メディアの支配者(上) (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763837

感想・レビュー・書評

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  • フジ産経グループの成り立ち、鹿内一族の歴史と栄光からの日枝さんのクーデター。前編はこの辺まで。
    ずっと読みたくてやっと読めた。
    ちなみに司馬遼太郎は元々産経新聞の記者なんだと。

  • フジ・サンケイグループの成り立ちから紐解いたノンフィクション。
    個人的には、ここ10年ぐらいの間にフジテレビはオカシクなったなぁ、という印象を持っていたのだが、実は会社設立当時からトンデモナイ会社であることがよく分かる。
    マスメディアの内情を知る上でも読んで損はない本。

  • 新書文庫

  • フジテレビといえば「鹿内」さん、と思っていたら、いつのまにかその名前が出てこなくなり、いつのまにか「日枝」さんという方が全権を掌握しているような構図になっていました。

    まず、「鹿内」さんがどうやって巨大メディアを作り上げ、そして総帥になっていったのかがこの一冊でわかります。

    こんな手があったのか、こんなこと、やっていいのか、といろんな意味で、感嘆させられずにはいられないでしょう。

    混沌とした時代だからこそ、こんなひとがでできたのであって、現代では、とても無理では、ありますが。

  • 事実は小説よりも奇なり、ってね。よく言ったものですね。

    どす黒。
    権力に固執する人間の醜さに気持ち悪くなる。


    メディアの力って恐ろしいよね。受け取る側(視聴者)の意識を、ある程度意識的に統制できてしまう。
    あらためてげっそり。

    メディアと政界、財界が切っても切れないのは、まぁわかりきったことだけど、ここもこうつながってたのね、とか
    知らなかったことが出てくるのでちょっとおもしろかったです。

    読み物としての完成度がどうかは別として、勉強になりました。

  • クーデターの場面は、スリル満点でワクワクする。世襲制企業にクーデター多いのもわかる。

  • メディアの先頭を走るフジサンケイグループの闇を丹念に取材している。優れたコンテンツ能力を誇るフジテレビとグループの歴史とのギャップが面白かった。ただ、この上巻に関しては、登場人物も多く、非常に読みづらい点が難点。

  • not good at all...

  • フジサンケイグループというメディアグループの成り立ちと、その権力の源泉、変遷が歴史と経済の視点から書かれています。ホリエモンの買収騒動に至る流れも分かりやすく、読み応えがある一冊です。

  • フジ・サンケイグループの鹿内家の小説版。
    日枝さんの鹿内家追い出しから読者をひきつけるね。

    そのあとの戦後の話は少し飽きたけど。

    共同調査会、TBS、NHK、ニッポン放送のなりたちなどが
    絡み興味深い。

    下巻も一気に読もうー。

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著者プロフィール

1960年生まれ。フリーランスジャーナリスト。月刊『文藝春秋』記者として「事件の核心」「黒幕」「悶死―新井将敬の血と闇」などを執筆。2000年に独立。フジテレビを支配した鹿内家の盛衰を描いた『メディアの支配者』(上・下、講談社刊)で講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞をダブル受賞した。

「2019年 『二重らせん 欲望と喧噪のメディア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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