- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062647731
作品紹介・あらすじ
謎の男、ケイキとともに海に映る月の光をくぐりぬけ、高校生の陽子がたどりついたのは地図にない国-巧国。おだやかな風景とは裏腹に闇から躍り出た異形の獣たちとの苛烈な戦いに突きおとされる。なぜ、孤独な旅を続ける運命となったのか、天の意とは何か。『屍鬼』の著者が綴る愛と冒険のスペクタクル。
感想・レビュー・書評
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30年以上前に書かれたとは思えない。今までこの物語の存在を全く知らなかったとは、あまりにも無知でした。大きな世界観で描かれていて、当初女子高生向けにスタートしたと知って更に驚きました。
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しっかりとした世界観に浸りたくての再読。
これでもかと痛めつけられる主人公の姿に歯を食縛りつつの読書。
夢も希望も善意もない世界をたっぷり見せつけらる本書、結末を知ってるとは言え次巻が楽しみ。
ささ、下巻へ。 -
ケイキは酷いやつだ!
中嶋さんが可哀想すぎる。
きっと救いは有るのだろうと下巻に期待します! -
中嶋陽子。いい子、優等生、手のかからない子。だけど、居場所がない。
ゴゼンヲハナレズチュウセイヲチカウトセイヤクスル
許す
ヒョウキ、カイコ、ハンキョ、ジュウサク、そしてジュウヨウ。
虚海。
達姐(たっき)、蒼猿、海客の松山誠三。 -
以前から名前は知っていましたが
スルーしてきた作品。
知り合いに勧められ読んでみましたが・・・
これがおもしろい!
「僕僕先生」のような中国ファンタジーではなく
あくまで中華風味ファンタジー。
中華思想を背景にしたその世界観が非常に興味深く
はまってしまいました。
春秋戦国時代にが実はこんな世界だったのでは・・・なんてね。 -
濃い灰色の空気。。。臙脂色の彩り。。。蒼い猿。。。