ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷 (メニム一家の物語 1)

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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062654012

感想・レビュー・書評

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  •   どうしてこの本のことを、こんなに誰も知らないの??とっても不思議です。
      英国の地方の町に、メニム一家が暮らしていますが、彼らは、周囲の人々とから隠れるようにひっそりと暮らしています。なぜなら、彼らは、等身大の布の人形の一家だったからです・・・・。
     なんといっても、永遠のティーンエイジャーを生きるアップルビーが最高!

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    ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷
    (メニム一家の物語)

    1995年10月31日 第1刷発行

    作者:シルヴィア・ウォー
    訳者:こだまとこも(こだま ともこ)
    画家:佐竹美穂(さたけ みほ)
    発行所:株式会社講談社

    作者はイングランド北部の出身 公立中学校国語教師の後、図書館勤務を経て、創作活動に入る。
    ガーディアン賞受賞

    ------カバー袖より
    ブロックルハースト・グローブは、郊外によくある市場横丁の、丁度上手にあたるところの住宅街。
    どの屋敷も大きな一戸建てで、生垣でしっかりと囲われた庭が付いていた。メニム一家の住む五番地が、丁度真名にあるのだが、この家族についてのことは、近所でもほとんど知られていない。
     メニム一家は、血と肉でてきた人間ではなかった。家族全員が等身大の布の人形という、愛すべき一家だったのだ。しかも、生きている!
    四十五年間、平和に続いてきた魔法の世界が、突然舞い込んだ一通の手紙によって、重大な危機にさらされた。家族の愛と絆をユーモア豊かに描く、感動の秀作‼


    続編もあるよ。

    扉にはタイトルと11人の人影‥。何人家族でしょう?

    「緑のマント」イギリスの作家、ジョン・バカンの冒険小説。元の持ち主はアルバート・ボンド(らしい?)
    ~~~~~~~
    やっと読み終わりました。ほぼ30年前に作られたお話。
    このころの児童書ってこんな感じだったでしょうか‥?
    登場人物の紹介とネタ転がしがかみ合わず、後半の3割くらいはおもしろかったかなって感じです。

    人形たちが暮らす家に人間が訪ねてくる、さぁどうする‥。ってところからお話がスタートして、たくさんの家族がいる分、衝突やトラブルが有ったり、屋根裏から新しい発見を引っ張り出すことになったり。

    自分の暮らしの中で家に乾燥室ってものが無くて、ちょっと想像ができませんでした。スキー場にある、乾燥室なら知ってるけど、個人宅に有るのかな?

    このお話の舞台はイギリスのニューカッスル・アポン・タインという町だそうで作者さんの暮らすところとのこと。イングランドだけどスコットランドにごく近い工業都市だそうです。

    主人公は誰だったか? 多分アップルビーでしょうか?
    40年以上思春期をやっているのは、くたびれるでしょうね。それを取りなす周りもですけどw
    一応、それぞれになったので次はどんな転がり方をするのかしら?

  • 「ブロックルハースト・グローブは、郊外によくある市場横町の、ちょうど上手にあたるところの住宅街。どの屋敷も大きな一戸建てで、生け垣でしっかりと囲われた庭がついていた。メニム一家の住む5番地が、ちょうど真ん中にあるのだが、この家族についてのことは、近所でもほとんど知られていない。メニム一家は、血と肉でできた人間ではなかった。家族全員が等身大の布の人形という、愛すべき一家だったのだ。しかも、生きている!
    40年間、平和に続いてきた魔法の世界が、突然舞いこんだ一通の手紙によって、重大な危機にさらされた。家族の愛と絆をユーモア豊かに描く、感動の秀作!!」

  • お気に入りでした。

  • ブロックルンハースト・グローブにある住宅街。そこの5番地に住む家族のことを誰も知らない。そこに住むメニム一家は血と肉で出来た人間ではなく、布とパンヤで出来た等身大の人形だったのだ。40年以上平和に暮らしてきたメニム一家。しかし、突如舞い込んだオーストラリアからの1通の手紙が一家を重大な危機に陥れるのだった。


    小学校のときに図書館で借り読んで以来だった。古い屋敷に人形の一家が住んでいるってことだけしか覚えてなくて、たまに記憶の引き出しから引っ張り出して「あれはなんていう物語だったかなぁ」って思うぐらい。20年以上振りに読んで、はー面白かったってなった。


    いくら人形でも暮らしていかないといけない。食費はかからないけど、家賃や光熱費はかかる。お金が必要。だから、おじいさんは雑誌に投稿し、おばあさんは編み物をし、お母さんは裁縫、お父さんは夜勤の警備員。子どもやちは、家のことを仕事として日々を暮らしている。なんかそこは妙にリアルというか、人形としても「働かざる者食うべからず」(実際には何も食べないけど)なんだなぁと思った。


    あと洋書あるあるかもだけど、読んでる途中で誰が誰だか分からなくなるときがあるけど、この物語はそれぞれに個性があるのかストンと入ってきたかんじ。最後まで分かった。だから、小学生のときに読んだのに覚えていたのかなぁとか思った。


    1通の手紙がメニム一家を危機に晒すけど、結果的に救われた人が何人かいて良かったな。


    2019.10.13 読了

  • 人間の家に、人間のように暮らす、人形の一家の物語。

    おじいちゃんおばあちゃんから孫やお客さんまでメニム家の人はたくさんいるのに、それぞれのエピソードがあるし個性も強いから、こんがらがらなくてすむし、にぎやかで楽しい。前半ではちょっとした事件をまじえて家族の日常を紹介する感じで、後半ピルビームがでてくるあたりから物語がうごいてくる。あとがきにもあるけど、とてもイギリス的なお話。スービーとピルビームが好き。小学校のころとかに読んでたら夢中になってただろうな。

  • 小学生の時に読んだ本。
    児童書の割にかなり厚さがあって、読んだ後の達成感を今でも覚えている。

    多分、一生忘れられない本。
    人形が人間と同じように動き、暮らすファンタジーと、ちょっと黴臭いような、湿った雰囲気のあるお話。
    このわくわくは、ハロウィンのわくわくに似ている。

    大人になって、シリーズを集めたいと思ったけれど、絶版だと知った。近所の図書館にあるといいな。

  • 家族愛だよな
    布で出来ていることの哀しさを共有している
    世の中は、動いていても
    自分の中では止まっている

    いろんなことが重なって
    物語がすすんで
    彼らも幸せになれたかな

    角野栄子さんおすすめの本

  • 面白い設定の物語。
    そして、シナリオもよくできていると思う。小さいころに読んでおくべき、不思議な一家の物語。

  • 10年ぶりくらいに再読。やはり、いい。

    実家にあるが、今回は図書館で借りて読んだ。
    イギリスの児童文学、ファンタジーは心地よい。

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