- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062594974
感想・レビュー・書評
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ダイエットの具体的な話をだしながら、思考パターンなどの問題を明らかにしている。ダイエットに問題がある人でなくても、参考になる部分が多い。また読みたい。
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SNSで知り読んでみた。ダイエット依存症は、ダイエットそのものというより育ってきた環境が影響しやすい。食事だけを改善しようとするのではなく、依存症に至ってしまった要因を知る必要がある。
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キャッチーなタイトルで、図書館で手に取ったら
思いがけず(と言っては失礼だけど)すごく良書だった。
人を評価する、たとえばあなた太ったねとか
いうのは本来、評価する側が安心したい等
評価する側の事情が多分にあるのに、
言われてしまうと言われた側が傷ついたりする
とても暴力的な構造、というのにはなるほどと。
実際の症例(摂食障害未満ではあるけれど)が
わかりやすく、共感する部分もあった。 -
493.7
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この本を読んで、社会も変わってほしいなと感じた。ありのままの自分を肯定されてきた経験が乏しい子、いい子でいなければならなかった事情など、ダイエット依存にはまるきっかけは様々。「やせさえすれば」「やせたら○○しよう」と考えているうちに大切な人生が終わってしまう。
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この本は「やせすぎは(健康面で)よくない」という建前と「やせ(て自信を持ち)たい」という本音の間のギャップを埋めることを目指して書かれたらしい。
万年ダイエッターを見ていると、素人目にも病的な人もいれば、やせることが目的というよりもダイエット法を試すのが趣味なんだろうなって人もいる。
摂食障害未満でも(もちろん摂食障害も)生活に支障をきたすならそれはきっと当人にとって辛いことであるはずだから、「病気以前」に(も)目を向けるってのは大事なことだと思う。
心構えとかメカニズムみたいなことがメインで、コミュニケーションの改善など実際どうすればいいかは他の本でという感じ。
心理方面にあんまり興味がないような「ふつうの(愛されるためのどうのみたいな雑誌を好むような)」女性が手に取ってくれるといいな。
・イラストが良い。
表紙を見て、本を開いて、まず目に入った扉絵のインパクトよ。
・男性への「ハゲ」と女性への「デブ」はほぼ等価の罵倒。
キャラ設定を強いられるあたりとかなるほど言われてみれば納得できる。
参照「ハゲを生きる」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/4326652225
・「守ってあげたい」は「囲っておきたい」と同義。
・加齢による変化を受け入れることの大変さを今の日本では個人がどうにかするしかない。思春期にせよ更年期にせよ、同じ立場の女性たちが思いを吐き出して繋がる場がない。
・日本のマスコミの摂食障害に対する意識が低いのは、それを気にする人(女性)が上にいないってことだろうか。
・先進国なのにやせすぎの妊婦http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/4480066039 -
20代の女性には是非読んでいただきたい!!
摂食障害の人が日本には10人に一人の割合でいる。
それなのに、日本のメディアは、諸外国に比べて摂食障害に関する問題をとりあげない。
そんな問題意識を、摂食障害の一歩手前の「ダイエット依存症」という形で、精神科医である著者は、すごく、私たち20代の女性を中心に広がるダイエット思考、痩身思考について、すごくわかりやすくまとめてある。
今までの摂食障害の本とは違って
日頃私たちが考えておくべき自分の体のとらえ方やダイエットの危険性について、深く考えさせられる。
摂食障害になる一歩手前で、多くの人がこの本に触れてくれればいいと心から思います。