We are 宇宙兄弟 宇宙飛行士の底力 (講談社+α新書)

著者 :
制作 : モーニング編集部 
  • 講談社
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本棚登録 : 203
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062727525

作品紹介・あらすじ

日本人宇宙飛行士と彼らを支える人々のインタビュー集。

感想・レビュー・書評

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  • 毛利衛
    山崎直子
    油井亀美也
    大西卓也
    金井宣茂
    野口聡一
    内山崇
    山方健士
    相良久美子
    古川聡
    星出彰彦
    若田光一

  • 図書館で借りて。2012年の本で大西さん油井さん金井さんがまだ宇宙に行っていない。
    仕事本という感じで、各章の最後のデータファイル(影響を受けた本・映画、先輩からの助言など)がなかなか印象深い。
    山崎直子さんのご主人が本を出されていることをこの本で知り、絶対読みたい!

  • 宇宙に携わる方々の思いを記した一冊である。宇宙飛行士はお高く見えるかもしれないがチームのことを考える一員であることがわかる。地球と宇宙で距離は離れているが私たちが日々働く会社と同じようにやりたいことをやるためにどうしたら良いかを考えるチームの1人であると感じられる。
    若田光一宇宙飛行士が「透明人間のようなリーダーになりたい」と述べている。自分の理想像とも近く非常に共感した。

  • 全てに含まれる何か
    宇宙に行けなくなることの方が怖い
    男性には働くことしか出来ない
    リーダーシップとフォロワーシップは表裏一体
    面白かったことときつかったことは同じ
    手を離したら落ちると思ってしまう
    自分がどんなに訓練で疲れていても、周囲をきづかうことができる余裕がある

    あなたがやらなかったら誰がやるの?

    宇宙飛行士には自己管理能力が問われる。
    間違いを引きずることは絶対に許されない
    コミュニケーションをしっかり取る
    今なすべきことは何かを考える

  • 宇宙飛行士になる事を考えてもいいかな?息子の話です!

  • なぜか、宇宙兄弟のイラストが挟んである。
    いらねんじゃね。
    宇宙飛行士へのインタビュー記事などがメインである。
    ひとりひとりの記事がやや短く物足りない。
    この本とは別に、その人の本をよむべきである。
    宇宙飛行士として、気になった点は一つ、山崎さんが宇宙へ行った後に、すぐにやめてしまったことである。何年もかかって、訓練をしてきたというのに、しかしなぜ、・・・
    もっと、宇宙への貢献を果たしてしかるべきでないか。
    実に残念であろうか

  • み、短い...。

    一人一人のページ数が短いよ~。

    何かの雑誌の読み切りの連載かなんかだったんだろうか。
    本としては、人数を半分にして一人あたりの量を倍にしてほしかった。
    あるいは、本のページ数を倍にしてもよいと思う。

    宇宙飛行士になるような人たちって前向きでスマートで話が面白い。

  • ・中国の老子は「有能なリーダーが仕事を終えたとき、人々にはその事柄が自然に起きたように見える」という言葉を残した。透明人間のようなリーダーは私にとっての理想のリーダー。by若田光一

  • 今さらながら宇宙兄弟にどハマりしたらまた文豪Hちゃんが貸してくれた本。
    宇宙飛行士とJAXA職員がそれぞれの仕事を語るインタビュー本です。これまた面白かった。
    まず私が無知すぎるので、宇宙にこんなに行った人がいたんだなあ〜と実感できたこと。また、スーパースペシャルな人ばかりというイメージだけど(実際すごい人たちだけど)、実は日々の仕事を淡々とこなしてる普通の仕事人であり、タイプも色々なんだってことがわかるというのが良かったです。

    最近宇宙兄弟やこの本のおかげで、新しい視点がいっこふえました。「グーみたいな人がいて、チョキみたいな人がいて、パーみたいな人がいる。どれが強いっていうのはない」っていうこと(これはムッタのセリフです!ぜひ漫画読んで!みんな!)。簡単にダイバーシティとか多様性とか言うけど、結局はビジネス本にあるような綺麗でわかりやすくて単一化した尺度でしか人をみてないケースが多いと思う。「リーダーシップ」とか、「女性」とか、「外国人」とかね。でもそーじゃなくて、「のんびり」とか、「気が早い」とか、「地味」とか、「仕切りたがり」とか、「気が強い」とか、「おしゃべり」とか、そーゆー個性も普通に宇宙飛行士だって持ってるし、色々いていいってことが実感できたのが、すごく良かった。(もちろん、仕事に必要な性質をのばしたり、悪い癖をなくすのも重要だとおもうけど)

