遠藤周作歴史小説集 2

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 22
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062618021

感想・レビュー・書評

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  • 加藤清正と小西行長の対立する生き様を描いた秀逸な作品。
    グッド!!

  • 内容(「MARC」データベースより)
    秀吉の臣下、武人加藤清正と商人小西行長の宿命の対決。

    行長が秀吉様の近習として長浜時代から仕えてる設定です。代わりに吉継がいません
    宿敵、というからには清正と行長の対立が見れるのかなと思いきや、
    行長は夫婦で秀吉様に対し面従腹背でひたすら暗闘を繰り広げており
    あんまりこの二人にスポットは置かれていない感がありちょっと残念でした。

    この行長は厭世主義的な衒いがあって諦観を持って関ヶ原にも参戦してますが
    その割には敗走したりで人格付けにもちょっと疑問がありました
    あとこの三成は天下を狙い、太閤暗殺を目論む三成です^^;
    清廉潔白な三成が好きな方は注意です。あまり出番はありませんが。
    清正好きにはオススメかも?行長に比べ、出番はいまいち少ないですが

  • 清正vs小西

  • 加藤清正のお話。

    小西の嫁、逆恨みしすぎだろ!!

  • 熱いぜ、清正公。熊本県民皆が熱い思いを駆り立てられること間違いなし。宇土櫓の由来を知り、目頭が熱くなりました。

  • 後半生の小西行長。「宿敵」加藤清正とのこともありますが、キリシタン、また秀吉の朝鮮出兵など面背服従の生き方を選び、宗教心を試されるようにされて鬱々と悩んでます。あまり歴史小説とは言えないかも。ちょっとマイナス思考というか、悲哀を感じます。角川から文庫化。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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