ニンジンの奇跡 畑で学んだ病気にならない生き方 (講談社+α新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062725835

作品紹介・あらすじ

無農薬・無化学肥料を貫く百姓道。アトピーも克服!大地からもらう本当の健康!のべ1万人の食事指導で納得!植物や虫たちの「声なき声」に耳を傾けろ。

感想・レビュー・書評

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  • とにかく持論、何の証明もない、でも経験論なので妙に説得力がある。
    けど所々突っ込みどころが満載。
    面白いのは、以前に読んだ「本当は怖い有機野菜」と内容と同じ箇所が多いところだ。
    対称的な二冊に本に思えるが、共通点が多い。
    あれはダメ、コレはダメ、との記述が多いが、その解決方法の記述は極めて少ない。
    本当に化学肥料は石油から作られているのでしょうか。

  • 循環農法という農薬、化学肥料を使わない方法で野菜を育てている著者の循環農法にたどり着くまでと、病気になりにくい食事方法についてなどが書かれている本。

    土の足りてない栄養素を補うために草が生える。
    イネ科やスギナはカルシウムを補うために生え、
    その後ナズナ、ハコベが生えてくるなど、自然はそれだけで循環しているという。
    広い視野で観察することの大切さが分かる。

    アトピーの女性が訪問してきたことで、畑の原理を人間の体に当てはめて考えるようになったという。
    なぜアトピーの女性が、筆者を訪ねてきたのかは、書かれていないが、アトピーの出る場所によって、食生活が分かる
    までになったそうだ。

    食事法については、マクロビオティックで言われていることなので、新しさはなかった。

  • アトピーも克服!!大地からもらう本当の健康!
    無農薬・無化学肥料を貫く百姓道
    のべ1万人の食事指導で納得!植物や虫たちの「声なき声」に耳を傾けろ!

    百姓という言葉が、なぜ、差別用語になっているのか、不思議でなりません。百姓は「百種類の作物を作る職人」という意味があるそうですが、「百人の女を生き生きとさせる」とも読めます。百姓ほど尊い仕事は、この世にないのではないでしょうか。私は50年以上、百姓道を歩いてきて、百姓が嫌だと思ったことは一度もありません。完全無農薬の田んぼや畑でいただく日々の感動は、言葉では言い表せないほどです。今の時代は、なんでもお金が大事で、お金をもうけるためなら、人さまの命を犠牲にしてもいいようなことまで平気でやってしまいます。でも、『イワンの馬鹿』のイワンのように一生懸命百姓をしていれば、何もいりません。全部、大地からいただけます。

    ●『複合汚染』を読んで
    ●4人に1人はアトピーの時代
    ●アトピーの出る所でわかる食生活
    ●農薬や化学肥料は毒物!
    ●病気の人は「塩切れ」が多い
    ●主食には命のある玄米を
    ●断食のすすめ
    ●間違った減塩思想
    ●田んぼは自然生態系の基本
    ●生きた森を取り戻さなくては

  • 赤峰さんの本、三冊めです。
    甲田先生とかと考えは同じですが、医者じゃないところがスゴイです。
    書いてあることはだいたい以前のものと同じだと思いますが、
    改めて情報を確かめることができました。
    私も地球や身体にやさしい農法で自分で野菜を作って健康的な野菜を食べたいと思いました。

  • 著者は無農薬、無化学肥料の循環農法を実践するその道では有名な方です。
    その著書を読んでみました。
    内容は著書のこれまでと考えかたの集約が書かれています。個人的には途中、「ちょっと過剰では?」なんて思いも起こりましたが最終的には著者の考えに汚染されそうです(笑
    中には、アトピーや現代病への問いかけもあり、悩んで方は一読してもいいかもしれませんね。
    実際に著者の下で様々な人が助かってるみたいですし。
    自分も農業に携わる人間として著者の考えは納得でき、できることは実践・体感したいと思います。
    でも、現実問題・・・・・難しいよねぇ~・・・・・

  • あるべき農業の姿。
    農業だけでなく、病気など
    人間の本質を教えてくれる。
    すばらしい実践の記録だ。

  • ◆12年の歳月をかけ完熟堆肥の作り方を完全マスターし、祈るような気持ちで成長を見守ったニンジン。 
     やっと完成した無農薬・無化学肥料の畑づくり。見事な出来映え、理想のニンジンを前に「自然の全ては循環している」と悟った著者。その循環農法で野菜を育てながら、のべ1万人の食事指導も行い、アトピーの克服など、病気にならない生き方を説く。(S)

  • 皆さんのレビュー通り、多少突っ込みどころあり。
    けれど、五十年続けてこられた農業からくる経験則や食事療法は都会に住む人間にも参考になる所は多い。
    例えば私は疲れた時には、お茶に少し自然海塩を混ぜて飲むが、飲んでしばらくすると疲れが和らぐのを感じる。
    本自体は読みやすく、三時間程度で読めるものなので気になったら読んでみてはいかがでしょうか。

  • 「奇跡のリンゴ」で有名になった木村さんとは別に独自で無農薬・無化学肥料農業を実践されている方の本。
    所々突っ込みどころありますが、試行錯誤を繰り返し実践してこられたのが文章から伝わります。
    それにしても家業を継いで昔から農業されているのに太陰暦と農業のつながりを知らなかったというのには驚きました。
    地域によって度合いは違うと思いますが、近代化で昔から伝えられてきた様々なことが断絶しているのだと感じました。

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著者プロフィール

1943年、大分県生まれ。

「2023年 『食のいのち 人のいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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