    最近年取ったのか、自分の性格が嫌になったり、ふとした時に相手が自分を責めてるように感じてイラっとすることが少し多くなってました。自分にますます無力感を感じたりして。でも最近のプレイで、実際は地味な仕事ですけどここはNASAだと思うようにしたら、相手も相手の個性だし、自分もこれ自分の性格だし、別にそんなに気にしないでいっか、って思えるようになりました。ほんのすこーしだけど。
    宇宙レベルの仕事と考えたら、色々大したことないんじゃないかって思えるから、なかなか面白いプレイです。おすすめです。

    話がずれましたが、この本で面白かったこと書いときます

    ・ 宇宙飛行士や職員のかたに共通しているのは、「できない」「無理」「いつかは」という言葉が嫌いだということ。なるほどね、できないって思ってたら宇宙までとべないもんね。できるぞーって思う人が集まる職場だからこそ皆さん楽しいのではないかと思います。そういう意味では、環境づくりって大事だなあ、と改めて思います。

    ・ISSに滞在した野口さんが、ロシアとアメリカのインストラクターの違いを語る部分が面白かった。アメリカは生徒がお客さんだから、楽しませるしすごく生徒に協力的で質問にもすぐ答えてくれる。でも、インストラクターを一生の仕事にする人は少ない。ロシアは生徒は丁稚奉公の弟子で、何十年もインストラクターやってる大家みたいな先生がいる。そして、先生の頭の中にデータベースがあって、簡単に情報は渡してもらえない。でも生徒が真剣に引き出しにかかればいくらでも教えてくれる、と。
    これ、まさに私が趣味でやってるフィギュアスケートの世界と同じ。アメリカ系をくんでるコーチは生徒を楽しませるのが上手。パッとわかりやすくて、教え方もうまいです。一方でロシア系の先生たちは自分たちの持ってる知識や経験をすごく大事にしていて、大人相手であっても情報が漏れるのを嫌います。でも大人相手にも本質的なとこを教えようとしてくれて、真剣に向き合うと返してくれる。どっちがどう、というのではなく、違いがあるなあという文化を、野口さんが的確に語ってくれていて嬉しかったです。

    ・ ISSでコマンダーをつとめた若田光一さんが、リーダー像のひとつとして「気づいたらミッションが終わってた」という環境をつくることをあげていたこと。前に出るわけでなく、必要なサポートを適切に行う。あれ、気づいたらできてた、これ知ってた、とメンバーが思えるようになってる、と。これまたカッコいいリーダー像だなぁと思いました。

    ・同じく宇宙飛行士の星出さんは必要な能力のひとつに、失敗しても、次!って切り替えられる能力をフィギュアスケートを例に挙げておられました。うーん、学びたい。まずフィギュアにおいて学びたい。転んでもめげないように。。。

    ・NASAの研修では「big picture」「think ahead」という言葉を学ぶそうです。かっこえー。覚えとこう。

    つーわけで今日も宇宙飛行ミッションのクルーだと思って仕事に向かうようにしてみます。あれ、big picture すぎるかな。。。

  • 宇宙飛行士は特別優秀なスーパーマンの様に考えてしまうが、実は努力しているからこそという事が分かる話。

    そしてネガティヴな言葉を嫌う人が多い事が共通点としてあると感じた。

    気に入った言葉
    夢を叶える秘訣は、夢を持つのが第一。持ったら他の人に話す事。
    他人と比較して自己をアピールするのではなく、私は○○をしたいから、こういう準備をして来た。と、しっかり説明しながら自己アピールすれば誰でも話を聞いてくれる。
    逃げ道を残せ。
    You have to look good than feel good.

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著者プロフィール

門倉紫麻(かどくら・しま)1970年、神奈川県に生まれる。慶應義塾大学卒。Amazon.co.jpエディターを経て、フリーライターに。「FRaU」「ダ・ヴィンチ」「モーニング」、北海道新聞などで、主に漫画に関する記事の企画・執筆を行う。「レタスクラブ」にてコラム「すべてマンガに描いてある」連載中。2009年から宇宙関連の仕事を開始、ウェブ「JAXAクラブ」内「宇宙のお仕事ガイドブック」、JAXA発行の人工衛星広報誌「サテカフェ」、ムック「we are 宇宙兄弟」などで宇宙飛行士や研究者へのインタビューを手がける。
著書には「週刊少年ジャンプ」作家へのインタビュー集『マンガ脳の鍛えかた』(集英社)がある。

「2012年 『We are 宇宙兄弟 宇宙を舞台に活躍する人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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