海紡ぐ螺旋 空の回廊 薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764742

感想・レビュー・書評

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  • 「薬屋探偵」シリーズ最終巻です。全13巻ですが、続編シリーズ出ておりますので、こちらが気に入りましたら、ぜひそちらも読んでみてください。

    引用の文は、リベザルの台詞。最後に叫ぶんですけど、健気すぎて泣ける……。秋くんのことを「俺は大好きです」と言うリベザルの叫びには、これまでの年月に込められた想いが凝縮しているんだよね。秋がリベザルに囁く言葉は、うれしいんだけど、かなしかった。秋がリベザルに残したもの。

    全員応募サービスの本(非売品)の秋視点の短編が、また切なくて……。以下、サービス本からの抜粋です。
    「何度撒いても付いてくる子供の為に、安心して留れる家を用意した。
    人見知りで今にも消えそうな子供が、助けとなる人脈を作る時間は充分にあった。」
    最初から別れを想定したものではあったのだけれど、秋くんがどれだけ座木さんとリベザルのことを考えて想っていたのかが、強く伝わってきて、なんとも言えなくなってしまった。秋くんが1人で旅をしている間に、無意識のうちに何度も座木さんやリべくんのことを思いだしている姿が切ない。秋くんは大好きだったんだなあ、大切なひとたちと一緒にいるときの心地好いあったかさが。だから、また一緒に居たかったのかなと思うと、それはそれでまた切なくなってくる。

  • この巻で妖綺談シリーズは完結ということで。時間作ってもう一度シリーズを読み直したいと考えています。
    授業でホームズに魅了されてミステリーにちょっと目覚め、薬屋に手をだしました。
    はっきりいって自分はあまり頭を使って本を読むほうではないので、ちょっと薬屋は難しかったです。でも読んでいるときのわくわく感がたまらなくて、がんばって最終巻までたどり着けました。
    たどり着いたと思ったら、まだまだなぞが多くて…でもこのシリーズ独特の雰囲気というか、この香りが好きなので読み返しがんばりたいと思います。

    次も文庫化しないかな~。

  • シリーズ最終巻。
    面白かったし、謎が解けた時のスッキリ感は相変わらずでしたが、読み切るまでにだいぶかかってしまったので、時間があったら途中からもう一度読み直したい・・・

    あ、次のシリーズも読まなくては!

  • 文庫既刊全巻読み

  • 借り物。

    この人は、伏線ないなぁほんとに。
    タイトルに意味はあるらしいが伝わらないなぁ。

  • 薬屋探偵妖綺談、最終巻!
    読み終わってから、表紙の絵に戻って涙。
    ミステリとしても、すごい本だけれど、それ以上にリベザルの成長っぷりにこちらの背筋もしゃきっと伸びます。・・・・・・もう一回シリーズの最初から読み直さなくちゃ。

  • 4/14 再読

  • 一応の完結!アキの秘密も一つ、明かされました!

  • 買ったは良いけど
    まだ未読。

    全巻読んでから読む予定。

    表紙の秋にきゅんきゅんです←

  • 「薬屋探偵妖綺談」シリーズはこれで終わりだそうです。
    文庫版で読んでたけど、結構読んだなぁ。
    この厚いシリーズを(笑)

    今回も2つの場所で事件が展開していく感じ。
    薬屋のって何箇所かで話が進んで、最後に一つにまとまるのが多いなぁ。
    証言偽装は……なるほど。確かに、ていうか前提が覆されるってすごいな。

    さて、秋はどこにいったんでしょうか。
    最後に出てきたのは秋とゼロイチの会話な気がするんだけど、どうなんだろう。
    そいえば、秋は吸血鬼でしたか。
    なるほど。確かに香りをエネルギー源いえばそうだね。
    吸血鬼といえば「ポーの一族」が思いつくけど、いろんなところにふわふわ行く点では同じかも!?

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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