とはいえ、嘘は書いていないと思うので、福沢の前半生を知るには調度いいと思う。

  • 若干扇情的な描写が鼻につくものの、福澤諭吉の思想の形成過程が分かりやすく描かれており、なかなか面白いです。
    なお、下巻の内容は福澤諭吉を取り巻く人々等の話が中心となっており、彼の思想や生い立ちなどを知りたいのであれば、上巻を読むだけで十分だと思います。

  • 福沢諭吉からの視点で書かれているので綺麗に描かれているところもあるだろうが、時代の流れと福沢の才気が相まって面白いエピソードが積み上げられている。

    学問のすすめは学生指導の際に紹介したいな。

  • 諭吉先生から学ぼうと思ったけど別に諭吉先生からじゃなくても学べることに気がついたのでとてもいい本です。

  • 日本人にとって今必要な考えが詰まっていると思う。
    明治時代は特に日本の成長、変革の時代なので読んで損はしない。

  • 福翁自伝を第三者の視点で書き直したような作品。弟子達の活躍や、他者が諭吉をどのように評していたかについても触れている。

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著者プロフィール

昭和35年12月24日愛知県名古屋市生まれ。東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家として富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長等を歴任。平成20年6月末でみずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。
著書に『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞)、『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』『佐治敬三と開高健 最強のふたり』(以上、講談社)、『陰徳を積む―銀行王・安田善次郎伝』(新潮社)、『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』(PHP研究所)、『西郷隆盛 命もいらず名もいらず』(WAC)、『胆斗の人 太田垣士郎―黒四(クロヨン)で龍になった男』(文藝春秋)、『乃公出でずんば 渋沢栄一伝』(KADOKAWA)、『本多静六―若者よ、人生に投資せよ』(実業之日本社)などがある。

「2022年 『稲盛和夫伝 利他の心を永久に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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