大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 798
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062721271

作品紹介・あらすじ

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はどう違う!難民キャンプとはなに、戦争と貧困の原因は!?-民族の愛憎の歴史、コーランの教え、社会の約束事などがわかる。

感想・レビュー・書評

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  • 割合初心者向けなのだけど、内容が時間とともにあっさり変化していくのでこの本が出た当時の情報が歴史になってしまったりするがその前の歴史は調べておくとわかりやすいのかも。
    この当時も揉めてたけど未だに揉めてるんだなって、変わらなさに当然なのか悲しむべきなのか悩む。

  • 令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。

    評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、時間が取れず読了できなかったためにこの評価になっています。

    2022年5月2日作成

  • 再読。アフガニスタン情勢のニュースを聞くことが増えて『イスラム教って何だったっけ?』と思って読んだ。わかりやすく解説してくれる。
    まとめの、多宗教で互いを認め合っている日本だからこその平和、というのがしっくりきた。宗教の違いによる争いが無くなりますよう。

  • 歴史がわかればニュースがかわる。確かに。
    池上さんの本は、ストックの情報がわかりやすくまとめられている。

  • ちょっと内容は古くなっていたが、さっぱり分かっていなかった中東辺りの話が整理できた。

  • 各宗教の比較と中東問題の背景とが簡潔に説明されていた点で勉強になりました。

  • スッキリコンパクトな記述で良いと思います。

  • ●豊かな自然に囲まれた土地では、人に優しい神を生む。厳しい自然の中では、人を厳しく律する神を生み出す。
    ●マルクス曰く「宗教はアヘンだ」虐げられた人々が宗教を信じることで、この世の様々な矛盾を解決しようとはせず、ひたすら「あの世」に期待するようになると言う意味。
    ●モーセは預言者。予言ではない。未来のことを言うのではなく、神の声を人々に伝える人のこと。旧約聖書ではこうした預言者が何にも登場します。
    ●「新約聖書」はイエスの弟子たちが生前のイエスの行動や発言などをまとめたものです。「マタイによる福音書」など4つの「福音書」が中心です。「福音」とは「良い知らせ」と言う意味です。
    ●中国にもイスラム教徒は多い。ウイグル族に信者が多かったから、回教と伝えられていた。今はそう言わない。
    ●もともとコーランとは「声に出して読むべきもの」と言う意味です。ですから黙読するのではない。様々な韻を踏んでいて、独特のリズム持ち、大きな声で読み上げると、まるで音楽の様に美しく響きます。さすがにこれは日本語訳を読んでも伝わりません。
    ●イエスも「預言者」の1人。人間であり、神の子ではありません。神は唯一の存在なのだから、神の子などいるわけがないと言う。ここがキリスト教とは異なります。他にも、ノア、アブラハム、モーセも、そしてムハンマドも人間。
    ●五行のひとつ喜捨。収入の2.5%程度を貧しい人に寄付する義務。これをした人は、この世で善行を積んだことになり、それだけで天国に近づくことになります。受ける人にとっても、「喜捨をさせてあげた」と言うことになり、わざわざお礼を言う必要ないと言うことにもなります。
    ●豚肉が駄目な理由は、昔、豚の病気が流行って、食べると病気になる恐れがあったのではないか?
    ●複数人妻が持てる理由。戦死などで幼い子供を抱えて生活に困る女性たちを救う目的。親子の生活を助けることが奨励された。しかし四人まで。

  • さすが池上さんで、要領よくまとめてくれてました。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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